研究成果展開事業(研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP))平成28年度第2回募集における新規課題の決定について「ステージⅠ(戦略テーマ重点タイプ・産業ニーズ対応タイプ)」

JST

 JST(理事長 濵口 道成)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)のうち、平成28年度募集におけるステージⅠ(戦略テーマ重点タイプおよび産業ニーズ対応タイプ)の新規課題14件を決定しました。

 A-STEPは、大学や公的機関などで生まれた研究成果の実用化を目指す研究開発フェーズを対象に、課題や研究開発の特性に応じた最適なファンディングを設定し、総合的かつシームレスに推進するものです。

 本年度は、JST 戦略的創造研究推進事業などの成果を基にテーマを設定した研究開発を支援する、戦略テーマ重点タイプおよび、産業界に共通する技術課題解決のための基盤的研究開発を支援する、産業ニーズ対応タイプにおいて新たに各1テーマを設定し、両テーマの下で行う新規課題を募集しました。

 平成28年8月26日(金)から10月5日(水)までの間に募集を行い、合計81件の応募がありました。募集締め切り後、プログラムオフィサーおよびアドバイザーによる書面審査および面接審査を実施し、新規課題を決定しました。今後、契約などの条件が整い次第、研究開発を開始する予定です。

<採択課題一覧>

戦略テーマ重点タイプ
研究開発テーマ:エネルギーの有効利用を支える次世代定置用蓄電技術の創出
プログラムオフィサー:金村 聖志(首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 教授)
採択課題(3件)
  • カリウムイオン電池およびカリウムイオンキャパシタの基本技術開発
  • 太陽光発電の高効率化を可能とする新型キャパシタの開発
  • 超高エネルギー密度、本質安全および長寿命な鉄-空気二次電池Shuttle Batteryの開発


産業ニーズ対応タイプ
技術テーマ:セラミックスの高機能化と製造プロセス革新
プログラムオフィサー:目 義雄(物質・材料研究機構 特命研究員)
採択課題(11件)
  • セラミックスプロセスチェーン最適化を目指した構造形成過程のリアルタイム3次元OCT観察法による理解とその制御因子の科学的解明
  • セラミックス粉体の超微粉砕技術の確立と革新的粉体プロセスの開発
  • 非鉛圧電配向体の焼結しない低温作製法の確立 ~IoTセンサーおよびエネルギーハーベスター応用に向けて~
  • フラッシュ焼結の学理構築と革新的焼結技術への展開
  • セラミックススラリーの新規分散評価技術を中心としたスラリー特性の完全定量化による湿式成形プロセスの高度化
  • ナノブロック高次秩序化による配向性ナノ構造体の開発と表面ドーピングによる高機能化
  • 単結晶ナノキューブの自己組織化を利用した新成形技術の開発
  • 無焼成セラミックスプロセスの解析とそれに基づく革新的材料の創生
  • 磁気科学プロセスによる単結晶性セラミックスの創出
  • 反応性プラズマを援用したセラミックス材料のダメージフリー形状創成・仕上げ加工技術の開発
  • レイヤード結晶シェルによる“単一結晶面粒子”の創製とその超精密機能化

 テーマ概要、採択課題概要、プログラムオフィサー総評などの詳細については、下記のリリースページを
ご覧ください。
 http://www.jst.go.jp/pr/info/info1237/index.html

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会社概要

URL
https://www.jst.go.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都千代田区四番町5番地3 サイエンスプラザ
電話番号
03-5214-8404
代表者名
濵口 道成
上場
未上場
資本金
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設立
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