【参加者募集中】人間らしさとウェルビーイングの未来とは? 立命館先進研究アカデミー(RARA)主催シンポジウム、3月12日開催
2025年3月12日(水)9時30分~14時20分開催 立命館創始155年・学園創立125周年を記念し、「動的な知覚・行動とウェルビーイングの未来図」をテーマに、認知科学のトップランナーが集結します
立命館大学(京都市中京区、学長:仲谷善雄)の先導的・先進的研究者の集まり「立命館先進研究アカデミー」(英語名称:Ritsumeikan Advanced Research Academy(RARA))は2025年3月12日(水)、シンポジウムを開催します。
「動的な知覚・行動とウェルビーイングの未来図 ───『揺らぎ』の時代に認知科学が紐解く、心の姿」をテーマに、認知科学の最前線を担うゲストとRARAフェロー/アソシエイトフェローが最新の研究動向を解説・議論します。
シンポジウムは立命館創始155年・学園創立125周年を記念し、立命館大学朱雀キャンパス(京都市中京区)で開催するとともに、Zoomライブ配信で一般公開します。参加申し込みを受付中です。Peatixからお申し込みください。
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立命館大学の挑戦──
先導的・先進的研究を担う中核研究者集団「RARA」
立命館大学では、学園ビジョンR2030「挑戦をもっと自由に」のもと、社会共生価値の創造とイノベーションに取り組む「次世代研究大学」の実現に向けて歩みを進めています。
2021年、さらなる研究高度化を牽引する制度として先導的・先進的研究拠点の形成を担う中核研究者の集まり「立命館先進研究アカデミー(英語名称:Ritsumeikan Advanced Research Academy(RARA))」を設立しました。
多様な研究者を繋ぐNodes(結合点)としてリーダーシップを発揮する研究者たちを「RARAフェロー」、先進研究拠点を形成するポテンシャルを有する研究者たちを「RARAアソシエイトフェロー」に任命し、「志」「共創」「変革」「信頼」という4つの行動指針のもと、総勢42名が研究活動と成果発信を進めています。
このたび立命館大学は、22名のRARAアソシエイトフェローの中から、和田有史・食マネジメント学部教授のRARAフェローへの昇格を決定しました(就任は4月1日付)。
注目が高まる認知科学。立命館大学・京都大学・大阪大学からトップランナー5人が集結し、心身のウェルビーイングと、豊かな未来社会への課題を問う
本シンポジウムは和田アソシエイトフェローが中心に企画したもので、立命館大学・京都大学・大阪大学から知覚・行動・認知研究のトップランナー5人が集結します。
アフターコロナの社会で、私たち人間のあり方や生活は劇的に変化しています。生成AIの急速な発展が、人間の認知や行動を大きく揺さぶり、新たな可能性と未来への課題を提示しています。社会が激変し価値観が揺らぐ現代において、私たちが人間らしさを失わず、ウェルビーイングを求めて、豊かな未来を描くヒントとは──。
シンポジウムでは認知科学の最前線の研究動向から質感認知、五感統合、行動の動因、認知の不定性を切り口に紹介し、私たちの知覚や行動がどのように現れ、どのような変動を含むのかを解説します。そしてこの揺らぎの中で、改めて心身のウェルビーイングがどのように形成され、未来社会にどのような影響を与えるのかを議論します。
「自分が見ている世界は、本当にそのままの現実なのか?」「人間らしさを失わず、より豊かに生きるとは?」こういった問いを深く考える機会として、ぜひシンポジウムにご参加ください。
立命館創始155年・学園創立125周年記念
2024年度立命館先進研究アカデミー(RARA)主催シンポジウム
「動的な知覚・行動とウェルビーイングの未来図─『揺らぎ』の時代に認知科学が紐解く、心の姿」
開催概要
◆日時
2025年3月12日(水) 9:30〜14:20(入退場自由)
◆会場
立命館大学朱雀キャンパス5階ホール+zoomライブ配信
◆参加費
無料・事前申込制(定員になり次第、申込受付を締め切ります)
◆定員
現地参加 400名/オンライン参加 500名
※注意事項:
オンライン配信は、zoomウェビナーを使用いたします。
当日の視聴用URLはお申込後、改めてご登録のメールアドレス宛にご案内いたします。
◆使用言語
日本語
◆申し込み方法
Peatixからお申し込みください。
◆申込締切
2025年3月9日(日)23:59
◆登壇者プロフィール
西田 眞也 SHINYA NISHIDA / 京都大学大学院情報学研究科 教授
専門は感覚・認知情報学。心理物理学的アプローチで人間の運動知覚、質感知覚などの仕組みを研究。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所上席特別研究員等を経て2019年度より現職。
科研費学術変革領域研究(A)「実世界の奥深い質感情報の分析と生成」領域代表。博士(文学)。
八十島 安伸 YASUNOBU YASOSHIMA / 大阪大学大学院人間科学研究科 教授
専門は行動神経科学。摂食行動における学習・記憶や情動、動機づけの脳・生理機構を分子・神経回路・行動などの多階層的視座から解析することで、人や動物の行動を司る生命機能の”精妙さ・美しさ”の解明に取り組んでいる。2017年度より現職。博士(人間科学)。
和田 有史 YUJI WADA / 立命館大学RARAアソシエイトフェロー / 食マネジメント学部 教授
専門は実験心理学。“食”をモチーフに多感覚知覚、消費者認知などの研究を行い、人の心のメカニズムの解明とその知見に基づく応用技術の開発を目指している。農研機構食品総合研究所主任研究員等を経て2017年度より現職。博士(心理学)。専門官能評価士。
布山 美慕 MIHO FUYAMA / 立命館大学RARAアソシエイトフェロー / 文学部 准教授
専門は認知科学。科学技術振興機構(JST)CREST研究課題「量子的認知状態の遷移とその効果:不定性の価値と制御」の研究代表として、本質的な定まらなさをもつ認知状態とその効果の研究を、主に文学や芸術の認知を対象としてすすめる。2016年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。2022年度より現職。博士(学術)。
モデレーター:定藤 規弘 NORIHIRO SADATO / 立命館大学RARAフェロー / 総合科学技術研究機構 教授
専門は画像診断学、システム脳科学。機能的MRIを用いて認知、記憶、思考、行動、情動、社会能力などに関連する脳活動計測を行っている。自然科学研究機構生理学研究所教授を経て2023年度より現職。博士(医学)。放射線科専門医。
グラフィックレコーダー:守隨 佑果 YUKA SHUZUI
幼稚園教諭、 絵本の出版社でのプロモーション、保育園運営会社の管理運営を経て、フリーランスに。
2018年よりグラフィックレコーダーとして活動を開始。
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