「小型機対応の旅客搭乗橋(PBB)の開発と日本初の導入」で国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰(第12回)を受賞
◆ 床の高さが最も低い機種も含め全機種に接続可能
◆ 雨天時も傘不要に、高齢者やお身体の不自由な方の不便を解消
◆ 雨天時も傘不要に、高齢者やお身体の不自由な方の不便を解消
三菱重工グループの三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社は、宮崎空港(愛称:宮崎ブーゲンビリア空港)ターミナルビルを運営する宮崎空港ビル株式会社と、国土交通分野におけるバリアフリー化推進に多大な貢献が認められ、第12回「国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰」を受賞しました。受賞理由は「小型機対応の旅客搭乗橋の開発と初の導入」です。両社は、日本初のターミナルビル2階フロア搭乗ゲートから直接小型機に搭乗可能な旅客搭乗橋(PBB:パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ)の共同開発を進めた結果、これまでになかった新しいタイプのロングPBBが完成。これにより、高齢者やお身体の不自由な方の不便を解消し、利便性を高めることに貢献しているというものです。
小型機対応ロングPBBは、宮崎空港の国内線に就航する通常サイズの旅客機に加え、小型で床の高さが最も低い機種(DHC8-400)までを含めた全機種にPBB規定で要求される緩やかなトンネル傾斜をキープして接続できるようヘッド構造、昇降装置、走行装置、トンネル部などの設計を総合的に見直して製品化。2017年に2基が宮崎空港に配備され、同空港では「ひなたらくちんブリッジ」の愛称で呼ばれています。
従来のPBBでは、座席数80人前後のタラップを装備した小型旅客機には直接接続できないため、乗降客は雨天の時には片手に傘、片手に手荷物を持って階段の昇降と駐機場の移動を余儀なくされていましたが、新開発PBBにより問題が解消されました。
三菱重工交通機器エンジニアリングでは、2010年に段差のないフルフラットPBBを開発したのを皮切りに空港のバリアフリー化に取り組む一方、利便性の高い鉄道ホームドアなど幅広い交通分野のバリアフリー化にも力を注いでいます。宮崎空港ビルでは、同PBBの運用と並行して地域密着のユニバーサルデザイン整備を積極的に推進しており、他の地方空港ビル整備の模範となる一連の取り組みも併せて評価されたものです。
今回の国土交通大臣表彰を励みとして、さらなる空港施設の高度なバリアフリー化や不便緩和に取り組んでいきます。
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