「サウジアラビア・コンテンツセミナー」マンガプロダクションズと日本のアニメ・ゲーム・マンガ会社、共同制作についてのパネル・ディスカッション

3月25-26日「アニメ・ジャパン・ビジネスデイ」に並行して出展、アサティール『未来の昔ばなし』発表

Manga Productions

アニメなどコンテンツビジネスを手がけるサウジアラビア(以下サウジ)のマンガプロダクションズ(本社:リヤード市)は、3月26日都内有明のホテルで開催された「サウジアラビア・コンテンツセミナー」に参加しました。同セミナーは日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催し、サウジからマンガプロダクションズ・77メディア社、日本からは東映アニメーション株式会社・株式会社KADOKAWA・株式会社SNK・みずほ銀行が参加し、コンテンツ制作の状況やサウジ学生のインターンシップ、これからの課題を発表しました。

同セミナーは、サウジの長期国家戦略『サウジビジョン2030』に貢献するイベントとして開催されました。
ジェトロ理事中東担当の水井修氏が主催者開会挨拶、経済産業省通商政策局の吉田泰彦氏が来賓挨拶を行い、続いてジェトロ・リヤド所長、庄秀輝氏がサウジ王国の概略を説明しました。

マンガプロダクションズは2017年から日本のアニメ・ゲーム会社とコンテンツの共同制作を行う傍ら、サウジの若者達にコンテンツのスタートから完成までの過程を勉強・体得するインターンシップを組みました。日本企業でコンテンツ制作のノウハウを勉強することで、サウジの若者は将来コンテンツ制作に携わる機会が生まれました。
基調講演で、マンガプロダクションズCEOブカーリ・イサム氏は、「サウジは今まで石油の発掘・貿易を中心としてきましたが、今後国を強くするにはメディア・教育分野が欠かせません。ミスク財団の主な目的は若者の人材育成ですが、この一環としてマンガプロダクションズも活動しています。私の夢は30年後に日本人が『サウジアラビアのアニメが好きだ』と聞けるようになることです。」と述べました。

         【サウジ・日本のコンテンツ会社が登壇したパネル・ディスカッション】

左から:ジェトロ・庄秀輝氏、みずほ銀行・山形康浩氏、SNK・副田陽一郎氏、KADOKAWA・塚本進氏、
東映アニメーション・清水慎治氏、マンガプロダクションズ・ブカーリ・イサム氏

■東映アニメーション株式会社常務取締役・清水慎治氏「2011年にサウジからアニメ制作を依頼され、それから8年が経ちました。現在一緒にアニメ『未来の昔ばなし』を作っています。国の文化は異なりますが目指す事は同じで、両国スタッフが協力し楽しくやっています。1本のアニメに100人以上が関わり、色々危惧したことも変化して楽しくやっております。日本でアラビアの民話を作ることは、サウジがサムライ・アニメをつくるようなもので大変難しいのですが、サウジは今改革の真っただ中で、こちらは扉を開いて皆様についてきてほしいと思っています。」
■株式会社KADOKAWA常務執行役員・塚本進氏「サウジとは、以下の3点で協力をしています。①今年3月3日からリヤドにマンガ教室の先生を派遣しています。②マレーシアのKADOKAWA GEMPAK STARTZ SDN BHDでインターンシップを行う予定。③マンガの委託制作を頼まれ制作を予定しています。」会場からKADOKAWA Contents Academy株式会社の古賀鉄也社長は「リヤドのマンガのクラスは、生徒の70%が女性です。サウジの生徒さんは、女性は劇画調の絵が好きで男性はコミカルな絵が好きな傾向があります。」
■株式会社SNKゲーム事業本部シニアアーティスト・副田陽一郎氏「2017年に当社の格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS XIV』の登場するキャラクターのデザインコンペをサウジで行い、優勝者の女性キャラクターがゲームに登場しました。これまで私たちが考えていた中東のキャラクターと全く違ったデザインでした。ゲーム開発の中で、中東の女性キャラクターをどう魅力的に見せるか苦労しました。一緒に活動し『サウジの若者=新しい創造性』という認識が生まれ、これを生かしていきたいです。文化の違いで気をつけないといけないことが多々ありますが好きという気持ちがあれば一緒にやっていけます。」
■みずほ銀行国際戦略情報部次長・山形康浩氏「当行は昨年5月にテレビ東京で放映したサウジの昔ばなし『きこりと宝物』のスポンサーをさせて頂きました。また夏にインターンシップでサウジから2名を受け入れましたが、この方たちは資料・レポートなどきちんとしており、与えられた事以外にも提案があり、非常に高いレベルの教育を受けていると感じました。現在サウジのみずほ銀行で1名が働いています。既に所得水準が高いサウジへの日本企業のかかわり方として、サービス産業の方がなじみやすく、エンターテイメントは市場性が高い分野であると思います。」
               
【3月25-26日「アニメ・ジャパン・ビジネスデイ」マンガプロダクションズのブースで、アサティール『未来の昔ばなし』発表】

3月25日・26日、東京ビックサイトで『アニメジャパン・ビジネスデイ』が開催され、マンガプロダクションズはブース出展をしました。ブースには、日本の公共機関・企業や海外のコンテンツビジネス関係者が訪れ、マンガプロダクションズの新作アニメ、アサティール『未来の昔ばなし』を見ながら面談で企業の説明を受けました。 

アサティール『未来の昔ばなし』アサティール『未来の昔ばなし』

アニメジャパン・ビジネデイ『マンガプロダクションズ』ブースアニメジャパン・ビジネデイ『マンガプロダクションズ』ブース

  • 【会社概要】  マンガプロダクションズ = Manga Productions

所在地:    Al-Fazary Square, Diplomatic Quarter, Riyadh, KSA
代表者:    CEOブカーリ・イサム = Essam Bukhary
URL:     http://manga.com.sa/
お問い合わせ先:  マンガプロダクションズ 東京オフィス (担当:安倍)
TEL:     03-5251-8020
e-mail:    eri.abe@manga.com.sa
 

 


 

 

 

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会社概要

Manga Productions

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URL
http://manga.com.sa/
業種
サービス業
本社所在地
Al-Fazary Square, Diplomatic Quarter, Riyadh KSA
電話番号
-
代表者名
ブカーリ イサム
上場
未上場
資本金
-
設立
2010年11月