コロナウイルスに関して、深紫外線LEDによる高い不活化性能を実証致しましたので、ご報告申し上げます。
深紫外線LEDによる、大腸菌、黄色ブドウ球菌等の細菌、インフルエンザウイルス、ノロウイルスの不活化に関しては、既に実証済ですが、コロナウイルスの検証は今回が初めてです。
1. 使用機材
ナイトライド・セミコンダクター株式会社製 UV殺菌器LEDPURE SM1
2.実施機関
仙台医療センター ウイルスセンター
3.中間報告
「229Eという従来のコロナウイルス50μLの液滴中の460~500個のウイルスが、10cmの距離からUV殺菌器LEDPURE SM1の275nmのUVLEDの光10分間の照射で、ウイルスは検出されなくなり、検出限界(2個)以下になった。10分で検出限界以下なので、それより長い時間かけても当然のことながら検出限界以下です。どれだけの短い時間で同じ結果になるかについては、今後、追試の予定です。
UV照射 | なし | あり |
10分 | 9360 | <40 |
20分 | 10000 | <40 |
30分 | 9360 | <40 |
UV照射あるなしでの実測値
グラフは濃度単位での表記で約9360ないし10000TCID50/mLの濃度のウイルス液が、検出限界(42TCID50/mL)以下の濃度になったということを示しています。
【4/23補足追記事項】
新型コロナウイルスでの実証試験でない理由
感染症法に基づき、バイオハザード対策施設でなければ、危険な病原体の取り扱いは禁止されています。民間企業が製品の性能試験を行うにあたり、利用可能な施設はBSL2クラスに限定されており、新型コロナウイルスのような重篤な感染を引き起こすウイルスの実証試験は行えないのが実情です。(優先度が低いので引き受けてもらえない)
新型コロナウイルスにも効果が認められるか?
個人的見解として、同様の効果が期待できます。新型コロナウイルスも、従来のウイルスも、たんぱく質である限り、紫外線に対する特性に大きな差はないというのが根拠になっています。4/27補足事項:ウイルスは、RNA塩基を含むたんぱく質で、DNA及びRNAは、波長260nm付近に吸収極大をもつため、紫外線が塩基に吸収されて破壊され、新たにたんぱく質を合成できないとされています。
【4/24補足追記事項】
229Eコロナウイルスに於ける10分未満の不活化実証結果
4/15発表時に不明でした、10分未満での不活化評価試験結果が出ましたので追記致します。
下記データおよびグラフの通り5分で約85%という結果でした。従いまして、UV殺菌器LEDPURE SM1のタイマー時間設定は10分以上にてご使用いただくことをお薦め致します。
4.販売方法と価格
UV殺菌器LEDPURE SM1は、弊社オンラインショップhttps://www.ledpure.jp/アマゾンにて13000円(税別)にて販売中
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像