船員法改正、栗林商船が「働き方改革」に対応。船員向け労務管理システム『TRANS-Crew』で労働時間管理をクラウド化
海運業特化システム提供30年余り、勤怠管理システム提供20年のエイアイエスが、この2つの専門分野で培った知見とノウハウを集約した『TRANS-Crew』。新たにマリンドウズ社への出資と協業もスタート。
栗林グループは創業130年余り。日本発のRORO船を建造し、様々なイノベーションを起こしたRORO船運航のパイオニアです。船員法改正への対応、船の動静に伴った船員の適正な労働時間管理を実現するため、自社船4隻、約80名の船員の時間管理を『TRANS-Crew』で実施しております。
これまでは手書きの労働時間の管理簿をプリントアウトし、船内管理者が
判子を押し、陸上の管理者に送り、承認をもらう流れであった。
『TRANS-Crew』を導入してからは、リアルタイムで入力できない場合は、
1日の終わりに各自が作業内容を入力し、リアルタイムで船内または陸上の
管理者がデータチェックや承認が可能となり、アナログ管理と比較し、
作業プロセスが大幅に減り、作業の効率化も進み始めている。
AISを選定頂いた理由を栗林商船㈱の稲田取締役 船舶本部長は語る。
①当社では既にAISの会計システムを導入しており、ここでの丁寧な対応、
かつ当社の要望にも応えてもらい、満足のいく製品を導入できた。
②マリンドウズ社への出資と協業。マリンドウズが目指す海のDX化。
船員の健康チェック、船と陸上間の情報のクラウド管理など、今後の
システムによる包括管理や拡大性に期待をしている。
③AIS創業40年、海運業界でのシステム導入実績。
日本船主協会加盟会社の30%(※)以上が当社『TRANS-Series』製品を導入
※2022年1月4日現在。日本船主協会HPより算出。
④陸上のクラウド型の勤怠管理の提供実績があるため、ノウハウがある。
(製品名「ちゃっかり勤太くん」サービス提供20年、500社以上の導入実績)
⑤船員配置の予定(シフト)の入力機能が他社よりも1歩先に先行していた。
「将来を見通し、頼む以上は倒産や不具合の対応できないなどが無いよう、
安定性や信頼性を考慮した上でAISであれば、頼めると判断した」
またテスト期間中に、現場の船員から今までの「アナログ管理より、
『TRANS-Crew』を利用すれば、線をなぞるように作業入力ができるため、
手間が減り、楽だからこの製品を早く導入して欲しい」との声が上がり、
実際に利用している現場の声も後押しとなった。
「他社製品もテスト利用したが、機能面での他社との決定的な違いは
船員配置の予定(シフト)機能の搭載だった」
今回の労務管理の法改正は、船主だけの管理や問題ではなく、
荷主・オペレーターにも密接に関わってくる。そのための予定の入力機能は
重要な役割を担う。船舶本部船舶部の田中係長は「陸上の船舶部では、船長と
コミュニケーションを取りながら船員の予定を組み、事前に適正な労働時間で
運航が可能かどうか判断する。超過労働になる場合は、予定を組み直す。
運航スケジュールに合わせ、事前に労働時間を分析・管理するのに役立つ」
ということだ。今後、この予定データの蓄積は荷主やオペレーターとのコミュ
ニケーションのために重要な役割を果たすであろう。
今回の予定入力の機能は、『TRANS-Crew』の開発当初に、内航海運会社の声を
実現させた機能だった。AISの強みはユーザーの声を愚直に積み重ね、
製品へ取り込んできた歴史がある。
AIS営業担当の仲村は、「ユーザーの声をAIS営業コンサルが吸い上げ、
スピーディーに機能に実装する。これはAISの得意分野であり、
今回栗林商船さんにも評価いただいたことは営業冥利につきる」と語る。
今回AISがマリンドウズ社に出資・協業したのは、これまで30年余り海運業特化
向けのシステムを提供し、今後はさらに海のDX化、海洋版OSに向けた取り組みを
加速させ、実現させるためである。今後の当社の動向にご注目ください。
<お問い合わせ先>
株式会社エイ・アイ・エス
海運ERP事業部
仲村 俊彦
メールアドレス:trans-sales@a-i-s.co.jp
〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1-3-9
PMO神田万世橋9F
TEL: 03-6260-8858
FAX: 03-6260-8857
AISは、ニッポンの海の「働き方改革」を支援します。
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