【ムジャキフーズ 業務委託に関する意識調査】“任せる”という選択肢に共感広がる。経営者の約半数が「雇用以外」も視野に
共感はある、でも選ばれていない。課題は“情報不足”の壁
一等地で開業する「トラスト方式」で独立をサポートしている株式会社ムジャキフーズ(本社:東京都渋谷区恵比寿、資本金:1億円、代表取締役社長:田代隼朗)は、現在店舗物件を所有し、経営している全国の20~70歳男女440人を対象に、「業務委託」に関する意識調査を実施しました。
本調査は、店舗運営において「雇用」が一般的とされる現代において、経営者が「業務委託」という形態をどのように捉えているか、また、その実態や可能性を把握することを目的として実施したものです。
<調査結果のサマリー>
◆ 約5割が他人に店を任せることに前向きな意向
自分の代わりに、店の運営を担ってくれる人がいたらと、「明確に考えたことがある」「なんとなく思ったことがある」と回答した人が約50%を占めており、他人に店を任せることに対して前向きな風潮があります。さらに、その運営や運営を担う人がいた場合、「雇用」ではなく「業務委託で任せる」「状況によってはありうる」という柔軟な考えを持つ人も多いことがわかりました。
◆ 業務委託ならではの柔軟で対等な関係性に共感の声
業務委託の魅力として最も多く挙がったのは、「店舗運営の方針を任せやすい」という柔軟性でした。さらに、「固定人件費を抱えずに済む」「スキルや責任感のある人と対等な関係で仕事ができる」といった点にも支持が集まり、単なる外注ではなく“信頼できるパートナーと支え合う”スタイルへの共感が高まっていることがうかがえます。
◆任せたい相手を思い描く経営者が増えている
自分の裁量で店を動かしたい人や、いつか独立を目指す人などに店舗運営を任せることについて、前向きに受け入れたい・条件付きで検討したいとする経営者は全体の約30%にのぼりました。また、「興味はあるが不安が大きい」とする層も加えると、半数以上が任せることに対して可能性を感じながら模索している段階にあると言えます。
これは、任せることに対するニーズが決して小さくない一方で、具体的な仕組みや信頼関係の築き方への不安が、踏み出す障壁となっている現状を示唆しています。
◆“まだ考えていない人たち”こそ、新しい経営スタイルを取り入れるチャンスを秘めている層
店舗運営を他者に任せた場合の未来像を自由に聞いたところ、最も多かったのは「時間的余裕ができる」「休息や家庭の時間が増える」「他の事業に挑戦できる」といった、経営者自身の人生やキャリアの自由度が高まることへの期待でした。一方で、「わからない」「考えたことがない」といった未検討層も一定数見られましたが、業務委託という選択肢の存在やメリットを丁寧に届けることができれば、この“まだ考えていない人たち”こそ、新しい経営スタイルを取り入れるチャンスを秘めている層と考えられます。
<調査結果>
■Q1:「自分の代わりに、店の運営を担ってくれる人がいたら」と考えたことはありますか?
「明確に任せたい」と考えた人は約15%、さらに「なんとなく思ったことがある」層まで含めると、全体の約50%が “誰かに任せる”という考え方であり、経営者の間で自然な選択肢のひとつであることが分かります。これは、「経営=自分でやるもの」という常識の枠を越えて、“任せる”というスタイルに共感や関心を抱く層がすでに一定数存在していることを示しています。

■Q2:そのような役割を担ってもらう場合、次のどちらが現実的だと思いますか?
「業務委託で任せる」「状況によってどちらもありうる」といった雇用以外の方法を視野に入れている人が40%以上にのぼりました。業務委託という選択肢はまだ一般的ではないものの、「こんな方法がある」と提示されれば受け入れられる余地が十分にあると読み取れます。

■Q3:「雇用」ではなく「業務委託」で店舗の運営を任せることのメリットとして、魅力的だと感じるものはありますか?(複数回答可)
業務委託のメリットとして挙げられた項目を見ていくと、「店舗の運営方針まで任せやすい」「固定人件費を抱えなくて済む」といった雇用では実現しにくい自由度や柔軟性に対する関心の高さが際立っています。
また、「責任感の高い人と対等な関係で仕事ができる」「オーナーシップを持ってくれる」など、ただの外注ではなく、仲間として運営を支えてくれる存在に魅力を感じている人も多いことが明らかになりました。

■Q4:自分の店舗に、「自分の裁量で運営したい人」や「いつか自分の店を持ちたい人」を迎え入れることについて、どう思いますか?
「積極的に迎え入れたい」「条件次第では検討したい」と答えた人は全体の約30%にのぼりました。さらに、「興味はあるが不安が大きい」とした人も100名と22.7%を占め、半数以上が任せることに一定の関心を持っていることがわかります。

■Q5:店を「任せる」ことで、自分の働き方・事業の広がり方が変わるとしたら、どんな未来を想像しますか?
全440件の自由記述の中で、最も多かったのは「自分の時間や余暇を得られる」(約19%)という声でした。
「家族と過ごす」「趣味に使う」「体調を整える」「旅行ができる」など、“経営も自分の人生も豊かにしたい”という願いが広く見られました。
また、「他事業に挑戦したい」「新店舗展開に集中したい」といった回答も約8%にのぼり、「店を動かしながら別の道にも進みたい」という意欲のあるオーナー像が浮かび上がります。
一方で、「任せたくない」という明確な否定的意見は全体の5%程度にとどまっており、多くは「特に考えていない」「わからない」といった回答でした。
こうした結果から、業務委託というスタイルそのものに対して、情報量の少なさから具体的なイメージが持てず、任せる、という選択によって得られるメリットを感じられていない層が一定数存在していることがうかがえます。この問題を解消し、経営者にとって選択の幅を広げることで、後継者問題の解決や、働き手のチャンスを広げることにも繋がり、地域経済の活性化に貢献できると考えられます。
■まとめ
本調査からは、業務委託という選択肢にすでに魅力を感じている経営者が一定数いる一方で、まだそのメリットを十分に知らない層も多いことが明らかになりました。
実際のニーズと選択の間に「情報の壁」があることは、多くの経営者が柔軟な運営スタイルに踏み出せない要因のひとつといえます。情報が届き、メリットを認識してもらうことで、“任せる”という選択肢が、もっと多くの経営者にとって現実的な手段になるはずです。
そして、「任せたい人」と「任されたい人」が安心してつながり、より自由で持続可能な経営の形が広がっていくことが、社会全体の前進にも繋がるといえるでしょう。
■お店と料理人が売上計画や経歴で繋がることができる、新しいかたちのマッチングサービス「店タク」
誰かに任せたいけれど、不安がある」「雇用以外の選択肢がわからない」といった声に応えるべく、株式会社ムジャキフーズが展開する『店タク』は、腕のある職人と活躍できる場をつなぐマッチング型のコミュニティサービスとして、2020年12月にスタートしました。本サービスは、信頼関係に基づいて柔軟な業務委託を可能にする仕組みとして評価され、日本サービス大賞(農林水産大臣賞)を受賞した「トラスト方式」をモデルとしています。
2024年7月のリニューアルでは、本人確認機能やセキュアなオンライン契約締結・決済機能などを新たに導入し、ユーザーが安心してやり取りできる環境を整備し、“任せたい”と“挑戦したい”の出会いを、より安全かつスムーズに実現できるサービスへと進化しました。
今後も、雇用だけに頼らない柔軟な運営のあり方を提案する選択肢として、『店タク』を通じて、飲食店経営者の働き方や事業展開の自由度を広げてまいります。


「店タク」 公式サイト:https://ten-taku.com/
<調査概要>
・調査名:店舗経営に関するアンケート
・調査対象:現在店舗物件を所有し、経営している全国の20~70歳男女 計440人
・調査方法:web
・調査機関:2025年05月09日 ~ 2025年05月16日
■転載・引用に関してのお願い
本調査内容を転載・引用などでご利用いただく場合は、以下のご対応をお願いいたします。
・転載・引用元が「株式会社ムジャキフーズ」である旨を明記
・企業サイト・または該当ページ(https://ten-taku.com/)へのリンク設置
■株式会社ムジャキフーズについて
設立 1997年3月
代表者 代表取締役社長 田代隼朗
所在地 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー16階
資本金 1億円
事業内容:繁盛店店主の輩出・育成
業務委託による店舗展開
トラスト方式によるコンサルティング
コミュニティサイト「店タク」の運営
ムジャキフーズ公式WEBサイト:https://www.mujaki-foods.com/
トラスト方式による開業支援サービス「トラナビ」 公式サイト:https://trust-navi.com
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