NUNO 須藤玲子『日本橋・こいのぼりなう!』開催
東京クリエイティブサロン日本橋2025にてクラフトの街とコラボレーション /開催日時:2025年3月13日(木)〜3月30日(日)

日本を代表するテキスタイルデザイナーNUNOの須藤玲子は、アドリアン・ガルデール(Adrien Gardère)、齋藤精一とともに、2025年3月13日(木)〜3月30日(日)の18日間、東京日本橋エリアで開催される「Tokyo Creative Salon Nihonbashi 2025」に参加し、インスタレーション作品『日本橋・こいのぼりなう!』を日本橋三井タワーアトリウムにて公開します。《こいのぼり》は須藤の代表的なインスタレーション作品ですが、今回初の試みとして、日本橋界隈のものづくり関連企業とのコラボレーションによる、日本橋ならではの特別な《こいのぼり》を披露します。また会期中には展示にあわせてイベントも開催します。クラフトが息づく日本橋の街歩きとともに、『日本橋・こいのぼりなう!』をお楽しみください。
画像)《こいのぼり》展示風景、フランス国立ギメ東洋美術館(パリ)、2014年 Photo. Studio Adrien Gardère

開催概要|Tokyo Creative Salon Nihonbashi 2025『日本橋・こいのぼりなう!』
開催期間:2025年3月13日(木)~3月30日(日) ※会期中無休
開場時間:11:00~20:00 (展示の鑑賞は施設の営業時間に準じます。)
開催場所:日本橋三井タワー 1Fアトリウム (東京都中央区日本橋室町2丁目1−1) 東京クリエイティブサロン2024 Open Craft Park内
入場料無料
主催:東京クリエイティブサロン日本橋2025実行委員会
後援:中央区、一般社団法人中央区観光協会
協力:株式会社コムラボ、たしろまさふみデザインルーム
HP URL:https://www.nihonbashi-tokyo.jp/tokyocreativesalon-nihonbashi/
NUNOの「こいのぼり」7年ぶりの東京での展示
色とりどりのテキスタイルのこいのぼりが大空間を泳ぐNUNOの「こいのぼり」。この日本の伝統行事に着想を得たインスタレーションは、自らの創作を支え、後押ししてきた日本の染織技術の素晴らしさを多くの人に届けるかたちとして須藤によって考案され、アドリアン・ガルデールの展示デザインによって、2008年にワシントンのケネディセンターで最初に公開されました。その後、パリ、香港、東京、大分、岐阜、水戸と各地を巡り、この度、7年ぶりの東京での展示となります。今回のインスタレーションでは東京クリエイティブサロンのプロデューサーを務める齋藤精一による映像の演出も加わり、また「こいのぼり」の特徴ある素材に触れることができる「触って布」のコーナーも設置、まさに五感で楽しむテキスタイルインスタレーションとなっています。

画像)「触って布」のコーナー 《こいのぼりなう!》展示風景、国立新美術館、2018年 Photo. Studio Adrien Gardère

画像)《続・こいのぼりなう!》『須藤玲子:NUNOの布づくり』展示風景、水戸芸術館現代美術ギャラリー、2024年 Photo. Masayuki Hayashi
振袖が、手ぬぐいが、こいのぼりになる『日本橋・こいのぼりなう!』
日本橋は伝統と革新が交錯し、数多くのクラフト(手工芸)が存在する街。この日本橋での展示に際し、須藤は日本橋のものづくりに携わる企業の方々との協働を思いつきます。そしてこの発案に賛同し、意気投合した企業のアトリエや店舗を訪れ、今回のコラボレーションがスタートしました。会場ではNUNOのこれまでのテキスタイルによる「こいのぼり」とともに、日本橋ならではのモチーフを新たにデザインしたものや、参加企業により提供された振袖や手ぬぐいを用いた特別な「こいのぼり」14点を初披露します。
参加企業一覧 ※五十音順、( )内は提供素材
素材提供:イチマス田源(呉服)/小津和紙(和紙)/竺仙(浴衣)/東レ(合繊繊維・テキスタイル)/東レ合繊クラスター(合繊繊維・テキスタイル)/にじゆら(手ぬぐい)/日東タオル(タオル)/ブルーミング中西(ハンカチ)/丸久商店(手ぬぐい)/みやこ染(染料)/梨園染 戸田屋商店(手ぬぐい)
テキスタイルへのモチーフ利用:器 日本橋夢東本店 /日本橋木屋 /日本橋クルーズ

(画像)注染の手ぬぐいを手掛ける梨園染 戸田屋商店にて、こいのぼりに使用する柄をセレクトする須藤玲子。

(画像)ブルーミング中西で長い間保管されていたB品のレースハンカチをこいのぼりにアップサイクル。
関連イベント
須藤玲子によるギャラリーツアー
日時:3月15日(土)1回目 13:00〜 / 2回目 15:00〜 *各回30分
会場:日本橋三井タワー 1Fアトリウム
参加費:無料
※参加ご希望の方は以下よりお申込みください。(申込み先着順 各回20名予定)
https://forms.gle/ib13GHvhZp2WSQsc9
東京クリエイティブサロン・スペシャルトーク
須藤玲子、齋藤精一、上野和広 (NUNO) ほか
日時 :3月19日(水)16:00〜17:00
会場 :東急プラザ原宿 原宿スクエア内「ハラカド」ハラッパ4F (東京都渋谷区神宮前6丁目31−21)
参加費 :無料
※参加ご希望の方は直接会場までお越しください。
プロフィール
須藤玲子(すどうれいこ)
茨城県石岡市生まれ。株式会社 布 代表。東京造形大学名誉教授。2008年より良品計画、山形県鶴岡織物工業協同組合、株式会社アズ他のテキスタイルデザインアドバイスを手がける。2016年より株式会社良品計画アドバイザリーボード。毎日デザイン賞、ロスコー賞、JID部門賞、円空大賞、芸術選奨文部科学大臣賞(美術A部門)等受賞。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術を駆使し、新しいテキスタイルづくりをおこなう。作品はニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルス州立美術館、ビクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館他に永久保存されている。
Photo. Masayuki Hayashi

アドリアン・ガルデール(Adrien Gardère)
1972年 フランス生まれ。近代文学を学んだ後、パリの国立高等装飾美術学校にて家具職人として、また家具デザイナーとして修業を積む。2000年にスタジオ・アドリアン・ガルデール(SAG)を設立し、12年間で12の美術館を国際的に著名な建築家とともに設計した。これらのプロジェクトに加え、世界各地で60以上の企画展を設計。同スタジオの作品は、建築家SANAAとのルーヴル美術館ランス別館(2013年)でアイコニック賞と銀の定規賞、建築家デイヴィッド・チッパーフィールドとのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(2020年)でRIBA ロンドン・アワード2020など、数多くの賞を受賞している。2020年、建築アカデミー財団メダルを受賞。
Photo. Tony Wu/Yuz Museum

齋藤精一 (さいとうせいいち)
パノラマティクス主宰/クリエイティブディレクタ ー
1975年 神奈川県伊勢原市生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学ぶ。2006 年に株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。社内 アーキテクチャ部門を率いた後、2020 年に「CREATIVE ACTION」をテーマに、地域デザイン、観光、DX等を手がけるデザインコレクティブ「パノラマティクス」を結成。グッドデザイン賞審査委員長。2025 年大阪・関西万博 EXPO 共創プログラムディレクター。
Photo. Muryo Honma (Rhizomatiks)

Tokyo Creative Salon Nihonbashi 2025 について
東京クリエイティブサロンとは
東京クリエイティブサロンは、国内最大級のファッションとデザインの祭典で、6回目となる今年「Tokyo Creative Salon2025」は、“QUEST さがそう 創造性・美意識の探求”がテーマです。日本が誇る知恵や技術、そして美意識を再発見し、再定義することを目的に掲げ、ファッション・デザイン・クラフト・サステナブルなど多彩なジャンルのイベントやプログラムを、都内各所で実施します。
公式HP URL:https://tokyo-creativesalon.com/

東京クリエイティブサロン日本橋2025について
「Tokyo Creative Salon Nihonbashi 2025」は、「Tokyo Creative Salon 2025」の一環として開催されるイベントです。日本橋エリアは、イノベーションの中心地として、その名前の通り日本の人や文化、技術、知恵など様々なモノやコトの架け橋となり、新たなものを生み出し続けてきた歴史があります。本イベントでは、“Nihonbashi Open Craft”をテーマに、多くのクラフト(手工芸)が集まり、数多く現存する日本橋で、その価値を生み出す生産現場にフォーカスしたコンテンツを多数展開します。
エリアコンセプト
日本橋は様々なクラフト(手工芸)が集まり、時代や人の生活様式に合わせて進化を促してきたイノベーションの中心地。2025年に日本橋で開催されるTCSでは日本橋に根付く数多くのクラフトに焦点を当て、普段は見ることができないクラフトの裏側を垣間見ることによって、日本橋の価値を再認識する回遊型の体験を「Nihonbashi Open Craft」をテーマに展開します。2025年のTCS日本橋は、日本橋という伝統と革新が交錯する街でアップデートされ続ける日本のクラフトに出会う機会を提供します。
※東京クリエイティブサロン日本橋2025の詳細は、以下のプレスリリースをご参照ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像