台北ファッションウィークSS26閉幕、11の台湾ブランドが文化の深みを表現
Taipei Fashion Week SS26
台湾文化部が主催する「台北ファッションウィーク2026春夏(Taipei Fashion Week SS26)」が10月に華やかに幕を閉じました。 台湾を代表する11組のデザイナーズブランドが、それぞれの創造力で「台湾ファッションの新しい言語」を表現し、卓越したクラフト技術と文化的な深みを披露しました。今季は松山、華山、大稻埕などで11ブランドによるショーを開催。 01WOOMIN(ゼロイチウーミン)のミニマルなクラフト美学、JENN LEE(ジェン リー)のオリエンタルロマン、Story Wear(ストーリーウェア)のサステナブルな理念、INFDARK(アイエヌエフダーク)の機能的ファッションなど、多彩な表現で台湾デザインの可能性と国際的ポテンシャルを示しました。
そしてフィナーレを飾ったクロスオーバーショーは台北流行音楽センターを舞台に行われ、音楽・アート・テクノロジーを融合させ、ファッションがもたらす“癒しと創造の力”を現代的寓話として表現しました。 また韓国俳優イ・スヒョクさんがレッドカーペットに登場し、話題をさらいました。




11ブランドが台湾のファッション力を発信
今季の台北ファッションウィークでは、国際的な視野と市場性を備えた11ブランドが登場。松山文創園区、華山1914文創園区の酒造工場エリア、大稻埕など、台北各地で個性豊かなショーを展開しました。
▼ショーの模様は、こちらからご覧いただけます:
https://youtube.com/playlist?list=PLnZA2aitr1_UrcV8lf0RfQCGh3Di27AKJ&si=0qZ88SIs3s9sBrkA


01 WOOMIN(ゼロイチウーミン)
台北ファッションウィーク初登場です。日本製の半透明素材(透けるウール、コットンオーガンジー、シルクコットンなど)を重ね、布地と構造の純粋な美しさを表現しました。

JENN LEE(ジェン リー)
ブランド10周年となるショーは、『紅楼夢』の繊細でロマンティックな世界から着想を得ました。 伝統的なチャイナドレスの製法を踏襲し、糊付けによる成形技術や手作業での盤扣(ぱんこう、いわゆるチャイナボタン)制作など、服のシルエットと女性の曲線美の調和を極限まで追求しました。

INMORIES(インモリース)
「Collection M - 構造の隙間」は、スピードの緊張感を流れるようなカッティングで表現、 「サーキット」をモチーフに、時間と生命のリズムを象徴するファッションレースとして再構築しました。 鋭い視覚と聴覚による観察を通じて、動きと静けさが織りなす美学的詩情を捉えました。

Story Wear(ストーリーウェア)
Story Wear「Story of Taiwan サステナブルな台湾ファッション」をテーマに、伝統的なT字ランウェイではなく、感情と呼吸が交錯する没入型のシアター形式で行いました。 台湾の先住民族アーティスト・優席夫(Yosifu) さんとの刺繍コラボにより、デニムのパッチワークの職人技の中でサステナブルな理念を実践しました。

Daniel Wong(ダニエル・ウォン)
「CORE」をテーマに、d.w workシリーズがワークウェアを新たに解釈。職責の象徴であるだけでなく、信念を纏う「戦闘服」として再構築しています。

Yentity(イェンティティ)
今季は力強いラインでシルエットを描き、構造的なコートやトレンチスーツに、柔らかなパンツ・スカートスタイルを融合。ウールやスエードのハリ感と、シフォンやレースの軽やかさが対比し、剛と柔が共存するレイヤードスタイルを生み出します。強く、そして優しいすべての女性へ。

HANSEN ATELIER(ハンセンアトリエ)
日本統治時代の台湾の芸妓や芸者たちにインスピレーションを得て、着物・チャイナドレス・唐装などの要素を融合。アンティーク生地と現代的なカッティングで、文化が交差する時代のエレガントさを再現します。

INFDARK(アイエヌエフダーク)
SS26は、1980年代の美学へのオマージュとして、スポーツ、ジェントルマン、ヒップホップなど、多様なスタイルが咲き誇り最も強烈な自己主義の印を刻み込んだ時代に敬意を表します。INFは「自分らしさ」をテーマに、変形デザインで多機能性を持たせ、多機能ウェアとしてライフサイクルを延ばすことで、サステナブルなファッションの答えを提示します。

CHARINYEH(チャリンイェ)
SS26シリーズは、中医学の養生哲学「補気化湿(気を補い湿を取り除く)、固本培元( 根本を固めて生命の源となるものを育む)」という思想をベースに、五行バランスと自然療法の観点を融合させ、当代的なファッション表現へと昇華させました。

WEITZUYUAN(ウェイ ツィ ユェン)
今シリーズでは、「浮雲を見上げる者」として、台湾の文化、人文的な持続性、そして豊かな故郷への愛を込めました。

HORSE LAI(ホースライ)
今季は「緋影(Scarlet Shadow)」をテーマに、イタリアンマフィアの栄光と堕落を探ります。スカーレットレッドが血と情を、黒と銀白が秩序と神秘を、赤が夜に咲くバラのような危うい優雅さを表現しています。
クロスオーバーファッションショー、「Fashion Romantasy」がテーマ
今回のクロスオーバーファッションショーは10月24日、台北流行音楽センターで開催されました。「Fashion Romantasy」をテーマに、ファッションを新たな精神的拠り所として提示。不安定な時代における人々の焦燥感を、ファッションデザインを通じて生活と心の癒しへと昇華させるとともに、AIが創り出す仮想と現実の融合世界が、新たなエンターテインメント体験をもたらすことを示しました。
参加ブランド: 葭 CHIA(チア、陳佳睿)、Claudia Wang(クラウディア ワン、王子欣)、TANGTSUNGCHIEN(ダンゾンチィェン、唐宗謙)、JUST IN XX(ジャスティン ダブリューエックス、周裕穎)、PCES(ペシズ、暢芷荺・李玉琪・Bruno Chung)、UUIN(ユーユーアイエヌ、劉子超)。

台北ファッションウィーク2026春夏 開催概要
● 会期:2025年10月16日(木)ー10月20日(月)
● 公式会場:松山文創園区(Songshan Cultural and Creative Park)
● 主催:台湾文化部
● プロデュース:台湾コンデ・ナストグループ CNX Taiwan
● 公式サイト:https://tpefw.com/
● Facebook: @tpefashionweek | Instagram:@tpe.fashionweek| Threads:@tpe.fashionweek
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