コペルニク・ウェビナーシリーズ 2023-2024~「廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス」の事例から学ぶ~第4回ウェビナー(12月8日(金)開催)
コペルニク・ウェビナーシリーズ2023-2024の概要はこちら>>https://bit.ly/3O8N6xT
コペルニク・ウェビナーシリーズが始まった背景はこちら>>https://bit.ly/3Cfb8So
本ウェビナーシリーズでは、Alliance to End Plastic Waste(廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス、以下AEPW)のプロジェクト紹介と日本の産官学の皆様をパネリストにお迎えし議論を行います。昨年からのウェビナーシリーズを合わせると、延べ1600人以上の方にご参加いただいています。
4回目の開催となる12月8日(金)のウェビナーでは、マイクロ波熱分解技術を使ってフレキシブルプラスチックを高品質の熱分解油に加工する技術を実践するグリーンバック・リサイクリング・テクノロジーズ(Greenback Recycling Technologies、以下Greenback)及び三菱ケミカルグループ株式会社のプラスチックを資源循環に対応した事業に移行させてゆく取り組みを紹介します。
ウェビナー前半では、イギリスを拠点とする先進的なリサイクル企業であるGreenbackが、多層プラスチック(MLP)のケミカルリサイクルに関するプロジェクトを紹介します。同社は、廃棄プラスチックの排出元をデジタル化して証明する独自のプラットフォームの構築など、バリューチェーンの透明性の向上に取り組んでいます。同社はAEPWの支援を受け、世界初のモジュール式ケミカルリサイクル施設をメキシコに開設しました。
ウェビナー後半では、三菱ケミカルグループ株式会社のプラスチックリサイクルへの取り組み事例をご紹介します。当日は同社のサステナビリティ部 グリーントランスフォーメーション推進グループ 事業開発チームより高階志保様をスピーカーにお招きし、リサイクルからサプライチェーンの構築に関する同社の取り組みについて詳しくお話しいただく予定です。
各セッションでは有識者をお招きしたパネルディスカッションを行い、専門的な知見を交えながら議論を行います。皆様のご参加をお待ちしております。
【概要】
日時:2023年12月8日(金)13:00~15:00(日本時間)
会場:オンライン(Zoom)*お申し込み後自動送信でURLが送信されます。
主催:一般社団法人コペルニク・ジャパン
協力:廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW)
言語:日本語
参加費:無料・要事前登録
対象者:プラスチック廃棄物の課題に関心がある、課題解決に向けて取り組みを行いたい、もしくは行っている民間企業、公的機関、学術団体等の皆様
参加申込:https://forms.gle/DeezW81xZr6Wyw8H9
今後の予定と過去のウェビナーの詳細情報へのリンクは以下からご確認ください。>>https://bit.ly/3GsJy6o
【第4回ウェビナー内容(敬称略)】
時間 | コンテンツ |
13:00 – 13:05 | 開会の挨拶 ・中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO) |
13:05 – 13:15 | AEPWからの挨拶 ・穴田 武秀(AEPW 日本・韓国 統括) |
13:15 – 13:25 | Greenbackの紹介動画(日本語字幕付き) ・中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO) |
13:25 – 13:45 | Greenbackに関するインタビュー動画(日本語字幕付き) 中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO) |
13:45 – 14:00 | パネルディスカッション①:Greenbackの事例から見るプラスチックリサイクルのバリューチェーンとは ・穴田 武秀(AEPW 日本・韓国 統括) ・中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO) ・ファシリテーター:塩田 真弓(テレビ東京 キャスター) |
休憩 | |
14:05 – 14:20 | 三菱ケミカルのプロジェクト紹介 ・高階志保(三菱ケミカルグループ株式会社 サステナビリティ部 グリーントランスフォーメーション推進グループ 事業開発チーム) |
14:15 – 14:45 | パネルディスカッション②:プラスチックリサイクルから生まれるサプライチェーンの構築とは ・高階志保(三菱ケミカルグループ株式会社 サステナビリティ部 グリーントランスフォーメーション推進グループ 事業開発チーム) ・穴田 武秀(AEPW 日本・韓国 統括) ・中村 俊裕(コペルニク 共同創設者兼CEO) ・ファシリテーター:塩田 真弓(テレビ東京 キャスター) |
14:45 – 14:55 | 質疑応答 |
14:55 – 15:00 | 閉会 |
【インタビュー回答者(敬称略)】
Philippe von Stauffenberg
Greenback Recycling Technologies 創設者兼CEO
Mark Stumpf
AEPW チーフアドバイザー
【パネルディスカッション登壇者紹介(敬称略)】
高階 志保(たかしな しほ)
三菱ケミカルグループ株式会社 サステナビリティ部 グリーントランスフォーメーション推進グループ 事業開発チーム
2009年4月三菱化学(現三菱ケミカル)に入社。小田原工場にてLED用蛍光体の開発・量産立ち上げを担当。以来、生産技術や技術営業等の関連業務も含めながら一貫して蛍光体事業に携わり、チームリーダーやグループマネジャーとして主に技術開発に従事。2020年4月にサーキュラ―エコノミー推進部(現グリーントランスフォーメーション推進グループ)が発足する際に、立ち上げメンバーとして参加。主担当として社内炭素価格制度を立ち上げ、情報コミュニケーションのチームリーダーとして社内外の情報収集・発信を行うなど、全社のサーキュラ―エコノミーやカーボンニュートラル移行を推進する業務を担当。現在は事業開発として主にリサイクル関係のビジネス立ち上げに関わる。
塩田 真弓(しおた まゆみ)
テレビ東京 キャスター
「News モーニング・サテライト」キャスター。国内最大の経済ニュースアプリ「テレ東 BIZ 」では「モーサテプレミアム」にて『CFO参上』、世界や日本の社会課題を伝える『サステナブルってなに?』を企画。イーロン・マスク氏主催のコンペなどを取材した『衝撃!未来テクノロジー2030』で2018年放送高柳賞(優れた科学技術番組に贈られる賞)優秀賞を受賞。キッズドア、グラミン日本アドバイザリーボードメンバーも務める。
穴田 武秀(あなだ たけひで)
廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW) 日本・韓国 統括
東燃化学株式会社(当時エクソンモービルグループ)に入社、主に経営部門や化学部門に従事し、2007年からエクソンモービルシンガポールにてアジアにおける基礎化学品分野を統括。帰国後、2012年から、エクソンモービル・ジャパンの社長兼リード・カントリー・マネージャーに就任。その後、エクソンモービル中国およびタイでプロジェクトに従事し帰国、2020年末から現職。
中村 俊裕(なかむら としひろ)
コペルニク 共同創設者兼CEO
途上国の課題をより革新的、効果的に解決するため、2010年コペルニクを共同創設。それ以前は、国連に勤務し、東ティモール、インドネシア、シエラレオネ、ニューヨークを拠点としてガバナンス改革、平和構築、モニタリング・評価、自然災害後の復興などに従事。マッキンゼー東京支社で経営コンサルタントも務めた。京都大学法学部卒業、英国ロンドン経済政治学院で比較政治学修士号取得。現在大阪大学大学院国際公共政策研究科招へい教授も兼務。
■Greenback Recycling Technologiesについて
イギリスを拠点とする先進的なリサイクル企業であり、世界的な廃棄プラスチック問題に取り組むために2018年に設立されました。特許取得済みのマイクロ波熱分解技術を使用し、廃棄プラスチックを熱分解油と再生アルミニウムに変換しています。また、独自のデジタルプラットフォームによる認証システムを構築しており、廃棄プラスチックの処理材料の原産地や量などの主要データをトラッキングし、循環型バリューチェーンの透明性を高めています。同社は2023年5月25日、ネスレ・メキシコとともにメキシコに既存のMRF(資源回収施設)や埋立地に隣接し、常に原料を供給できるように設計された世界初のモジュール式ケミカルリサイクル施設を開設しています。
ウェブサイト:http://greenback.earth
■AEPWについて
AEPWは、廃棄プラスチック問題を解決すべく発足した国際的な非営利団体です。その焦点はプロジェクトの実施及び廃棄物管理システムの開発や強化のための革新的なソリューションへの資金提供です。2022年6月時点で、AEPWは世界30カ国において50以上のプロジェクトをサポートしています。プラスチック廃棄物問題の解決には、それにかかわる全体の協力が必要な複雑な課題です。2019年以来、AEPWは政府、市民社会、起業家、コミュニティとともに、プラスチックの循環型経済の推進に向けて取り組むために、プラスチックのバリューチェーン全体で各業界リーダーによるグローバルネットワークを構築してきました。
ウェブサイト:https://endplasticwaste.org/japan
■コペルニク・ジャパンについて
コペルニクはインドネシアに本部を置き、途上国の貧困問題に対して営利・非営利の双方から取り組む組織です。貧困層の課題を解決する革新的な技術や製品、サービスの開拓や実証実験、調査分析、普及促進などを通じ、常に新しい課題解決のアプローチに挑戦しています。コロナ禍の影響を受ける直近では、VR動画を活用して現場の臨場感を伝えるVR for SDGsプラットフォーム(https://vr4sdgs.org/jp/)を活用した社会・環境課題の理解促進にも注力しています。その日本法人であるコペルニク・ジャパンは、現地での知見やネットワークを活かし、日本企業への製品開発・市場調査・事業計画策定に係るアドバイザリーサービスや、CSRプロジェクトに関するパートナーシップ構築、公的機関との連携を担っています。
ウェブサイト:https://kopernik.info/jp
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