ひざの再生医療はひどくなり過ぎてからでは遅い?患者調査から見えること
ひざ関節症クリニックの治療実績が30,000症例を突破。世間の認識とリアルの違いを数値で提示
2023年10月末時点で治療実績が30,000症例を超えた※ことを機に、患者調査を行ったところ、変形性膝関節症の初期段階の方が多いことが数値として明確になりました。過去に当グループが発表した臨床研究でも、重症度が軽度な方が高い改善効果が期待できるという結果が得られています。
以下では、本調査の詳細を過去の研究結果も交えつつご報告します。
※2015年3月~2023年10月 当クリニック調べ
患者調査概要
対象:ひざ関節症クリニックグループ院を受診した患者さま
調査有効数:20代以下~90代以上までの男女 29497人
期間:2015年3月~2023年11月
方法:当クリニック電子カルテ情報
来院患者の8割が50代以上、6割以上が女性
当クリニックの来院患者の年齢層を見ると、50代以上が8割を占めます。50代以上で急増する代表的なひざの疾患と言えば、変形性膝関節症です。40代から徐々に罹患率が増え始め、50代以上では2人に1人の割合で当てはまります。また、女性が多いのも特徴です。変形性膝関節症をメインに診療している当クリニックでは、やはりそうした疫学データと大きく乖離しない数値が見られました。
変形性膝関節症の末期まで進行しているケースより初期段階の方が多い
再生医療は手術を受けるかどうかの瀬戸際の人、比較的重度の人が検討するもの。そう思われている方は少なくないかもしれません。ただ、本当に末期まで進行したケースより、それ以前で検討されるケースが大半です。変形性膝関節症の重症度(KL分類)は、疑われる段階の1から、診断が下りる2、その後は進行に伴い3~4と、画像検査の結果から病期を分類することができます。来院患者のうち変形性膝関節症の患者データをこの分類にあてはめると、KL4が28.4%なのに対し、KL3は33.5%、KL2も29%とKL4と同等の割合です。一般的な認識よりも早い段階で、興味から行動に移している方が多いことが見て取れます。
病期が早い段階の方が改善の度合いが高い
当クリニックでは症例研究から得た知見を随時、学術論文や学会等で国内外へ発信しているのですが、過去に発表した研究結果では、初期段階の方が改善しやすい傾向にあることもわかっています。グラフは、当クリニックの培養幹細胞治療とPRP-FD注射後の改善度合いを示したものです。症状・痛み・日常生活・スポーツおよびレクリエーション活動・生活の質といった5つの視点の評価(KOOS)の合計値となっています。どちらの治療も、KL4で改善が得られないわけではありませんが他の病期に比べて改善の度合いが低く、早期であるほどより高い改善が得られていることが見て取れます。
[対象]
2016年8月以降、変形性膝関節症と診断された患者で、保存療法の効果がなく、
注射後12カ月の経過フォローができた306膝(男性89膝、女性217膝)
[平均治療年齢]
66.6歳(30~91歳)
[出典]
大鶴任彦ほか. 変形性膝関節症に対するBiologic healing専門クリニックの実際とエビデンス構築. 関節外科 39(9) 945-54. 2020年9月
高い改善効果を得るためにも、まずはMRIで確定診断を
できるだけ早い段階で受けた方がより好ましい改善効果が期待できるということは、つまり、どうしようか迷っている今が、今後においては一番早い段階ということです。そうは言っても、自由診療の再生医療は治療費が全額自己負担となるため、気軽に決められる治療ではありません。治療を受けてもひざの痛みがあまり改善せず、後悔したらどうしよう…。そう不安になる方はたくさんいらっしゃいます。そのため、当クリニックでは骨の形状だけでなく、靭帯や軟骨、骨の内部の状態など、多角的にひざの状態や痛みの原因を調べられるMRI検査を事前に行い、効果が見込める方にだけ治療をおすすめしています。
▼MRIひざ即日診断について▼
URL:https://www.knee-joint.net/form/mri/
お問い合わせ理由で多いのは「まずは診てほしい」
無料電話相談やMRI診断予約など、患者さまが問い合わせくださった理由として多く耳にするのが「ひざ専門の先生にまずはちゃんと診てもらいたい」という理由です。また「知りたい」「確認したい」という理由も多く、その背景をうかがうと「手術したくない(もしくはできない)」というお悩みから行動に移している方がほとんどでした。
自分が行ってもいいのだろうかと悩まれる方も多いのですが、実際に来院されている方はまず診察や診断を目的にいらっしゃいます。長く自分の膝のまま過ごしたい、将来的に手術は避けたいと考えられている方は、お気軽にご相談ください。30,000例以上の実績と世界にも発信する研究データをもとに、経験豊富な医師が確定診断と今後のアドバイスをいたします。
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《ひざ関節症クリニックについて》
ひざ関節症クリニックでは「ひざの痛みを、あきらめない。」をモットーに、ひざ関節と再生医療に特化した治療をご提案しています。
ひざの再生医療は、現在一般的に行われている治療で十分な効果が得られないひざの痛みを改善することが期待される、新しい治療法です。変形性膝関節症など、ひざ関節組織の損傷に伴って生じる痛みの改善が期待できます。
こうした治療を2015年3月より国内でいち早くスタートした当院では、再生医療の普及や医学的な裏付けの構築のため、研究結果を国内外へ発信する学術的な活動も行っております。
お悩みの方は、まずご相談にお越しください。
はじめての来院予約▼
https://www.knee-joint.net/form/firstvisit/
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グループ名
ひざ関節症クリニック
診療科目
整形外科
診療拠点
全国16院(札幌、仙台、宇都宮、大宮、銀座、新宿、恵比寿・渋谷、横浜、金沢、名古屋、大阪、神戸、京都、広島、福岡、小倉)
▼公式ページ▼
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