ベプリコール®錠の日本における販売移管に関するお知らせ
オルガノン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:櫻井亮太、以下、オルガノン)はこのたび、べプリコール®錠50mg、100mgについて、日本における販売元を2023年10月16日付で第一三共株式会社(以下、第一三共)からオルガノンに移管することをお知らせします。
べプリコール®錠は、心筋の異常な収縮を抑えることにより持続性心房細動や頻脈性の不整脈を改善します。また、心臓の血管を広げて血流量を増やすことで狭心症の症状を改善します。通常、持続性心房細動、頻脈性不整脈(心室性)、狭心症の治療に用いられます。日本においては1993年の販売開始後、30年にわたる豊富な臨床経験があります。
閉経後女性はエストロゲン濃度の低下にともない、動脈硬化性疾患の発症リスクが男性と同等またはそれ以上になることもあります1)。性差の観点からは、女性の心房細動患者は男性に比べて高齢発症で、動悸や疲労感などの症状を訴えることが多く、生活の質が低下することが報告されています2)。また、微少血管狭心症は男性よりも女性、特に閉経後の女性に多く、胸痛は労作時だけではなく安静時にも出現することから、適切な治療を受けることが必要です。加えて、女性は診断や治療の機会が男性に比べて少なく、重症化しやすい社会的な背景があることも指摘されており2)、閉経後女性に対しても積極的な診断・治療介入が重要です。
オルガノンは、「すべての女性に、より豊かで、より健やかな毎日を。」というビジョンのもと、女性ならではの健康課題や見過ごされうる疾患リスクに注力することで、より良い社会の実現を目指すヘルスケア企業です。第一三共からベプリコールの販売を引き継ぎ、患者さんと医療従事者のニーズに引き続き応えていけるよう取り組んでまいります。
1) 女性の動脈硬化性疾患発症予防のための管理指針 2018年度版
2) 循環器領域における性差医療に関するガイドライン(JCS2010)
Organon & Co. (Organon)について
Organonは、女性の生涯を通じた健康の向上に注力するグローバルヘルスケア企業です。Organonは、60以上の医薬品や製品を世界中にお届けしています。リプロダクティブ・ヘルスをはじめ、拡大するバイオシミラー事業と安定的な長期ブランド製品群での事業展開により、事業開発を含めたウィメンズヘルスにおける成長機会への投資を進めていきます。それに加えて、急成長しているグローバル市場で、Organonはそのスケールと存在感を梃に、バイオ医薬品のイノベーターと商業化における協働機会も追求していきます。
Organonは、米国ニュージャージー州ジャージーシティに本社を置き、世界中に事業拠点を構え、
約1万名の従業員を有します。詳細については、 https://www.organon.com/ をご参照ください。また、日本法人であるオルガノン株式会社の詳細については、 https://www.organon.com/japan/ および、当社のLinkedIn( https://www.linkedin.com/company/organon-japan/ )、Instagram( https://www.instagram.com/organon_japan/ )の公式アカウントもご参照ください。
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