パーソナルジムの積極的利用意向(通っている、通っていた、検討している)が高い人はどのような人なのでしょうか？アンケートを用いて分析しました！！

近年、パーソナルジム市場は拡大を続けています。今回は、パーソナルジムを積極的に利用している方（通っている、通っていた、検討している）がどのような人々で、どのようなニーズを持っているのかを調査しました。

First fit株式会社

2024年8月5日 12時04分

パーソナルジム積極的利用意向の高い人ってどんな人？

パーソナルジム積極的利用意向の高い人はどのような人なのでしょうか？」というテーマで、※1全国の100名前後の方々に調査を実施しました。調査では、年齢、男女比、運動頻度といった基本的なデモグラフィック情報から、フィットネスに対する意識や目標、日常の運動習慣、健康への関心度など、さまざまな要素を分析しました。

この調査では、参加者がパーソナルジムに対してどのような期待を持っているのか、またどのようなトレーニングプログラムや施設環境を求めているのかを深掘りしました。さらに、パーソナルジムに通う際の障壁や懸念点についても質問し、利用を促進するためのポイントや改善点を探りました。

このように、多角的な視点からの質問を通じて、パーソナルジムの利用意向の高い人々の特徴やニーズを明らかにし、今後のマーケティング戦略やサービス開発に役立てるための重要なインサイトを得ることを目的としています。

パーソナルジム積極的利用意向の方の年齢

アンケート結果から、25歳から44歳の方が全体の74%を占めており、この年齢層に特に強い需要があることがわかりました。このことから、パーソナルジムに興味を持つ層が比較的若く、働き盛りの世代であることが示されています。これらの年齢層は、健康維持や体力向上を目的として積極的にフィットネスに取り組む意欲が高いと考えられます。また、仕事や家庭の生活スタイルに合わせた柔軟なトレーニング時間を求める傾向が強く、個別指導やカスタマイズされたプログラムのニーズが高まっていることも示唆されます。

パーソナルジム積極的利用意向の方の性別比

調査結果によると、パーソナルジムの積極的利用意向がある人の割合は、女性が約60%で男性が約40%でした。このデータから、女性の方が男性よりもパーソナルジムの利用意向が高いことが明らかになりました。

この背景には、女性が健康や美容に対する意識が高く、個別のトレーニング指導を受けることで自分の目標により効率的に到達したいというニーズが強いことが考えられます。また、パーソナルジムのプライベートな環境が、他の人の目を気にせずにトレーニングに集中できる点も、女性にとって魅力的であると考えられます。

さらに、最近のフィットネストレンドでは、女性向けのトレーニングプログラムや栄養指導が充実していることも、女性の利用意向が高い要因の一つと考えられます。これに対し、男性はジムでのフリーウエイトトレーニングやスポーツジムの利用を好む傾向があるため、パーソナルジムの利用が少ない可能性があります。パーソナルジム業界としては、女性のニーズをさらに満たすサービスを提供するとともに、男性向けのマーケティングやサービス拡充も検討すべきかもしれません。

パーソナルジム積極的利用意向の方の運動する頻度

パーソナルジムの積極的利用意向が高い人の9割が普段から運動をしており、その多くが週に2〜3回の頻度で運動を行っていることがわかりました。これは、健康や体力の維持に高い意識を持つ人々がパーソナルジムの利用に積極的であることを示しています。また、これらの人々は個別の指導や効果的なトレーニングプランを求めており、パーソナルジムの提供するサービスが彼らのニーズに合致していることが伺えます。

パーソナルジム積極的利用意向の方の日常的になっている運動とは

調査によると、運動習慣がパーソナルジムで形成されている人は約5割、続いてスポーツジムが約2割、ランニングが約1.7割、その他にヨガやピラティスなどの活動が含まれています。この結果から、パーソナルジムの利用が運動習慣の形成に大きな役割を果たしていることがわかります。

パーソナルトレーニングを他の運動と併用することで、さまざまなメリットが得られます。まず、パーソナルトレーニングでは個別のニーズや目標に合わせたプログラムが提供されるため、より効果的にトレーニングが行えます。また、正しいフォームや効果的なトレーニング方法を学ぶことで、ケガのリスクを減らし、自己流では得られない結果を得ることができます。

さらに、パーソナルトレーナーのサポートによりモチベーションが向上し、継続的な運動習慣の維持が容易になります。これにより、スポーツジムやランニング、ヨガ、ピラティスなどの他の運動ともバランスよく組み合わせることで、全身のバランスの取れたフィットネスを実現できるでしょう。

パーソナルジム積極的利用意向の方はパーソナルジムを検討する際どんなことで悩むのか

調査結果から、パーソナルジムを検討する際に最も多くの人が悩む点として「費用が高い」が挙げられ、全体の51.67%を占めています。パーソナルジムは専属トレーナーによる個別指導や設備の充実度から、通常のスポーツジムよりも高額な料金設定となることが多く、これが利用をためらう大きな要因となっています。このため、利用者に対して費用に見合った価値を提供していることを伝えるために、具体的な成功事例やトレーニング効果の可視化が重要です。また、分割払いの導入や初回割引キャンペーン、パッケージプランの提案など、費用面でのハードルを下げる施策も有効です。

「自宅近くに良いパーソナルジムがない」と回答した人が25.00%に上る点も見逃せません。これは、利便性がジム選びにおいて重要な要素であることを示しています。多忙なライフスタイルの中で、通いやすい場所にパーソナルジムがないと、利用のハードルが高まります。これに対して、パーソナルジム側は新たな地域への店舗展開や、オンラインパーソナルトレーニングサービスの導入を検討することで、より多くの潜在顧客にアプローチすることができます。特にオンライントレーニングは、ジムの物理的な場所に縛られずにサービスを提供できるため、今後の市場拡大において有力な選択肢となるでしょう。

これらの悩みを解消するための対策を講じることで、パーソナルジムの利用意向を高め、より多くの人々にフィットネスの価値を提供することが可能になります。

パーソナルジム積極的利用意向の方は、通っている、通っていた、パーソナルジムが候補として挙がったのはどのようにして知るのか

調査結果によると、現在通っている、通っていた、または検討しているパーソナルジムをどのようにして知ったかについて、最も多かったのは「インターネット検索」で、32.67%を占めました。これは、ユーザーが手軽に情報を収集できる手段としてインターネットを利用する傾向が強いことを示しています。特に、ジムの場所やサービス内容、料金体系など、詳細な情報を比較検討する際に便利であるため、多くの人がインターネット検索を利用しています。

次いで、「知人の紹介」が29.70%であり、信頼性の高い情報源として依然として重要な役割を果たしていることがわかります。パーソナルジムの選択は、個々のニーズに合ったサービスを見つけることが重要であり、実際に利用した人の意見や体験談が信頼性を高めます。

また、「ホームページ」や「YouTubeやSNS」を通じて知ったという回答も一定数あり、それぞれ13.86%と10.89%を占めています。これらの結果から、パーソナルジムのオンラインプレゼンスの強化が重要であることが伺えます。特にホームページは、ユーザーが直接アクセスして詳細情報を得るための主要な窓口となるため、情報を分かりやすく、魅力的に発信することが求められます。また、YouTubeやSNSは視覚的なコンテンツを通じてジムの雰囲気やトレーニングの様子を伝えるのに効果的であり、ブランドイメージの向上や新規顧客の獲得に寄与します。

一方で、「Web広告」、「テレビでの紹介（CM以外）」、「テレビCM」、「雑誌」といった伝統的なメディアや広告手段から知った人の割合は低く、3.96%以下に留まっています。これは、これらのメディアが依然として認知度向上には寄与するものの、現代の消費者が情報収集においてオンラインメディアを優先する傾向が強いことを反映しています。

総じて、パーソナルジムが効果的にターゲット層にリーチするためには、オンラインでのマーケティング戦略を強化し、検索エンジン最適化（SEO）やSNSの活用、魅力的なホームページの構築が不可欠であると考えられます。また、口コミや紹介を促進するためのインセンティブプログラムの導入も有効な手段となるでしょう。

パーソナルジム積極的利用意向の方は、パーソナルジムに通った(通う)目的は何なのか

調査結果では、パーソナルジムの主な利用目的として「ダイエット」が28.91%と最も多く、体重管理やシェイプアップに対するニーズが強いことが示されています。次に「健康維持」が26.56%、特に中高年層が病気予防や健康維持のために適切な運動習慣を求めていることがわかります。「トレーニング目的」は23.44%で、フィジカルフィットネスや筋力強化を目指す人が多く、特定のフィットネス目標を持つ人々に専門的なサポートが提供されています。また、「運動不足解消」のために利用する人も21.09%おり、現代のライフスタイルによる運動不足を補うための役割を果たしています。これらの結果から、パーソナルジムは多様なニーズに対応したサービスを提供しており、利用者の目的に応じたプログラムの充実が求められています。

候補からさらに検討段階へ上げる際パーソナルジムを選ぶときのポイントは何なのか

パーソナルジムを選ぶ際に最も重視されるポイントは「通いやすさ」（20.98%）で、利用者のライフスタイルに合った立地や営業時間が重要とされています。次に「費用」（16.96%）と「ジムの雰囲気」（16.07%）が続き、費用対効果やリラックスできる環境が求められています。また、「継続的に通えそう」「効果がありそう」「トレーナーの実績」などの品質や信頼性も重視されています。「予約の取りやすさ」や「トレーニング設備の充実」も選択の要因となっており、「キャンペーン」「大手」「知名度」といった付加価値も考慮されています。これらの結果から、利便性、費用、雰囲気がジム選びの主要な要素であることが示されています。

通いやすいとはどの範囲が該当するのか

調査によると、パーソナルジム選びで「通いやすさ」を重視する人の80.00%が「自宅から近い」ことを最重要視しています。これは、自宅から簡単に通えるジムが、日常生活に無理なく組み込めるため、利用者にとって魅力的であることを示しています。「職場の近く」が16.47%で、通勤や仕事の合間に運動できる利便性を重視する人も多くいます。「通勤の定期券内」が3.53%で、追加の交通費をかけずに通いたいというニーズも見られます。これらの結果から、パーソナルジムは住宅地やオフィス街など、アクセスしやすい立地に店舗を展開することが顧客満足度向上につながると考えられます。

パーソナルジム積極的利用意向の方は、パーソナルジムへ何ヶ月くらい通うのか

調査結果によると、パーソナルジムを利用した人の中で「3ヶ月以内」の継続が最も多く、31.03%を占めています。多くの利用者が短期間で効果を期待している一方、成果を実感できない場合は早期に辞める傾向があるようです。「5ヶ月以内」や「6ヶ月以内」に続けた人も一定数おり、個別指導やトレーニングプログラムが効果を発揮していることが伺えます。特に「1年以上」続けた17.24%の利用者は、ジムの価値を高く評価し、長期的な健康維持を目指していると考えられます。ジム側は、特に初期段階での成果を重視し、サポート体制を強化することで、継続率を向上させることが求められます。また、長期利用者には進捗確認や新たな目標設定を行うことで、満足度と継続率の向上を図ることが重要です。

パーソナルジム積極的利用意向の方は、月にどのくらいの費用がパーソナルジムは掛かるイメージなのか

調査によると、パーソナルジムの月額費用のイメージとして、最も多かったのは「1万円〜2万円」で29.89%、次いで「1万円以下」が21.84%でした。この結果から、多くの人が手頃な価格を期待していることがわかります。また、「2万円〜3万円」（18.39%）や「3万円〜5万円」（16.09%）も一般的な価格帯として認識されています。一方で、「5万円以上」の高価格帯を受け入れる層も一定数存在しており、パーソナルジムには幅広い価格帯でのサービス提供が求められています。ジム側は、価格帯ごとのニーズに対応したプランを提供し、費用対効果を明確に伝えることが重要です。

パーソナルジムを退会する理由

調査結果によると、パーソナルジムを退会した主な理由として最も多かったのは「費用が高い」で、全体の30.14%を占めています。これは、パーソナルジムのサービスが高額であり、利用者にとって負担となることが多いことを示しています。この問題に対しては、価格設定の見直しや柔軟な支払いプランの導入が考えられます。

次に多い理由は「自分でやれるようになった」で21.92%でした。これは、利用者がパーソナルトレーニングを通じて知識や技術を習得し、自分でトレーニングを続けられる自信を得たことを意味しています。これはポジティブな退会理由であり、トレーナーが適切な指導を提供している証拠でもあります。

「最初から期間を決めていた」という理由で退会した人は19.18%おり、特定の目標達成やライフイベントに合わせて期間限定で利用するケースが多いことがわかります。

「効果が見込めなかった」(8.22%)、「ジムまで通うのに時間がかかる」(6.85%)という理由も見られました。これらの要因は、個々の期待と現実とのギャップやアクセスの問題を反映しています。また、「設備に飽きた」「トレーニング内容に飽きた」(各2.74%)、「予約が取りづらい」(2.74%)といった理由もあり、ジムの設備やプログラムのバリエーション、予約システムの改善が求められています。

さらに、トレーナーに関する不満として、「トレーナーが毎回変わる」「トレーナーが毎回一緒」「トレーナーとの相性が悪い」(各1.37%)が挙げられています。これらは個別のサービス提供において重要な要素であり、利用者の満足度に大きく影響します。

最後に、「シャワーがない」という理由も1.37%あり、設備の充実度が退会の一因となっていることが示されています。総じて、パーソナルジムは費用面の課題を含め、サービスの質や顧客体験の向上に努めることで、退会理由を減らし、顧客満足度を高める必要があります。

憧れの芸能人

男性人気の芸能人1位はなかやまきんに君、女性人気の芸能人1位はローラさんという結果が出ました。なかやまきんに君は、筋肉トレーニングに関する知識やユーモア溢れるキャラクターで知られており、フィットネスや健康への関心が高まる中、彼の健康的なライフスタイルが多くの男性に支持されていると考えられます。

一方、ローラさんは、モデルとしての美しいスタイルやポジティブなライフスタイルが女性からの人気を集めています。彼女の自然体で健康的な生活へのアプローチや、美容とフィットネスに関する発信が、特に若い女性層に共感を呼んでいると考えられます。

まとめ

調査結果から、パーソナルジムを積極的に利用する意向が高い人々にはいくつかの共通点が見られました。特に、25歳から44歳の若い世代が全体の74%を占めており、健康維持や体力向上を目的としていることが多いことがわかりました。性別では、女性が60%を占めており、美容や健康への高い意識からパーソナルジムのプライベートな環境や個別指導を好む傾向があります。

利用者の9割は週に2〜3回の運動習慣を持ち、パーソナルジムでのトレーニングがその主な手段となっていることが判明しました。パーソナルトレーニングは、個別のニーズに応じたプログラムや正しいトレーニング方法の指導を提供し、利用者の目標達成をサポートしています。

しかし、パーソナルジムを利用する際の主な障壁として「費用が高い」（51.67%）や「自宅近くに良いジムがない」（25.00%）といった問題が挙げられており、これらの課題への対応が必要です。また、通いやすさや費用、ジムの雰囲気がジム選びの主要な要素として重視されており、これらのニーズに応じたサービス提供が求められています。

退会理由としては、「費用が高い」ことが最も多く挙げられ、自分でトレーニングを続けることができるようになった人も多く見られました。これらの結果から、パーソナルジムは費用対効果の明確化や柔軟な料金プランの提供、サービスの質の向上を図る必要があります。

最後に、憧れの芸能人としては、男性ではなかやまきんに君が、女性ではローラさんがそれぞれ1位となり、健康的なライフスタイルが多くの支持を集めています。このような結果を踏まえ、パーソナルジムはターゲット層のニーズや嗜好に合わせたマーケティング戦略を展開し、さらに多くの顧客を引きつけることが期待されます。