全国300か所の作業所を訪れて出会った作品群を8つの部屋に展示する体験型鑑賞展「五感のとびらをひらく旅」、9月14日(土)より東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアムにて開催。

障がいある人たちの手仕事とたわむれ、既成概念からの解放を促す。

透かし和紙に直接さわることができる展示のイメージ

ソーシャルエンターテイメント・プログラムを提供する一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(港区・代表:志村季世恵)は、2024年9月14日(土)から10月1日(火)まで、体験型鑑賞展「ウェルフェアトリップ 五感のとびらをひらく旅」を、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」(東京・竹芝)にて開催します。この企画は、書籍『ウェルフェアトリップ~福祉の場をめぐる小さな旅』(アノニマ・スタジオ)の著者・羽塚順子氏とのコラボ企画です。

「障がいのある人たちの手仕事と、たわむれる。」

「ウェルフェアトリップ 五感のとびらをひらく旅」は、「障がいのある人たちの手仕事と、たわむれる。」をテーマに、作品に触ったり、香ったり、寝転んだりと、五感をひらきながら、全国の障害者施設のクラフトパーソンたちとの出会いをお楽しみいただけます。

本展示の3つの特徴

①天井から吊るす大掛かりな和紙作品や、長さ15mの神楽の大蛇、豪華絢爛な刺繍衣装から繊細なアクセサリーまで、展示品はクラフトパーソンの手仕事で構成

②参加する全国約20の福祉事業所の中からいくつかの現場のクラフトパーソンとオンライン(平日の時間限定)で繋ぎ、職人技の作業の様子をリアルタイムで「見学」できる

③8つの部屋それぞれにコンセプトがあり、五感で手仕事に触れる旅ができる

8つの部屋のイメージ
体験イメージ
体験イメージ

「五感のとびらをひらく旅」開催の背景 

前書の著者・羽塚順子氏は、300カ所以上の福祉現場を訪ねてきました。中でも、障がいのある方々が、繊細なこだわりを持って単純な反復作業に集中する姿を発見するたびに「職人的才能と可能性」への確信を深め、福祉事業所と地場産業や地域の職人技継承などを繋げるプロジェクトに取り組んできました。


羽塚氏は、「一般の方やクリエイターを連れて福祉現場を訪問すると『社会では働けない(就職はできない)』とされる障がいのある人たちが、『自分のやりたい作業に没頭して無心になる姿』『自分のペースを当たり前に曲げない姿』に衝撃を受け、圧倒されてしまいます。その理由は、障がいのあるなしに関係なく普遍的な『その人の特性が活かされる幸せ』『ありのままでいられる人としての喜び』がそこにあり、訪問者側の既成概念が打ち破られるからです」と語ります。

これまでダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では、世の中を分断しているたくさんのものを、出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感することを提供してきました。 今回の展示では、「対話の森」では初となる、”障がいある方々の繊細な手仕事”との出会いと対話によって、ダイバーシティ体験を提供します。

本鑑賞展は、五感をひらくことで先入観や既成概念から距離を置き、知られざる才能や可能性に出会い「もっと知りたい、訪ねたい」と、多くの方に関心を持っていただくことを目的としています。

「五感のとびらをひらく旅」コンセプト

旅をしてみませんか。 

都心にいながら、コンクリートの建物の中にいながら、自然へと繋がる道へ。

頭を空っぽにして、ゆっくり深呼吸をして、会場の扉を開け、足を踏み入れてみてください。
懐かしい記憶を呼び覚ますような匂いがしたり、ちょっと不思議な感触と出会ったり、見たこともないような大蛇にお出迎えされたり。

「旅の始まり」から「旅の終わり」まで、8つのお部屋があります。
「これ、なに?」と、各部屋の気になるものを、触ったり、香ったり、眺めてみてください。
そして、「どんな人がつくっているの?」と、つくる人にも思いを馳せてみていただけますか。

背中を丸め黙々と手を動かし続ける人、歌いながらリズミカルに作業を繰り返す人、時々大声で叫んでしまう人、天気によって具合が悪くなってしまう人。
人里離れた地方の山間部であったり、子どもたちの声がする住宅街の一角だったり、古い機械が並ぶ工場だったり、静かな作業室の片隅だったり。
それぞれのクラフトパーソンたちが、どこかで人知れず、マイペースで、今日も手を動かし続けています。

会場を出る頃、五感をゆるやかにひらいたあなたの中に、小さな旅の感触が、心地よいひだまりのように、残っていますように。

「 五感のとびらをひらく旅」開催概要

開催期間:2024/9/14(土)~10/1(火) 

開館時間:11:00~19:00(最終入場時間 18:30 / 最終日のみ最終入場時間 17:30、18:00 終了)

開催場所:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」(東京・竹芝)

 (東京都港区海岸1丁目10−45 アトレ竹芝 シアター棟 1F) 

  https://maps.app.goo.gl/gBBAfXjmVUeTST4z7

体験時間:開館時間内に、ご自身のタイミングとペースでご覧ください。目安60〜90分。

 ※時間枠の設定はありません。ご自由に8つの部屋を回っていただきます。

料金:一般 1,100円(税込)※小学生以下無料。保護者の同伴が必要です。

ご予約:下記WEBサイトよりチケット購入可能。会場にて当日券も販売。

            https://mothernessp.com/welfaretrip-did1/

☆ 参加施設の一部手仕事品を販売予定

  

【羽塚順子(はねづかじゅんこ)について】

Motherness Publishing代表 

公立中学校の特別支援学級で障がい児を指導後、株式会社リクルートの営業職などを経て、書籍や雑誌、Web の企画編集、執筆で3000 人以上の著名人らを取材。2009 年より社会的に弱い立場の人たちと共存する母性社会づくりをライフワークに、児童養護施設出身児童の進学支援プロジェクトなどに取り組み、障害者施設と地場産業を繋げて引出物をプロデュースしたことを機に、その後300カ所以上の福祉施設を訪問。伝統と福祉をつなぐ「江戸仕立て都うちわ千鳥型(千鳥うちわ)」では、三井ゴールデン匠賞奨励賞受賞。グッド・デザイン賞3回受賞。他にも、次の世代につなぐ言葉とデザインとして書籍、印刷物、ウェブなどの企画制作・取材・執筆・編集を手掛ける。代表著書に『ウェルフェアトリップ〜福祉の場をめぐる小さな旅』(アノニマ・スタジオ)。障がい者や社会的弱者たちが働き、暮らしている、各地の福祉施設や共同体を紹介する活動や「一般社会と壁を隔てた向こう側」ではなく、地域に根付き地域と交流し合う「福祉的な場」と捉え、人間同士が支え合いともに生きるという本来の在り方を伝えるプロジェクトがある。

【一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて】

たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約28万人が体験しました。

2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」

 

 <本件に関する取材等お問い合わせ先> 

一般社団法人 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ

広報担当:関川・脇本

Email: press@dialogue-japan.org  TEL   : 03-6231-1640

※ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では、メディアの方によるご体験取材を随時受け付けております。上記連絡先よりお問い合わせください。

<企画内容についてのお問い合わせ>

Motherness Publishing

広報担当:三間

Email: hitomi@bp-and.co.jp  TEL 080-9647-8972

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会社概要

URL
-
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
港区 海岸1-10-45 アトレ竹芝シアター棟1階
電話番号
03-6231-1640
代表者名
志村季世恵
上場
未上場
資本金
-
設立
2011年11月