順天堂大学発スタートアップ InnoJin株式会社、シリーズBでロート製薬株式会社より資金調達。累計調達額は7.2億円に

組織基盤の拡充と開発中製品の臨床研究および治験を加速させ、早期の社会実装を目指す

InnoJin株式会社

2024年3月1日 15時00分

順天堂大学発スタートアップのInnoJin株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役：猪俣武範）は、昨年実施したシリーズAに続き、ロート製薬株式会社を主な引受先とする第三者割当増資により、資金調達を実施しました。

今回調達した資金をもとに、開発中製品の臨床研究や治験をさらに加速させ、早期の社会実装（上市）を目指していきます。また、今回出資いただいたロート製薬株式会社様を始め、昨年出資いただいたパートナー企業様、さらには各種プロジェクトで協業している企業様とともに円滑な市場導入を図るための出口戦略を構築し、より早く、より多くの患者様や医療従事者にソリューションを提供できるように取り組んでいきます。

当社は、革新的なデジタルテクノロジーを用いた医療機器の研究・開発・承認・事業化を通じて、医療のDXに取り組む大学発スタートアップです。Society5.0におけるヒト中心の医療の実現に向け、ドライアイや花粉症に対するスマホアプリ型プログラム医療機器、VR・XR技術を用いた医療機器の研究開発や、オンライン診療普及に向けたプラットフォームの開発を進めています。

＜主なパイプライン＞

＜主な製品＞

ロート製薬株式会社　取締役チーフコミュニケーションオフィサー　大垣内好江様

当社は、経営ビジョン2030で「Connect for Wellbeing」を掲げております。アイケア領域におきましても「見える」を守り支えるだけでなく、その先にある幸せ、ウェルビーイングを支えていきたいという想いのもと、目の研究を約110年以上にわたり行い、目薬をはじめとする多様なニーズに応えた製品を開発、販売してまいりました。

世の中は急速に変化し、生成AIををはじめとしてデジタル関連技術が私たちの生活も大きく変えようとしています。InnoJin社と提携することにより、InnoJin社が持つデジタル医療技術と当社のアイケアに関する知見を掛け合わせることで、顧客起点でより人々の瞳の健康をサポートできると考えております。