[官学連携]学校法人山口学園 福島県と連携協定を締結
学校法人山口学園(大阪市北区/理事長:酒元英二)は、2024年9月4日(水)に福島県(知事:内堀雅雄)と連携協定を締結しました。学校法人山口学園は専門学校事業(ECC国際外語専門学校、ECCコンピュータ専門学校、ECCアーティスト美容専門学校)、留学生事業(ECC国際外語 日本語学科)、高等課程・高等部事業(ECC学園高等学校)の3つ事業を運営。地震、津波、原発事故という世界で類を見ない複合災害を経験した福島県の復興状況等を学び、発信する機会を創出することで、震災により顕在化した社会課題と向き合い社会の持続的な発展に寄与する人材を育成するとともに、風評払拭・風化防止等を図るため、相互に連携・協力をすることを目的とし、連携協定を締結いたしました。また、ECC国際外語専門学校の新たな取組『つなぐ福島』の受講生が9月3日(火)から9月5日(木)に実施した福島県の視察研修に合わせて、福島県内堀雅雄知事を表敬訪問し、活動報告を行いました。
■ 学校法人山口学園 × 福島県 連携協定締結式 概要
日 時:2024年9月4日(水) 16:10~16:20
場 所:福島県庁 本庁舎5階 正庁
出席者:福島県 内堀 雅雄知事、学校法人山口学園 酒元 英二理事長
連携事項
① 人材育成に関すること
・東日本大震災や福島県の復興に関心を持ってくれる人材の育成(山口学園)
・本県の状況等を伝える講義等への協力(福島県)
② 東日本大震災からの復興に関すること
・情報発信の一環として、県産品を取り扱うマルシェ等を実施した際に、その売り上げの一部を寄付(山口学園)
・復興状況や魅力など「ふくしまの今」に関する情報提供(福島県)
③ 風評払拭・風化防止及び地域の魅力発信に関すること
・関西圏のイベント出展を通じた「ふくしまの今と魅力」の発信(山口学園)
・グローバル人材(留学生等)への福島県の情報発信(山口学園)
・ポスターやノベルティなど情報発信に活用可能なPR資材の貸与・提供(福島県)
④その他、本協の目的を達成するために必要な事項に関すること
出席者コメント<福島県 内堀 雅雄知事>
東日本大震災と原発事故の直後、ECC国際外語専門学校ホテルコースの学生さんの、 「私たちに何かできることはありませんか」という言葉をきっかけにして、チャリティイ ベント「カフェ・ラポール」の取組が始まりました。大阪で福島県産品を提供して、その売上金を全て福島県に寄附していただいたほか、本県への視察研修を通じて、福島の現状に理解を深め、長年にわたり本県に寄り添った支援を行っていただいております。さらに今年度からは、選択授業『つなぐ福島』を新設されました。多くの学生の皆さんが福島について学び、本県の魅力を関西地方で発信する取組を始めていただいています。学校法人山口学園の皆さんの多大なる御支援に対し、心からの感謝を申し上げます。今回、山口学園様と連携協定を締結することにより、関西圏における「福島の今と魅力」を継続的に発信いただくとともに、本県の復興や風評払拭、風化防止等に対し御支援いただけることを大変心強く感じています。「カフェ・ラポール」は、「このカフェから生まれるつながりで、幸せの輪を拡げたい」との思いから、フランス語で「つながり」を意味する「ラポール」を採用されたと伺っています。 本県としても、山口学園様との「つながり」を更に深めながら、福島の復興と地方創生の推進に向け挑戦を続けてまいります。引き続きの御理解、御支援をお願いいたします。※一部抜粋
出席者コメント <学校法人山口学園 酒元 英二理事長>
今回、福島県との連携協定という機会をいただいたことに心から感謝申し上げるとともに、これまで学生たちが東日本大震災の復興支援、風評払拭・風化防止のために頑張ってくれたおかげだと思っています。発端は東日本大震災という大きな震災でした。震災直後当時の学生が「私たちに何かできることはありませんか」という言葉から始まったチャリティイベント「カフェ・ラポール」。同じ人間として、同じ日本人として、「困った人を助けたい」という当時の学生たちの思いが、今も歴史的流れとしてそのまま引き継がれています。また、世界における復興支援の1つの小さいモデルを作ってくれたと思います。「困った人を助けたい」は、学園理念の1つとしても掲げており、今後は福島県と連携し、復興に向けての活動を一つ一つ続けていきたいと考えています。学生たちには、「社会や人の何かしら役に立てるということは、自分自身を大きく喜ばすことができること」ということをこれからも感じていって欲しいです。※一部抜粋
■『つなぐ福島』受講学生による知事表敬訪問
日 時:令和6年9月4日(水) 16:20~16:40
場 所:福島県庁 本庁舎5階 正庁
出席者:福島県 内堀 雅雄知事、ECC国際外語専門学校 大谷内 圭学校長
選択授業『つなぐ福島』受講学生 9名ほか
受講学生コメント<ECC国際外語専門学校 グローバルビジネスコース 張 晏寧>
私は地震が多い台湾出身ということもあり、福島での出来事に強い関心を持っていました。メディアで報道される福島は原発事故や食の安全、処理水問題に焦点が当てられていますが、それが福島の全てではないと感じ、実際に自分の目で見て確かめたいと『つなぐ福島』の授業を受講しました。実際に福島を訪れ、政府の政策だけではなく、色々な企業、地元の方々が力をあわせて、前向きに復興に取り組む姿に感動しました。また、福島の魅力を伝える活動や教育機関との連携により、外部の人々が福島について学ぶ機会も増えています。私自身も、沢山の場所を視察させていただき、美味しい名産品を食べることもできました。どれも美味しかったのですが、特に桃は台湾で食べたことがないほど、甘くて美味しかったです。こうして現地で感じたことを、拙い日本語でも伝えることが大事だと思いますので、SNSを通じて福島の魅力を発信していきたいです。貴重な体験を通じ、自身が少しずつ成長していることに喜びを感じています。※一部抜粋
■ これまでの活動 ※一部抜粋
【福島県復興支援チャリティカフェ「カフェ・ラポール」】
2011年東日本大震災発生時に「私たちに何かできることはありませんか」という学生の言葉から、
在学期間中に得たホスピタリティ精神を活かし、一般のお客様をお迎えするカフェを期間限定で開催。
以来、13年間、毎年開催して参りました。
カフェの売上げは、全額福島県へ寄附しており、
第1回開催より、8,154,701円(累計11,549名様ご来店)を福島県に寄附しております。
2023年度カフェ・ラポール実施レポート
https://kokusai.ecc.ac.jp/caferapport/
*尚、カフェ・ラポールの取り組みは、2023年で終了いたしました。
今後は、2024年度新設の選択教科『つなぐ福島』の受講生を中心に、あらたなイベントを企画中です。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人山口学園 ECC国際外語専門学校 広告広報課
杉原 優寛
TEL:06-6734-6736
FAX:06-6734-6734
メール:ysugihara@ecc.ac.jp
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