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岐阜県中津川市に「青邨記念館」構想 リニア中央新幹線開通見据え 官民で気運盛り上げへ

青邨を軸に「文化のまち」 中津川市は日本画の巨匠・前田青邨のほか、「画壇の仙人」熊谷守一、文豪・島崎藤村など多くの偉人を輩出。偉人が愛したまち「中津川」を国内外へ情報発信

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岐阜市宇佐の岐阜県美術館で好評開催中の「前田青邨展」(11月13日まで)。25日から作品が後期展示が始まった。青邨出身地の中津川市からはバスツアーが企画され、多くの市民が鑑賞に訪れている。青邨没後、45年が経過し、市民の間でも青邨を知らない世代が増える中、官民による将来の街づくりを見据えた狙いがあった。

前田青邨展で「袈裟御前」の作品解説を聞く中津川商工会議所の会員ら=岐阜市宇佐、県美術館 前田青邨展で「袈裟御前」の作品解説を聞く中津川商工会議所の会員ら=岐阜市宇佐、県美術館

🔶 商議所が県美術館視察 記念館再建目指す
世界に誇る日本画の巨匠を郷土・中津川から発信へ-。県美術館(岐阜市宇佐)で開催中の「開館40周年記念 前田青邨展」には、かつてない規模で前田青邨(1885~1977年)作品が並ぶ。その青邨の功績を顕彰する機運が、出身地である中津川市で高まっている。市内に中間駅ができるリニア中央新幹線の開業を控え、「文化のまち」アピールのシンボルとなる「青邨記念館」の再建に向け、中津川商工会議所が旗振り役を担う。

 10月中旬、「前田青邨展」に中津川商工会議所の会員ら25人が鑑賞バスツアーで訪れた。会期中4回行われ、市内企業のツアーも合わせ約300人が来館する。同館の青山訓子学芸課長は、中津高校同窓会所蔵の「袈裟(けさ)御前」を前に作品解説。同校の前身である中津女学校が、青邨が画壇デビューしたばかりの18歳の頃に制作を依頼しており、青山課長が「地元の新進画家を応援する意図があったのでは」と経緯を語ると、会員らは興味深げに聞き入った。

🔶 かつての市立青邨記念館、盗難事件で2015年閉館
 中津川市にかつてあった市立青邨記念館は1966年開館。長年親しまれてきたが2009年に盗難事件が発生、施設の老朽化も相まって15年に閉館、取り壊された。中津川市文化振興課によると市が所蔵、保管する青邨の作品は本画28点、下図23点、素描56点。他に書状や自作の陶芸品など貴重な資料もある。これらは現在、市立苗木遠山史料館に置かれ年に1、2回公開されるものの、常設展示はされていない。
「青邨は地元の誇り。作品を眠らせたままでは、もったいない」と立ち上がったのが中津川商工会議所。青邨の顕彰活動に役立てようと、今年3月に青邨の生涯をたどる伝記を刊行した。市民にあらためて功績を知らせるとともに、民間企業に記念館再建への支援を呼びかけていく考えだ。

🔶 リニア開業を控え、青邨世界を国内外へ
 リニア新幹線開業に向けインフラ整備と同時にソフトの充実を図る必要性があるとの認識は官民で一致しているものの、中津川市は市内に完成予定の岐阜県駅(仮称)周辺への投資に力を入れる時期。中津川商工会議所は、ランニングコストなどの面で市が美術館を運営する難しさについて理解を示し、民間の力を生かした運営方策を模索する。
中津川商工会議所の杉本潤会頭は「青邨の作品は世界の人々を魅了し得る。リニア新幹線開業で予想される多くの観光客の集客に向け、100年先まで見据えたランドマークとなる」と、記念館再建の重要性を説く。かつて地元中津川の応援を受け、画壇で大輪を咲かせた前田青邨。没後50年の節目を5年後に控え、青邨作品が中津川の発展に花を添えようとしている。
×  ×

 展覧会概要展覧会名  開館40周年記念 前田青邨展 究極の白、天上の碧(あお)  ―近代日本画の到達点―
会  期  2022年9月30日(金)~2022年11月13日(日)
開館時間  10:00-18:00  ※10月21日(金)は20:00まで開館(入場は閉館30分前まで)
休  館 日  月曜日(祝・休日の場合は翌平日)

 観覧料一般 :1,300(1,200)円
大学生:1,000(900)円
高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、難病に関する医療費受給者証の交付を受けている方とその付き添いの方(1名まで)は無料でご観覧いただけます。
 
 お問合せ岐阜県美術館     岐阜市宇佐4-1-22    TEL.058 -271 -1313  
岐阜新聞社事業戦略局 岐阜市今小町10       TEL.058-264-1159(平日9:00~17:00)

☆会期中の催し物などはHPをご覧ください
https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/events/seison2022/

主催 岐阜県美術館、岐阜新聞社、岐阜放送、前田青邨展実行委員会
後援 朝日新聞社、NHK岐阜放送局、岐阜県教育委員会

 本展覧会は、(公財)田口福寿会、十六フィナンシャルグループの助成を受けています

協力 中津川市、日本通運、岐阜県社会保険協会
協賛 岐阜県JAグループ、大垣共立銀行、バロー、岐阜信用金庫、損害保険ジャパン、トーカイ、
岐阜プラスチック工業、岐阜商工信用組合、イビデン、太平洋工業、ヤマカグループ、美濃工業
助成  (公財)花王 芸術・科学財団

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種類
イベント
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URL
https://www.gifu-np.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
岐阜県岐阜市今小町10
電話番号
058-264-1151
代表者名
矢島薫
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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