『令和8年8月千葉豪雨』を「大雨の稀さ情報」で検証 「400年以上の稀さ」※1を示す降雨をリアルタイムに把握できる可能性を確認

気象庁等の防災気象情報を補完し、地域ごとの異常な大雨の早期把握と対応判断を支援

I-レジリエンス株式会社

防災・減災のDXを推進するⅠ-レジリエンス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:坂田暁俊、以下「Ⅰ-レジリエンス」)は、2026年8月13日から14日にかけて千葉県を中心に発生した「令和8年8月千葉豪雨」を対象に、当社が提供する「大雨の稀さ情報」の活用可能性について検証を行いました。

今回の検証では、実際に発生した降雨について「どの程度稀な大雨だったのか」を時系列・地域別に確認しました。

 その結果、8月13日20時40分頃には、千葉市稲毛区、千葉市花見川区、佐倉市、八千代市などで「400年以上の稀さ」を示す降雨を確認。また、8月14日4時40分頃には、千葉市中央区、若葉区、緑区などで「200年以上の稀さ」を示す降雨を確認しました。

このことから、「大雨の稀さ情報」は、広域的な防災気象情報に加えて、地域ごとの降雨が「どの程度異常なものなのか」を把握するための情報として、豪雨時の危険度の早期把握や、住民・事業者等の早めの対応判断を支援できる可能性が確認されました。

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背景 : 急激な豪雨と想定を超える浸水被害

近年、気候変動等の影響も背景として、短時間に非常に激しい雨が降るケースや、局地的・急激な大雨によって浸水・冠水等の被害が発生するケースが増えています。

 令和8年8月千葉豪雨においても、8月13日から14日にかけて千葉県内で線状降水帯が発生し、記録的な大雨となりました。

こうした豪雨では、気象庁が発表する警報・注意報や大雨特別警報などの防災気象情報が重要な判断材料となります。

 一方で、豪雨時のリスクをより的確に把握するためには、降雨量という「絶対値」の情報に加えて、その雨が過去の降雨と比較してどの程度稀な規模なのかを示す「再現期間」の情報を組み合わせて活用することも重要です。

 例えば、「○mmの雨が降っている」という情報に加え、「その地域では何年に一度程度の稀な雨なのか」を把握することで、現在発生している降雨の異常度をより直感的に捉え、早期のリスク判断を行うための判断材料として活用することができます。特に、急激に雨が強まる局地的な豪雨では、危険度が急速に高まる地域をできるだけ早く把握し、避難や事業継続、車両退避等の対応を検討することが重要です。

大雨の稀さ情報とは

Ⅰ-レジリエンスが提供する「大雨の稀さ情報」は、現在発生している、または発生した降雨が、その地域においてどの程度「稀な規模」であるのかを把握するための情報です。

 例えば、単に「1時間に○mmの雨が降った」という雨量だけでは、その雨がその地域にとってどの程度異常な規模なのかを判断することは容易ではありません。

 「大雨の稀さ情報」では、降雨を「何年に一度程度の稀な雨なのか」という観点から捉えることで、現在の降雨の異常度・危険度をより直感的に把握することを支援します。

 気象庁等が提供する防災気象情報を置き換えるものではなく、既存の情報に「その地域にとって、どれほど稀な雨なのか」という新たな視点を加えることで、災害リスクの判断を補完する情報です。

現場重視の情報提供 :アラートはメールだけでなく、地図上での可視化情報をセットで提供することも可能です 。スマートフォンのGPS情報を活用したプッシュ通知や、関係部署への同時配信設定により、組織全体での迅速な連携が可能です。

令和8年8月千葉豪雨で「400年以上の稀さ」※1を確認

今回の検証では、令和8年8月千葉豪雨における「大雨の稀さ」の推移を、短時間の降雨から長時間にわたる降雨まで複数の観点から確認しました。

その結果、8月13日20時40分頃、千葉市稲毛区、千葉市花見川区、佐倉市、八千代市などにおいて、半減期1.5時間実効雨量で「400年以上の稀さ」※1を示す降雨が確認されました。

8月14日4時40分頃には、千葉市中央区、千葉市若葉区、千葉市緑区などにおいて、24時間積算雨量および減期72時間実効雨量で「200年以上の稀さ」を示す降雨が確認されました。

このように8月13日18時頃から「大雨の稀さ」が急激に変化し、その後も14日夜遅くまで危険な状態が続く地域が確認されました。

これらの結果から、今回の千葉豪雨のように短時間に急激に雨が強まるケースだけでなく、雨が長時間継続することによって高まる河川・水害リスクや、長時間降雨による土砂災害リスクについても、「大雨の稀さ」という観点から把握を支援できる可能性が確認されました。

「どれだけ降ったか」に加えて「どれだけ稀なのか」

今回の検証で注目すべき点は、単純な降雨量だけではなく、「その地域にとって、その雨がどれほど稀なのか」を時系列で把握できたことです。

例えば同じ「大雨」であっても、地域によって過去の降雨状況や災害リスクは異なります。

そのため、豪雨時のリスク判断においては、

「どれだけ雨が降っているか」

という情報に加えて、

「その地域にとって、どれだけ稀な雨なのか」

という視点を持つことが重要になります。

「大雨の稀さ情報」は、この「稀さ」という観点から降雨の異常度を把握することで、地域ごとの危険度の高まりをより早期に認識するための判断材料を提供します。

今後の展開

Ⅰ-レジリエンスでは、今回検証した「大雨の稀さ情報」をはじめ、従来の気象情報に新たな視点を加えた独自性の高い防災情報を、地図上での可視化やメール・プッシュ通知など、利用者のニーズに応じた形で提供しています。

 今後は、既に気象庁より予報業務許可※2を取得している降雹予測をはじめ、気象予測分野にもさらに注力し、さまざまな気象情報と独自の予測技術を組み合わせることで、災害リスクの早期把握と具体的な対応判断を支援します。これらを通じて、企業・自治体・生活者の防災対応力を高め、社会全体のレジリエンス向上に貢献してまいります。

Ⅰ-レジリエンス株式会社について

Ⅰ-レジリエンスは、新たな防災・減災サービスを提供する会社として防災科学技術研究所と民間企業4社の合同出資により設立されました。レジリエントDX・レジリエントライフを主な事業とし、防災科学技術研究所やその他の学術研究機関が持つ研究開発成果や知見、ビッグデータを活用し、事業者や生活者のニーズに応じた様々なソリューションを提供していきます。

上記の事業の柱の具現化のひとつとして、防災情報サービスプラットフォームである「I-Resilience Information Network:IRIN」を活用し、様々な気象・防災情報に加えて、具体的な社会課題やニーズに対応したソリューション型情報提供を推進しています。

URL:https://www.i-resilience.co.jp/

お問い合わせ先:Ⅰ-レジリエンス株式会社 営業担当 Mail:sales@i-resilience.co.jp

※1:「400年以上の稀さ」は、当社の「大雨の稀さ情報」における再現期間に基づく評価です。再現期間は、同程度以上の降雨が統計的に平均して何年に一度発生する規模に相当するかを示すものであり、「400年に一度しか発生しない」という意味ではありません。

※2:気象庁 予報業務許可249号取得

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/minkan.html

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会社概要

I-レジリエンス株式会社

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URL
https://www.i-resilience.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第一平和ビル3階
電話番号
03-6842-0715
代表者名
坂田 暁俊
上場
未上場
資本金
4500万円
設立
2021年11月