「インドネシア スンバ島から貧困をなくしたい!」2024年度もSDGsの達成を目指します
月1人当たり約5,000円しか支出が出来ない人を貧困層と定義する国で、現金収入が月1,000円ほどの家庭を支援します
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。
このプレスリリースは「認定NPO法人地球の友と歩む会/LIFE」の夢です。
認定NPO法人地球の友と歩む会/LIFE(東京都千代田区・理事長:横山計三)はインドとインドネシアの農村に住む人々が自然と共生し自立して暮らせる社会を目指し、実際に問題解決に向けて取り組む現地NGOと協力して「水・緑・人」をテーマに貧困の解消に取り組んでいます。
インドネシア:スンバ島とは?
インドネシア共和国は高層ビルが立ち並ぶ首都ジャカルタ、観光で有名なバリ島、オランウータンが住む熱帯雨林やイスラム教徒が多い国として有名です。私たちが支援するスンバ島東部(東ヌサトゥンガラ州・東スンバ県)は雨が2~3ヶ月しか降らない乾燥地帯です。また統計上はキリスト教徒が非常に多く、豚を食する文化もあります。近年はスンバ島の西側の一部がリゾート開発され「秘境」と紹介されることもあります。しかしながら特に町から離れた農村部では現金収入を得る機会がなく、自給自足を基本として生活している方が非常に多い地域です。
自給自足だけでは生活が厳しい
スンバ島東部の農村部では伝統的に主食のトウモロコシのみを栽培しています。2~3ヶ月に降る雨のみで栽培し、種を土にまくだけで肥料などは与えないという原始的な農業を営んでいます。トウモロコシはどの地域でも栽培しているため市場で売れる作物ではありません。生活していくには「現金でしか購入できないもの」が必要です。月1人当たり約5,000円(55万ルピア)ほどしか支出が出来ない人を貧困層と定義する国で、現金収入が月1,000円ほどの家庭は珍しくないというスンバ島東部の農村部を支援したいと私たちは考えています。(2023年3月統計データより)
「トマトの栽培なんて私たちにはムリ」
そう思い込む住民
農村部に住む人々は情報を得る手段が乏しいです。インターネットが通じるエリアも少しずつ増えていますが、私たちが支援する村ではwifiが通じないことが多いです。そもそも現金収入が乏しいため新聞やスマホの購入も難しいです。あらゆる情報が乏しいためか「トウモロコシ以外の栽培は私たちには無理」「特別な知識と特別な人たちがトマトなどを栽培できる」と思い込んでいます。【家畜のフンや葉などの身の回りの自然物が肥料になる】【ポットで栽培して大きくなったら畑に植える】という情報でさえ「特別な知識・技能」に当たります。
村から貧困をなくすために:農業研修で収入UPを目指す
私たちは1992年からスンバ島の井戸掘りワークキャンプをきっかけに交流を深めてきました。「地球の友として助けたい、なにかしたい」そんな思いを持つ市民が集まって地球の友と歩む会/LIFEは設立され、今日まで支援を続けてきました。2024年度も新たな村で農業の研修を開始します。栽培する作物はキノコやライムなどを予定中です。
SDGs[2.飢餓をゼロに][3.質の高い教育をみんなに][15.陸の豊かさも守ろう]を組み合わせて[1.貧困をなくそう]を達成していきたいと考えています。
▼支援の例
農業に必要な灌漑や給水設備の工事
村にある植物や家畜のフンなどを活用した農業の研修
給水設備等を共同管理するための農業組合の設立と運営研修
▼波及効果:1つの村で20の農家を支援した場合
インドネシアで農業組合を作ることが出来る
組合で農業に必要な設備を共同管理したり販売時に価格交渉がしやすくなる
研修を受けた農家がリーダーとなり他の住民に研修内容を伝える
「トウモロコシ以外も自分たちで栽培出来るんだ」と自信がつく
支援を受けたライパンダック村の村長:ゲラルド氏のコメント
有機農業や魚の養殖ができるようになりました。今では私が中心となり、すでに野菜作りや魚の養殖ができるメンバーが村の他の人たちにやり方を教えています。もっと野菜を作れる人たちを増やしていく予定です。
共同した現地NGO:ラジオMAX財団代表:ヘンリック氏のコメント
大学で薬剤師の資格を得た後、東スンバ県のワインガプという町の総合病院で5年ほど働いていました。貧困で苦しい人が大勢いることに心を痛めて、まずは情報を届けたいと思いラジオ局を開設しました。ジャーナリストとして情報を届ける傍ら、貧困農家を対象として農業研修を実施しています。収入が4倍に増えた農家もいます。今後も貧困解消に取り組みたいと考えています。
地球の友と歩む会/LIFE国内担当:佐藤静香コメント
学生時代にインドネシアに感じていたイメージは「経済発展が目覚ましく、日本の支援は必要ないのでは」そんなことを思っていました。しかし観光で訪れたバリ島で貧富の差を感じ取り「地方はもっとすごいのかな」と思いながら帰国しました。その後、機会があって地球の友と歩む会の活動を聞く機会があり、あの時感じた違和感は合っていたのかと感じました。
国際協力は日本人による一方的な支援の一方通行で、そこに住む人々の解決能力を奪ってはいないか、そんな漠然とした「支援」に対する偏見があった私にとって、LIFEとの出会いは支援に対する価値観を変容させてくれたNGOです。2015年に現地NGO:ラジオMAX財団の代表:ヘンリック氏とスンバ島で合う機会がありました。目を輝かせながら「ガソリンを使わないで水をくみ上げたいんだ!そうすればお金がなくても水にアクセスできるだろう?だからポンプを開発しているんだ!」と語る顔が忘れられません。地球の友と歩む会/LIFEの活動を皆様にお伝え出来るように国内担当して努力していく所存です。
認定NPO法人地球の友と歩む会/LIFEは、2024年度も現地の方と一緒に生活向上を目指して農業研修の他には、マングローブの植林、脱炭素エネルギーで動く給水ポンプの開発を行う考えです。この活動を続けていくために、2024年度はクラウドファンディングの実施を検討中です。引き続き応援のほどお願い申し上げます。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
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