kintoneとWebフォームを自動連携するサービス「DataSyncer フォーム to kintone」を提供開始
既存フォームを「そのまま活かす」kintone連携をノーコードで
クラフテクス株式会社(本社:東京都新宿区)は、Webフォームなどから送信される通知メールを解析し、「kintone」へ自動登録できるクラウドサービス「DataSyncer フォーム to kintone(データシンカー)」を2025年6月24日より提供開始しました。

従来、外部Webフォームとkintoneを連携させるには、フォームを新たに作り直すのが前提とされていました。「DataSyncer フォーム to kintone」は、既存フォームをそのまま活かし、開発不要で連携可能にすることで、現場の負担を大幅に軽減します。
(特許出願中:特願2024-078620)
外部フォームとkintone連携における課題
業務改善の基盤としてkintoneを導入する企業は年々増えていますが、外部のWebフォームとkintoneをスムーズに連携させるには、専用フォームの再構築や通知メールの手作業による転記が必要になるケースが少なくありません。その結果、多くの現場で以下のような課題が生じています。
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フォームURLの変更に伴うリンク修正やSEOへの対応
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デザイン変更によるユーザー体験の低下
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外部ポータルサイト(不動産・求人サイトなど)からの通知メールを手作業で転記
こうした運用負担を減らし、既存のフォーム資産をそのまま活かす方法が求められていました。
既存フォームのままノーコードでkintoneと自動連携
「DataSyncer フォーム to kintone」は、Webフォームからの通知メールをクラウドサービス上で受信後、必要な項目を解析してkintoneに自動登録する仕組みを採用し、これらの問題を解決します。
フォーム側の改修がゼロでkintone連携を開始できるため、業務現場にとっての導入障壁が極めて低く、IT部門のサポートも最小限で済みます。

通知メール本文から必要な項目を自動抽出
Webフォームから送信される通知メールから必要項目を自動抽出し、kintoneアプリの各項目にバラして登録を行います。この機能により、あらゆるタイプのWebフォームとの連携が可能となります。

複雑な設定作業は不要
導入にあたっては、通知メールのサンプルと、登録したいkintoneフィールド情報を専用フォームからご提供いただくだけで連携開始できます。お預かりした内容をもとに、AIがメール本文情報を解析、必要なマッピング設定をした後に、社内のサポートスタッフが最終確認を行います。
あとは、通知メールの宛先を「DataSyncer フォーム to kintone」にて発行した専用メールアドレスに変更するだけで、自動連携が開始されます。

「DataSyncer フォーム to kintone」主な特長
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フォームの作り直し不要:既存の通知メールをそのまま活用
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ノーコード・最短導入:開発不要、設定も完全サポート
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柔軟なデータマッピング:メール本文からkintoneフィールドへ自動抽出
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APIレスなサイトとの連携:APIが用意されていない様々なサービスと連携可能
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シンプルな価格体系:年額12万円・初期設定10万円(税別)
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拡張も自在:「添付ファイル解析」「PDF読み取り」などは上位版連携サービス「DataSyncer メール to kintone」で対応。
業務利用シーン
「DataSyncer フォーム to kintone」は業種を問わず、次のような業務現場で活用できます。
◆ コーポレートサイトの問い合わせ連携
kintoneで顧客対応を受付アプリにリアルタイム連携。一次対応の迅速化。
◆ 不動産・中古車など外部ポータル連携
複数のポータルサイトからの反響をkintoneアプリで一元管理。
◆ セミナー・資料請求フォーム連携
LP上のリード情報を即時反映し、対応スピードを向上。
◆ ECサイトの注文管理
受注通知メールをkintoneに登録し注文から配送までをkintoneで完結。
導入事例
● 建築設計ソフトウェア事業者 様
Web集客に活用している「フォームメーラー」への申込情報をリアルタイムでkintoneへ登録。
申込状況の可視化と運用負荷の削減を実現し、限られた人員でも正確な受付管理が可能になりました。
● BPO事業者 様
複数ポータルサイトからの通知メールをkintoneへ自動登録する仕組みを導入。
従来の手作業による転記作業をゼロにし、ヒューマンエラーを防止。エンドユーザーへの即時対応が可能となり、BPO品質の向上にも寄与しています。
価格
初期費用 100,000円
年間利用料 120,000円
「DataSyncer® for kintone(データシンカー®)」とは

「DataSyncer for kintone(データシンカー)」はkintone特化型のデータ連携サービスで、オンプレミスの基幹システムや複合機などから出力されるCSVおよびPDFファイル、メール文書をkintoneに自動連携(ゼロタッチ連携)するサービスです。製品サイト:https://datasyncer.craftex.jp/
kintoneとは
東証プライム上場企業の3社に1社を含む、38,000社以上が利用しているサイボウズのノーコード・ローコードツール。ITの知識がなくても自社の業務に合わせたアプリを作成でき、日々変化する業務にあわせた改良も簡単に素早くできます。主な機能として「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」の特性があり、顧客管理、出張申請、業務日報など幅広い用途で活用できるため、現場主導の継続的な業務改善を実現します。製品サイト:https://kintone.cybozu.co.jp
サイボウズ株式会社からのエンドースメント
サイボウズ株式会社は、クラフテクス株式会社による「DataSyncer® フォーム to kintone」の提供開始を心より歓迎いたします。「DataSyncer® フォーム to kintone」により、現在お使いのフォームをそのまま活かし、ノーコードで自動連携が可能になることで、更なる業務効率化とヒューマンエラーの削減が期待されます。今後もクラフテクス株式会社とのパートナーシップを強化し、お客さまのニーズに沿った最適なソリューションを提供してまいります。
サイボウズ株式会社 執行役員 営業本部長 清田 和敏
今後の展開
クラフテクス株式会社は今後も、「kintone × データ連携」領域に特化した製品開発と支援体制の強化を進めてまいります。
フォーム通知メールに限らず、基幹システムからのCSVファイル、複合機FAX、IoTデバイスなど、企業内に点在するあらゆるデータを、開発レスでkintoneに集約・活用できる世界の実現を目指しています。
また、基幹パッケージベンダー様や販売パートナー様との連携基盤も強化し、スモールスタートが可能なデータ連携プラットフォームとして、日本全国の中堅・中小企業のDXを後押ししていきます。
お問い合わせ先
クラフテクス株式会社
代表取締役:山中 駿平
東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
E-mail:info@craftex.co.jp
Webサイト:https://craftex.co.jp/

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