医療的ケア児や重度心身障害児と家族らも楽しめる交流イベントを開催。7月19日(土)-20日(日)に長野県軽井沢町で、医療的ケア児らのトークセッションや熱気球の搭乗体験を予定。
一般社団法人Orange Kids’Care Lab.(所在地:福井県福井市、代表:紅谷浩之、戸泉めぐみ、以下オレンジキッズケアラボ)は、交流イベント「キッズケアサミット2025」を開催します。
重い障害や胃瘻や人工呼吸器等などの医療的ケアがある子どもは健常児と比較して、遊びや学びの機会、家族旅行などの楽しみを得る機会が少ない現状にあります。(参考:厚⽣労働省 令和元年度障害者総合福祉推進事業 医療的ケア児者とその家族の生活実態調査 報告書 )当団体では、そのような現状を踏まえ、重度心身障害児や医療的ケア児の通所施設として、子ども同士の遊びや外出などに積極的に取り組み、また家族旅行やアウトドア体験などの非日常な体験機会も提供しています。
本イベントは、2015年からスタートし、今回で8回目の開催となります。医療的ケア児や重度心身障害児とその家族らの交流や意見交換、情報交換の場でありつつ、子どもたちに対する理解者や支援者を増やすことを目的としています。そのため、参加者を限定せず、誰もが参加できるイベントとして開催しています。これまで、医療や介護福祉の専門職、教育・建築・まちづくりに関わる専門家、観光事業者、旅行支援団体、地元小中学校の児童や学生、一般市民も多く参加しています。

7月19日(土) は、トークセッションや体験型企画を開催!
開催時間:13時00分〜16時00分
会 場:軽井沢風越学園 体育館(⻑野県北佐久郡軽井沢町発地1278ー16)
■オープニング/ゲストトーク(13時00分〜)
株式会社ジャクエツと一般社団法人Orange Kids’Care Lab.代表理事の紅谷が監修を務め、グッドデザイン2024大賞を受賞した遊具研究プロジェクト「RESILIENCE PLAYGROUND」。医療的ケア児の「遊びたくても遊べない」という課題に注目し、様々な個性をもつ子どもたち、医師、ケアスタッフ、遊具デザイナー、地域住民が携わり開発された遊具の紹介や経緯を語ります。

田嶋宏行/遊具と遊び場のデザイナー
静岡県浜松市出身。京都造形芸術大学プロダクトデザイン学科卒業。2015年株式会社ジャクエツに入社。スペースデザイン開発課という部署にて、遊具や遊び空間のデザイン・設計を担当。障がいの有無に関係なく遊べる遊具シリーズ「RESILIENCE PLAYGROUND」が2023年9月にキッズデザイン賞、2024年11月に2024グッドデザイン大賞を受賞。

紅谷浩之/医師/オレンジグループCEO
福井市出身。ER救急、地域診療所を経て2011年福井市に在宅医療専門の「オレンジホームケアクリニック」、2012年に医療的ケア児の活動拠点「オレンジキッズケアラボ」を開設。その他にもオレンジグループにて様々な事業を展開。遊具研究プロジェクト「RESILIENCE PLAYGROUND プロジェクト」では監修を務める。
■2名の医療的ケア児によるトークセッション(13時55分〜)
生まれつきの病気により医療的ケアがありながら地域の学校に通う子ども2名が登壇。二人の学校生活を話題に、医療的ケア児が地域で学び成長していくための未来のあり方を考えます。

滑川すみれ
医療的ケアがありながらきょうだいと同じ、地域の小学校の通常学級に通う小学4年生。「やりたい!」を大切に、いろんな事にチャレンジし続けている。昨年の「キッズケアサミット2024」では、自身で作成したスライドにて学校生活や趣味など多岐にチャレンジを披露。参加者の注目を集めた。

辻ひより
地域の保育園から小学校へ就学し、現在も地域の中学校に通う中学2年生。絵を描くこと、折り紙などモノづくり、料理が趣味。特に料理は、夕食に食べたいメニューを自身で作る日もあるほど。最近のマイブームは、学校給食のカミカミにぼしと母の作るピーマンの煮物。
■ワークショップでエアリアル&ジャグリング体験(15時05分〜)
サーカスの花形パフォーマンス「エアリアル」を体験できます。抱っこひもや姿勢をささえながらも乗ることができ、障害の有無に関わらず体験が可能です。また合わせてジャグリングに使う様々な道具で遊ぶことができます。サーカスショーの魅力を感じられるワークショップです。

金井ケイスケ
松本市在住のサーカスアーティスト。日本人ではじめてフランス国立サーカス大(CNAC)を卒業し、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界35ヵ国以上で公演。東京2020パラリンピックでのサーカス振付を担当。令和6年度松本市文化芸術功労賞受賞。

HiROKO
幼少時代より器械体操を学び日本体育大学を卒業。2005年シルクドゥソレイユのエアリアル部門にての日本人初登録キャストとなる。バラエティー番組、CMに出演のほか、EXILE、羽生結弦らと共演。2015年より倖田來未、2018年よりちゃんみなのエアリアルアドバイザーを務める。
関連する活動記事:サーカスをつくろう🎪キャスト選考を兼ねた3日間連続ワークショップを開催!in 松本諏訪地域・佐久地域|Hotch-Lodge
■その他
オーケストラによる0歳から楽しめるファミリーコンサートやゲストトークで紹介する遊具(RESILIENCE PLAYGROUND)の展示を予定しています。
7月20日(日) は、みんなで空を飛ぼう!
開催時間:5時00分〜7時30分
会 場:軽井沢72ゴルフクラブ 北コース向かい広場および駐車場
■熱気球の搭乗体験!
車椅子やバギーのままでも搭乗できる大きなバスケットで、年齢も身体の状態も関係なく熱気球で空飛ぶ体験が可能。また、設営時にはどんどん膨らんでいく熱気球の様子やその迫力を間近で体感できます。
*当日の天候により中止または内容の変更、搭乗できる時間帯が前後する可能性があります。
*当日受付のみです。受付開始は4:30〜、搭乗開始は5:00〜を予定しています。


一般社団法人Orange Kids’Care Lab.とは
重い障害や医療的ケアのある子どもたちの活動拠点。2012年、福井市に開設。利用する-されるという関係性ではなく、子どもたちと共に様々な活動をしながら、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指している。子どもたちの成長と未来を地域や社会を巻き込みながらつくっていくことがミッション。
団体名称:一般社団法人Orange Kids’Care Lab.
団体設立:2015年4月
代表理事:紅谷 浩之、戸泉 めぐみ
事業内容:障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業(居宅介護、生活介護)及び相談支援事業、児童福祉法に基づく障害児通所支援事業(放課後等デイサービス、児童発達支援、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援)及び障害児相談支援事業、その他(就学支援、旅行支援等)
団体HP:https://carelab.jp/
私たちと一緒に子どもたちの未来をつくりませんか?様々な方法で子どもたちをご支援いただけます。
・マンスリーサポーターに登録する
・AMAZON Wish Listで応援する
・その他のご支援方法はこちら
<本件に関するお問合せ先>
キッズケアサミット2025運営事務局
メール:infokaruizawa@carelab.jp
すべての画像