【調査】Windows11移行、移行完了はまだ4社に1社 浮かび上がる“人手不足”と外注ニーズ
Windows10のサポート終了が迫る中、移行対応だけでなく日々の“初期設定”にも負担感 44.6%が外部委託に前向き

株式会社SSマーケット(本社:東京都八王子市、代表取締役:星山 常進)は、 2025年10月に予定されているWindows10のサポート終了を前に、業務用パソコンの管理・調達担当者545名を対象とした調査を実施。Windows11への移行に向けた対応状況が明らかになりました。
調査サマリー
◆Windows11への「全社移行済み」と回答した企業は24.2%にとどまり、多くの企業が「これから」の段階にあることが判明。
◆移行における主な課題として、「コストや時間の確保」「ソフトの互換性」に加え、「初期設定(キッティング)作業の負担」や「社内人員の不足」といった“作業負荷”や“人手不足”が浮き彫りに。
◆日常業務でも「初期設定・キッティング」に負担を感じている企業が49.4%と最多で、44.6%が外部委託を検討していることから、現場でのアウトソースニーズが高まっていることがうかがえる。
◆PCの調達方法では、購入だけに限らず、レンタルやリースも含めた柔軟な運用を行っている企業が68%に達しており、導入スピードや運用負荷の軽減、アフターサポートを重視する傾向が推察される。
調査結果
① 業務パソコンの入れ替えが必要と回答した企業は約9割
89.1%が「勤務先の業務用パソコンの入れ替えが必要だった」と回答。また、63%の方は「勤務先の業務用パソコンのうち、50%以上は入れ替えが必要だった」と回答しました。

② 移行完了はわずか24.2% 71.3%が “これから”
「全社移行済み」は24.2%にとどまり、「一部移行済み」「未着手」「必要に応じて検討予定」の企業が71.3%を占めました。

③ Windows11への移行の課題は“予算・互換性・作業時間”
Windows11への移行を進める上では、「移行にかかるコストや予算の確保が難しい(40.4%)」「既存システムや業務ソフトとの互換性が不安(33.9%)」「移行対応の時間が確保できない(33.6%)」などの課題に回答が集中。
また、「導入・初期設定(キッティング)の作業負担が大きい(23.1%)」「移行に必要な知識・ノウハウが社内に不足している(22.6%)」「社内の人的リソースが不足している(21.5%)」も5社に1社にとって課題であることが明らかになりました。(n=545)

④ PC調達時のポイントは“予算・納期・初期設定&導入後のサポート体制”
PC調達時の重視ポイントにおいても、「費用(購入コスト/月額など)の安さ・予算への適合(44.8%)」「短納期・すぐに導入できること(40.6%)」に続き、「初期設定やキッティングなどの作業を任せられること(35.2%)」「導入後のサポート体制(トラブル対応、ヘルプデスクなど)があること(33.4%)」が挙げられるなど、上述の課題感に対応する項目に回答が集まりました。

⑤ 日々のPC運用でも“初期設定”に負担感。44.6%が“外部に任せたい”と回答
日常的に業務負担を感じるものとして 「初期設定・キッティング(OS設定、ソフトインストール、ネットワーク設定など)」に負担を感じると答えた企業は、49.4%と約半数。併せてアウトソーシング希望についても、最多となりました(44.6%)。
一方で、「新旧PCのデータ移行」については41.1%が負担感を抱えているものの、外注意向は27.7%に留まるなど、作業によって方針を切り分けていることが、うかがえます。(n=545)

⑥ 調達手段は“購入のみ”から“柔軟な組み合わせ”へ
「購入」のみで対応する企業は30.2%。レンタルやリースを含めた柔軟な調達を行う企業が68%にのぼりました。
(n=371 ※Windows11対応の新規PCの調達を行ったもしくは予定のある方)

<調査概要>
調査主体:株式会社SSマーケット
調査対象:従業員業務用パソコンの管理・調達担当者
有効回答数:545名
調査期間:2025年5月13日〜14日
調査手法:インターネットリサーチ
※回答の構成比は小数第1位もしくは第2位を四捨五入しているため、合計は必ずしも100%にはなりません。そのため、グラフ上に表示される構成比での計算結果は、実際の計算結果とずれが生じる場合があります。
総括|多忙な情報システム部門、人的負担をどう乗り越えるか
Windows11移行を目前に控えた今、情報システム部門では「機器の調達」だけでなく、「初期設定」「データ移行」「保守体制」など、日常的な業務も含めた広範な負担が顕在化しています。特に初期設定(キッティング)に関しては、日常業務の中でも最も負担感が強く、44.6%が「外部に任せたい」と回答するなど、人的リソースの限界も浮き彫りになりました。
こうした状況を乗り越えるには、アウトソーシングを部分的に取り入れ、社内の負担を分散することが有効な手段のひとつです。同時に、調達方法についても「購入一択」ではなく、レンタルやリースなど柔軟な選択肢を組み合わせることで、導入スピードや運用の柔軟性を確保しつつ、コスト面の課題にも対応できる可能性が広がります。
長期レンタル型のリユースPCサービス「Re:new PC」はこのような課題とニーズを背景に提供開始されたサービスです。キッティング済みの状態で即納が可能なサービスを活用すれば、設定や初期対応にかかる負荷を軽減しつつ、月額制による柔軟な運用や保守体制も確保できます。
今後ますます求められるであろう「効率的で持続可能な運用体制」の実現に向け、こうした選択肢をいかに戦略的に取り入れるかが、移行対応の成否を左右しそうです。
「Re:new PC長期レンタルサービス」について
Windows 11への移行に向け、SSマーケットが提供する「Re:new PC長期レンタルサービス」は、独自の厳しい基準で整備・クリーニングした高品質なリユースPCを、法人向け業務用PCとして長期間レンタル利用できるソリューションです。
当社が13年間にわたりリユースPCの整備・提供に取り組んできた知見と技術を集約し、まだ十分に利用可能な製品を再整備し、品質基準を満たしているものを「Re:new(リニュー)」として提供。オーバースペックな最新機種ではなく、業務に最適なスペックのPCを活用することで、コストを抑えた運用が可能です。本サービスを導入することで、企業は新品PCの購入負担を軽減できるほか、セットアップや運用サポートを外部に委託できるため、IT管理の負担を削減しながら効率的で持続可能なIT環境を実現できます。ITリソースが不足しがちな企業にとっても、スムーズにWindows 11へ移行できる実用的な選択肢です。

株式会社SSマーケット
代表取締役 :星山 常進
東京本社 :東京都八王子市子安町4-7-1サザンスカイタワー八王子6F
設立 :2012年3月14日
事業内容 :・法人向けパソコンレンタル「レンタルマーケット」の運営
・LCMサービス(IT運用管理)の提供
・端末販売・リースの販売
・IT・OA機器買取事業
・Kittingサービスの提供
・データ消去サービスの提供
ウェブサイト:https://ssmarket.co.jp
■本件に対するお問い合わせ
株式会社SSマーケット 増田
042-641-6690
ウェブサイト: https://ssmarket.co.jp/contact/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像