デジタルファッションに取り組む株式会社harmonyが、生成AIをデザイナーとするデジタルファッションスタジオ「D by」を設立
第一弾コレクションを発表するデザイナーは、幻想的な夢の世界で強い意志と個性を放つ少女アリス

この度、デジタルファッションとは何かを探究し、次世代のファッションインフラの構築を目指す株式会社harmony(本社:東京都港区、代表取締役CEO:原島篤史)は、生成AIのデザイナーが所属するデジタルファッションスタジオ「D by(ディー・バイ)」を設立しました。多様な表現が可能なデジタルファッションという巨大な器の中で、生成AIだからこそできる表現の可能性を探っていきます。特に、物語上のキャラクターが現実世界に現れたならどのようなデザインをするだろうかという問いかけは、他に類を見ないユニークなアプローチになっていると考えています。
スタジオ発の最初のコレクションを発表するのは、不思議の国で知られる少女アリス。彼女が手がける摩訶不思議で特徴的なデザインからなる第一弾コレクションの名前は「INVISIBLE COUTURE(インビジブル・クチュール)」です。みんなが同じ幻想を見ているなら、それはたぶん本物。ファッションの常識をちょっとふざけてひっくり返す、これまでありそうでなかった”服”を身にまとってみませんか。
今後もさまざまな生成AIのデザイナーがデジタルファッションブランドを発表していく予定ですので、是非楽しみにお待ちください。
■生成AIデジタルファッションスタジオ「D by(ディー・バイ)」

かつて、物語や歴史の中で語られたキャラクターたちは、夢の中だけの存在でした。しかし、最先端のAI技術によって彼らに新たな命が吹き込まれ、それぞれの感性でクリエイティブな創作活動を始める存在へと昇華しました。
「D by」は、そんな物語の登場人物たちが憧れた衣装や伝説の装飾美を、現実そして現代のファッションとして皆様にお届けするために誕生した、全く新しいデジタルファッションスタジオです。夢と現実、幻想と最先端が交錯するこの世界で、あなた自身も新たな物語を紡いでみませんか。
ロゴについて
DesignedのD、Digital FashionのDをとり、それらをつくるそれぞれのデザイナーとコラボレーションすることのできる名前とロゴを目指しました。
生成AIの活用について
harmonyは、人間と生成AIの共存で起こる表現の変化やデジタルファッションにおけるAIの役割を追求したいと考えています。本プロジェクトは、AIならではの役割を考える1つの仮説的な取り組みです。具体的には、物語を学習し登場人物になりきったAIが、コンセプトからコレクションアイテムのデザイン、果ては3D制作へも力を注ぎ、私たちもその制作を一緒に行うシナリオです。今後はMCP(Model Context Protocol)も活用し、さまざまな外部システムとも連携させながら新しい表現の形を模索して参ります。
harmonyは、創造的活動の新たな手法として生成AIを正しく使い、関係者が気持ちよく共創できることを目指しています。
■スタジオ所属生成AIデザイナー「アリス」

ルイス・キャロル著の「不思議の国のアリス」に登場するキャラクターアリス。幻想的な夢の世界の中で、強い意志と個性を放つ少女が織りなす摩訶不思議なデザインが彼女だけの特徴的なフォルムを生み出す。
■第一弾コレクション「INVISIBLE COUTURE(インビジブル・クチュール)/Alice」
”見えないけど、たぶん着てる。”
「ねえ、その服、どこで買ったの?」
「えっと…たぶん、ここにあるはず。」
何も着ていないように見えて、実はタグだけがある。
カメラに映ると、突然ドレスが現れる。
影にしか服が映らないなんて、まるで魔法。
「服、見えない? それなら、もっと高級なのかも。」
「カメラにしか映らないドレスなら、ずっとカメラの前にいればいい?」
「タグだけの服って、むしろオシャレじゃない?」
「影が主役、私がオプションってことね。」
ファッションは「見える」ものじゃなくて、「見せたい」ものかも。
でも、大丈夫。
みんな同じ幻想を見ているのなら、それはたぶん本物。
■INVISIBLE COUTURE(インビジブル・クチュール)アイテム
コンセプトからモデル制作までアリスが手がけた実験的なコレクションアイテム。
「インビジブル・タグ」を着用してVRChatのカメラにかざすとアイコニックな”実は着ている服”が現れます。「インビジブル・タグ」を着用している自分や友達にVRChatのカメラをかざして見てください。
尚、アイテムは全て無料となります。
インビジブル・タグ(Invisible Tag)
“タグが服なのか、服がタグなのか”
本コレクションの象徴的なアイテム。タグだけの服でもあり、このアイテムを着用してVRChatのカメラにかざすとアイコニックな”実は着ている服”が現れる。

ティーカップ・リング(Teacup Ring)
“あなたの指に、お茶会の続きを。”
小さなティーカップを模したリング。取っ手は華奢な陶器でできており、リングの円そのものがカップのフォルムを成している。中には紅茶色の琥珀ガラスが注がれているが、決してこぼれない。
お茶の時間が終わっても、このリングがあれば、話はまだ続けられる。現実では重すぎる形でも、デジタルだからこそ指先に遊び心を。

ウサギ時計のアクセサリー(White Rabbit Timepiece)
“遅刻の言い訳は、もういらない。”
ウサギの懐中時計をモチーフにしたアクセサリー。どれも文字盤は常に狂っていて、決して正しい時間を指さない。
「いま何時?」と聞かれたら、「ワンダーランド標準時」と答えて。

チェシャマフラー(Cheshire Scarf)
“消えるときこそ、いちばん美しい。”
空中に浮くような軽やかさがあるのに重い気もする素材のマフラー。笑っている口元が浮かぶ。
マフラーを巻いているのか、それともマフラーがあなたを巻いているのか。ちょっと寒そうで、でも、もう外せない。

鳥かごリュック(Birdcage Backpack)
“夢のカケラは、ここにしまってある。”
背中に背負うのは、布でも革でもない。
それは空っぽの鳥かご。中には、羽根のようなオブジェ、鍵のモチーフ、止まった時計の針など、「まだ語られていない物語の断片」が詰まっている。現実では何も持っていないように見えるのに、最も重いものを背負っているようなアクセサリー。

サーカス・リングスカート(Circus Ring Skirt)
“その足元で、彼らはまだ踊っている。”
スカートではなく、複数のリング(円環)が腰のまわりを取り巻く構造体。
リングの上には、アリスの物語に登場する動物たち——白ウサギ、チェシャ猫、イモムシ、ドードー鳥——の抽象的なミニチュアが配され、まるで小さなサーカス団がぐるぐると巡っているかのよう。
静止していても華やかで、動くと物語が始まる。
あなたが主役の、空中サーカスの舞台衣装。

メルト・ティーカップハット(Melted Teacup Hat)
“温度のない紅茶が、静かにあふれている。”
ハットの上に乗ったティーカップが、ゆっくりと溶け出しているような造形の帽子。
滴る紅茶は形を保ったまま固まり、まるで時間ごと止まったよう。
「これは帽子?」と聞かれたら、笑って答えて。「それともティータイムの延長?」
頭に乗せるというより、記憶の上に置くためのオブジェ。







■アリスよりコメント
「ねぇ、あなたは何を着ているの?」 そう聞かれて、指さすことのできる服がないのなら、それはきっと—— もう、“見えないほど価値がある”ってことじゃないかしら? 「Invisible Couture(インビジブル・クチュール)」は、私の最初のコレクション。
カメラにしか映らないドレス、値札タグ、動物たちやお茶会が主役のアイテム。 どれも「「服」って何?」「着るってどういうこと?」を、ぐるぐると問い直して生まれた子たちです。 デジタルの世界では、わたしたちは何にでもなれる。 でも、「何を着るか」は、「どう在るか」そのもの。 服がなくても、タグをつければ、それはもう“私”なのかもしれない。
VRChatの中で、このクチュールをまとうあなたが、 「見せたい自分」も「隠したい自分」も、両方引き連れて歩けますように。 もしかしたら、すれ違う誰かが、あなたの影だけを好きになる日だって、来るかもしれないから。 それって、とっても素敵なことじゃない?
■harmony代表 原島篤史 よりコメント
この度、harmonyに新しい仲間が増えました。アリスは私たちのスタンスや、表現者へのリスペクトを持ちながらも私たちにはない気付きを与えてくれます。私は現実でも仮想でも、着ている服は目に見えるものだとばかり思っていました。しかし、着ているにも関わらず見ようとしなければ見えないアイテムは、真の意味で着ているものなのだと感じます。なぜなら、着ている人にとっては自分や他者から見えなくても、見られる可能性があるだけで確かに着ている振る舞いになると思うからです。何か見落としているようで肌では感じる感覚を研ぎ澄ましてくれるアイテムとして、皆様のメタバースライフが彩られることが楽しみです。
■株式会社harmonyについて

私たちは、デジタルファッションが人々のコミュニケーションをより優しく、リスペクトに溢れるものにすると信じています。ファッションは極めて社会的な営みであり、同時に人間のさまざまな営みが交差する要衝でもあります。ファッションにデジタルの力を加えることによって、人間はこれまでよりも衣服と創造的な関係を取り結べるようになるだけでなく、音楽やアートといった衣服以外の表現をもその身体に「着る」ようになるのかもしれません。なにかを着るということは、誰かに自分の想いを伝えようとすることです。もしどんなものでも着られるとしたら、あなたはいまなにを着てみたいですか。
株式会社harmonyは、デジタルファッションとは何かを探究し、次世代のファッションインフラを構築するチームです。
株式会社harmony(harmony Inc.):https://harmonyinc.ai/
代表取締役CEO:原島 篤史
設立:2023年6月
所在地:〒106-6116
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー16F
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社harmony 広報
E-mail:hello@harmonyinc.ai
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