Microsoft 365で実現する低コスト・高拡張性の「MF教員評価DXシステム」

教員評価・人事考課業務のDX化｜Microsoft 365基盤で実現する業務システムの実例紹介

株式会社メディアフュージョン

2025年12月5日 06時00分

株式会社メディアフュージョン（大阪市）はMicrosoft 365上で稼働する大学・研究機関向け「MF教員評価DXシステム」を2025年から提供開始し、実務環境で実績を重ねています。本システムは、低コストと拡張性を両立させ、機関ごとに異なる教員評価業務のDX化を推進しています。本システムは、その拡張性から民間企業の人事考課にも適用できます。

Microsoft 365で構築した業務システムの典型例として「MF教員評価DXシステム」をご紹介します。製品の詳細は以下をご覧ください。

▶MF教員評価DXシステム（Excelフォーム型）、▶お問い合わせはこちら

●開発・提供の背景

大学や研究機関における教員評価は、教育・研究活動の質を高め、組織全体の戦略を支える重要な業務です。しかし従来の教員評価システムには、以下のような課題がありました。

拡張性上の課題：教員評価の業務は機関ごとに独自に設定され、その手順や内容が頻繁に変更されることが多い。そのため、システムの拡張性は不可欠で、従来のクラウドサービスである業務特化型SaaSでは十分に対応することが困難でした。
コスト上の課題：WebアプリのMF教員評価システムにおいては、高額なカスタマイズを不要とすることを目標に拡張性を実現していますが、システムは高額になり、システム設定項目も多くあります。十分な低コスト化は課題として残っていました。

こうした課題を踏まえ、当社は従来のWebフォーム型MF教員評価システムとは別に、Microsoft 365（SharePoint、Excel Online、Power BI、Power Apps、Power Automate）を基盤としたSEaaS（SaaS Extension as a Service）方式のサーバーレス教員評価システム「MF教員評価DXシステム」を開発しました。これにより、オンプレミス並みの拡張性と低価格を両立しました。当社では、従来のWeb型業務システムや高額な業務特化型クラウドサービスから、Microsoft 365を利用したSEaaS方式のサーバーレス業務システムへの転換を推進しています。「MF教員評価DXシステム」はその典型的なシステムとなります。

●MF教員評価DXシステムの特徴と製品概要

本システムは、Microsoft 365を基盤とした SEaaS（SaaS Extension as a Service：プラットフォーム拡張型サービス）方式のシステムです。以下を特徴としています。

低コスト運用：専用サーバー不要、Microsoft 365基盤で導入・維持費を削減
柔軟な拡張性：SharePoint、Excel Onlineをユーザインターフェースとして活用し、さらにPower Apps、Power Automateなどのローコードツールを用いて構築。機関ごとの業務フローに合わせた柔軟な拡張が可能。

コア管理機能として、当社の「SharePoint DocLib一括管理ツール」を適用し、利用者側のシステム管理者によるシステム拡張を可能としました。
（▶同ツールの詳細はこちら）
評価の効率化：Power Automateでデータ入力等の自動化。Power BIで評価状況や業績データをリアルタイムに可視化し、評価者の負担を軽減。直感的なグラフで評価者の負担を軽減。
公平性・透明性：教員評価管理者は、入力ステータスや評価状況をリアルタイムに把握でき、評価業務全体の効率性と透明性を向上。
民間企業への適用：本システムの拡張性により、大学・研究機関だけでなく、企業の人事考課にも適用可能。

MF教員評価DXシステムの製品概要

製品名	MF教員評価DXシステム（Excelフォーム型MF教員評価システム）
主要機能	1. 管理者向け機能 (1) 被評価者などのMyフォルダの自動一括作成・権限設定・評価書類の一括配布を効率的に実施でき、作業負担を大幅に軽減可能。 (2) 評価結果の最終承認や結果配布までを一括で管理。 2. 研究者向け機能 (1) 氏名や業績データが自動転記された自己点検書を利用でき、入力作業を最小化。 (2) Myフォルダに配布された自身のExcel形式の自己点検書をSharePoint上で直接編集・更新可能。 3. 評価者向け機能 (1) Power BI上で最新データを集約・可視化し、直感的に評価を行うことが可能。 (2) 進捗状況や評価結果をリアルタイムに把握し、必要に応じてデータを出力も可能。評価業務全体の効率的かつ透明性を高める。 4. 教員業績管理システムとの連携 (1) 既存の教員業績管理システムや researchmap とWeb APIで連携。 (2) これにより、教員は一度業績データを登録すれば再入力の必要がなく、関連データも一括登録可能。教員の入力負担を軽減すると同時に、信頼性の高いデータを蓄積する。
提供形態	パッケージ販売（Microsoft 365上に当社アプリケーションを提供）
利用対象	大学・研究機関などの人事・評価業務、民間企業の人事考課への適用
価格帯	▶お問合せください