Perplexity、AI時代の新しいパブリッシャープログラム「Comet Plus」を発表
CNN、The Washington Post、Le Mondeなど世界の主要メディアが参加

AI回答エンジン「Perplexity」を展開するPerplexity AI, Inc.(本社:米国サンフランシスコ、共同創業者兼CEO:Aravind Srinivas、アジア代表:森田俊、以下Perplexity)は、AI時代における高品質な報道と出版社の持続可能な成長を支える新しいパブリッシャープログラム 「Comet Plus(コメット・プラス)」 を正式に発表しました。
Comet Plusは、AIとジャーナリズムが共存する新たな情報エコシステムを構築する取り組みであり、CNN、The Washington Post、Le Mondeなど、世界を代表する報道機関・出版社が初期ローンチパートナーとして参加します。
Comet Plusとは
Comet Plusは、月額5ドルのサブスクリプション(Perplexity Pro/Maxユーザーは追加料金なし)で利用できる新しい仕組みです。
ユーザーやAIアシスタントが、信頼できる報道に基づいたニュースや分析へ直接アクセスできるようになり、AI回答の透明性と正確性を高めます。
参加する出版社には、AI回答での参照、読者による記事閲覧、AI学習への貢献など、複数の価値指標に基づいて報酬が支払われます。
これにより、クリック数やページビューに依存しない「情報の信頼性と質」に基づく新しい報道経済モデルを実現します。
ローンチパートナー
Comet Plusは、世界を代表する報道・文化メディアとともにスタートします。
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CNN
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Condé Nast(The New Yorker、WIRED、Vogue、Vanity Fair など)
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Fortune
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Le Figaro
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Le Monde
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The Los Angeles Times
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The Washington Post
これらのパートナーにより、ユーザーは世界の重要ニュースから深掘り分析、カルチャー記事まで、幅広い高品質な情報に直接アクセスできるようになります。
【背景】AI時代における「より良いインターネット」とは
インターネットはもはや「閲覧する場所」ではなく、私たちが生き、働き、考える空間となりました。 Comet Plusは、この変化を前提に「AIとジャーナリズムの新しい関係」を築くことを目的としています。
従来の報酬モデルは、人間によるアクセス(クリック)だけを価値として評価してきました。しかしAI時代には、人が記事を読むだけでなく、AIが要約を生成したり、エージェントがタスクのために記事を活用したりと、情報の使われ方が多様化しています。
Comet Plusは、以下の3つの指標に基づいて出版社に報酬を分配します。
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Human Traffic(人間による訪問)
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Search Citations(AI回答における引用)
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Agent Actions(AIエージェントによる利用)
これにより、AI時代の現実的な情報消費を反映した新しい経済モデルを実現します。クリックに偏った旧来の評価軸から脱却し、「知識の質」そのものを報いる構造への進化を目指します。

「より良いインターネット」を目指して
Perplexityは、クリックや広告収益を重視する従来のインターネット構造を見直し、「信頼」「正確性」「好奇心」を中心に据えた新しい情報環境の再構築を目指しています。
Comet Plusはその中核となる取り組みであり、AI時代において正確な報道がAI回答の中で公正に評価される仕組みを提供します。
コメント
PerplexityのCEOであるAravind Srinivasは次のように述べています。
「より良いインターネットはCometから始まります。Comet Plusによって、優れたジャーナリストや報道機関の知見が加わり、より信頼できるインターネットが実現します。」
参考
https://www.perplexity.ai/ja/hub/blog/introducing-comet-plus
https://www.perplexity.ai/ja/hub/blog/announcing-comet-plus-launch-partners
Perplexityについて
Perplexityは、リアルタイムで信頼できる情報源から回答を取得し、出典付きで返答する会話型AI検索エンジンです。2022年にOpenAI、Meta、Quora、Bing、Databricksの出身者らにより創業。現在は毎週2億件以上の質問に回答し、世界中のユーザーの「問い」を支えています。
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