子どもたちへの教育支援を呼びかける「世界一大きな授業2016」参加校募集
「世界一大きな授業2016」への参加校を1000校募集しています
ノーベル平和賞受賞者のカイラシュ・サティーアーティーさんらが「だれもが学校に行けるように」と呼びかけて始まった「世界一大きな授業」。毎年、100か国以上から世界中の子どもたちが参加しています。昨年2015年の日本の実績は47都道府県から780校が参加し、7万2463人の生徒が授業を受けました。
2016年も参加校を1000校募集中。学校に限らず、サークルやグループ、個人でも参加できます。グローバルなキャンペーンに参加しませんか?
2016年も参加校を1000校募集中。学校に限らず、サークルやグループ、個人でも参加できます。グローバルなキャンペーンに参加しませんか?
●世界の教育と国際社会の約束
現在、世界で小学校に通えない子どもは5,780万人、読み書きができない大人は7億8,100万人もいます。ミレニアム開発目標で定められた「初等教育の完全普及」は残念ながら達成されませんでしたが、2015年9月に国連総会で2030年までの新しい目標である「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が採択され、目標4に「2030年までにすべての子どもが質の高い就学前教育、初等教育、中等教育を受け、大人の識字率も大幅に改善すること」が新たな目標として掲げられました。
目標 4: すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
4.1:2030 年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもた らす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
4.2:2030 年までに、すべての子どもが男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び 就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。
4.3:2030 年までに、すべての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教 育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
4.4:2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及 び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
4.5:2030 年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立 場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスで きるようにする。
4.6:2030 年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び 基本的計算能力を身に付けられるようにする。 4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、 男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様 性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可 能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
●「世界一大きな授業」とは?
「世界一大きな授業」はSDGsの目標4を達成するために、世界の教育の現状を世界中で同じ時期に学び、教育の大切さについて考えるグローバルなキャンペーンです。
「世界一大きな授業2016」
http://www.jnne.org/gce/
2015年の「世界一大きな授業」には全都道府県から780校、7万2463人が参加し、過去最高の人数となりました。2016年も4月16日(土)~5月31日(火)に実施します。世界では100か国以上が参加し、参加者の声を各国政府に届け、教育政策に反映するように働きかけます。
申込みをすると、世界の教育の現状やノーベル平和賞受賞者のマララさんの活動について学べる教材、本当に必要な教育援助とは何かを考える教材を提供します。映画『わたしはマララ』の映像を使った教材も準備しています。授業を受けたあとに、首相・外務大臣に教育支援の拡充を願うメッセージを書くと、授業に参加した子どもの代表とNGOが政府に届けます。また、今年からは新たに、授業を受けた若者が地元選出の国会議員に面会するなどして、日本の教育協力の改善を働きかける「Raise Your Voice!(レイズ・ユア・ボイス!=声をあげよう)」という活動への参加を呼びかけます。学校に通えない子どもたちの現状を知り、日本の私たちにできることを考えてみませんか?
●教材の内容は?
教材は複数のユニットで構成され、自由にアクティビティを組み合わせて使っていただけるように作成しています。ワークシートは日本語版・英語版があります。授業の時間や対象者に合わせてご利用ください。
<教材のねらい>
1.世界の教育の現状について知り、教育の大切さについて考えること。
2.より良い世界のために活動する子どもたちがいることを知り、自分たちに何ができるか考えること。
3.日本の教育援助の現状を知ること。
4.より良い教育政策の実現に向け、日本政府に政策提言すること。
<内容>
アクティビティ1:クイズ
アクティビティ2:識字(シミュレーション)
アクティビティ3:教育と資金(シミュレーション)
アクティビティ4:行動する子どもたちのストーリーを読もう(動画+読み物+意見交換)
アクティビティ5:本当に必要な「教育援助」とは?(ロールプレイ)
アクティビティ6:首相・外務大臣に手紙を書こう(意見交換+文章表現)
<授業の後にできるアクション>
マララさんの呼びかけにこたえて国会議員に意見を伝える
「Raise Your Voice!(レイズ・ユア・ボイス!=声をあげよう)」(政策提言)
●授業実践例(2013年度版)
●お申し込みの流れ
(1) 参加登録
ウェブサイトの申し込みフォームからお申込みください。締切り:5/25(水)
http://www.jnne.org/gce2016/form.html
(2) 教材ダウンロード・授業の準備
お申込み受領メールに記載されているURLから教材をダウンロードし、教材を元に授業を準備してください。
※教材は、お申込み完了後、自動返信メールご案内しています。 申し込みを完了して、教材の案内のメールが届かない場合には、事務局までメールでお問い合わせください。
※教材は小学校高学年~大学生、社会人にも使えます。
(3) 授業の実施
4/16(土)~5/31(火)の間に、「世界一大きな授業」を実施してください。
※授業時間や参加単位(一学級・全校など)は自由です。
(4) 実施報告フォームの入力
終了後、ウェブサイトの実施報告フォームにご入力ください。実施報告完了メールで参加証をお送りします。
学校名を記入してお使いください。締切: 6/30(木)
http://www.jnne.org/gce2016/form.html
(5) 報告書が届きます
8月下旬に事務局から報告書、参加証が届きます。教室などにぜひ掲示してください。
※報告書は1申し込みにつき、1枚ずつお送りします。
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