本日4月22日は「地球の日」ブッキング・ドットコム、地球に優しい旅調査結果を発表― 日本人にとっての地球に優しい旅行とは?―
[2016年4月22日 :日本発表] 世界最大のオンライン宿泊予約サイトBooking.com(Priceline Group [NASDAQ: PCLN]のグループ会社)は、「地球の日(アースデイ)」2016(4月22日)に合わせ、独自に行った「サステイナブル・トラベル・レポート」の調査結果を発表しました。旅行者にとって地球に優しい旅とは?エコな宿泊施設に対する考え方とは?アンケートで「旅行&地球環境」に関するさまざまな質問を投げかけています。
この調査は、第三者機関の協力のもと、ブッキング・ドットコムが2016年3月に実施したもので、対象国は日本を含む10ヶ国、対象者数は各1,000名です。回答者は①18歳以上、②2015年に少なくとも1度の旅行へ行っており、③2016年に少なくとも1度の旅行を計画していて、④その旅行の計画に関わっていた(または関わっている)などの条件を満たしています。
旅行者にとっての「エコ」
「あなたは地球に優しい旅行をしていると思いますか」という質問に対して「はい」と答えたのは全回答者の42%でした。その中で中国の旅行者が72%ともっとも高く、日本の旅行者の場合は25%に留まりました。旅行者が考える「地球に優しい旅」の意味合いはさまざまですが、回答者の56%にとって「エコな宿泊施設に滞在すること」がこれに該当しています。また回答者の68%が「宿泊施設がエコであればそこを選ぶ可能性が高まる」と答えている中、実際には65%が「エコな宿泊施設に泊まっていない」、または「泊まったかどうか分からない」と回答しています。さらに、「この先1年間でエコな宿泊施設に滞在する予定がない」という回答者のうち39%が、その理由に「エコな宿泊施設の存在を知らない」ことを挙げ、特に日本(43%)、ニュージーランド(39%)、ドイツ(46%)の旅行者にとっては、その存在を知らないことがネックになっているような結果が出ました。
ほかにも「地球に優しい旅行」と聞いて連想するものについて、「飛行機を利用した場合にカーボン・オフセットに参加すること(32%)」、「自然保護区や国立公園などの手つかずの自然環境に滞在すること(22%)」、「キャンプ旅行(16%)」、「野生と触れ合える地域へ旅行すること(14%)」など自然と関わりのある旅行や活動が挙げられました。
「エコ=自然」という概念を超えて、「地域の特産品を購入して生産者を支援すること(35%)」、「ボランティア活動を通して地域コミュニティを支援すること(14%)」、「先住民のコミュニティに滞在してその文化を学ぶこと(12%)」など、「ボランティア精神や自分の視野を広げる活動」も「地球に優しい旅行」として認識されています。
エコな宿泊施設に対する疑い
今回の調査結果で「地球に優しい旅」の捉え方がさまざまであることが分かったと同時に、エコな宿泊施設に対する誤解や疑いの目があることも判明しました。「この先1年間でエコな宿泊施設に滞在する予定がない」という回答者の多くが、「料金が高い(22%)」、「あまり高級感がない(10%)」、「宿泊施設が本当にエコかどうか信用できない(13%)」ことをその理由に挙げ、特に日本の旅行者の14%が「信頼性に不安を感じていると」答えています。ほかにもイギリスとアメリカの旅行者の30%がエコな宿泊施設に対して「料金が高い」というイメージを抱いていることが分かりました。
ブッキング・ドットコム プレジデント兼COOのギリアン・タンズは次のように述べています。「エコな宿泊施設というと薄暗い、水の出が悪い、エアコンがないなどといったイメージがあるかもしれません。でも実際には、オーガニック・コットンのシーツを使っている、そしてそのシーツの洗濯に排熱を利用しているなど、エコな取り組みをしているホテルもあります。ほかにも、半径30km以内でとれた食材だけで食事をまかなっている宿泊施設もあります。そして旅行者がそのような宿泊施設に泊まり、そうとは知らずに地球に優しい旅をしていることもあるのです」
ブッキング・ドットコムが宿泊施設を対象に行った別の調査では、宿泊施設の26%が「何らかの環境保護の活動を行っている」、19%が「地域コミュニティの支援を行っている」と回答。客室総数が36室以上の宿泊施設に限定すると、数値はそれぞれ33%と24%まで上がります。さらにグローバル・サステイナブル・ツーリズム協議会(GSTC)などの国際的な規定基準に準拠している宿泊施設は51%にもなります。これは、20ヶ国の宿泊施設5,761軒を対象に、2016年1~2月に実施した調査です。
タンズはさらに「地球に優しい旅という選択肢について、もっと分かりやすく説明し、旅行者がこうした情報をもとに旅行を計画できるようにしていく必要があると思っています。弊社の調査や宿泊施設との継続的な対話から、エコな取り組みと一口に言ってもさまざまな活動が行われていることが分かってきました。この発見を当サイトのユーザーに共有していければいいと考えています」と話しました。
今回のアンケートで「地球に優しい旅は、すでに簡単にできる」と答えた旅行者はわずか5%で、この旅行スタイルを広めるための取り組みが必要なことが判明しています。旅行者が考える解決策は、「税優遇措置などの経済的なインセンティブ(41%)」と「エコな宿泊施設を認定する国際基準(41%)」の2つに分かれ、さらに38%が「エコな宿泊施設や移動手段が比較できるオンライン予約サイト」への期待が示されました。
よりエコな未来へ
「この先1年間で、エコな宿泊施設に滞在する予定のある」と」答えた回答者は全体の62%まで上っており、さらに旅行者の50%が「特に興味のある目的地でなくても、自然環境・野生の保護活動や地域コミュニティへの支援など、地球に優しい取り組みが行われていれば、その目的地へ行くことを検討する」と回答しました。
地球に優しい旅を体験したい人が今後も増えていくことから、ブッキング・ドットコムでは「旅先検索機能(パッション・サーチ」プラットフォームにエコ関連のキーワードや目的地を追加し、ユーザーが興味のあるエコ活動や取り組みに合う目的地を探せるよう改良していくことを検討しています。
最後に、タンズは次のように締めくくりました。「地球に優しい旅がしたいと思う人は多く、これはとても良いことだと思います。エコな宿泊施設を求める人は増えるでしょうし、当サイトには、ユーザーが投稿した2,600万件以上のおすすめ情報があります。これを駆使し、ユーザーが地球に優しい旅をもっと簡単にできるようにしていきたいと考えています」
日本におけるブッキング・ドットコム
2009年に渋谷に最初のオフィスを開設。現在約200名の従業員が日本国内のオフィスで働いており、内100名がインハウスのカスタマーサービスのスタッフです。国内に、5つのオフィス(東京に2ヶ所、大阪、福岡、札幌)があり、この度、5つ目の営業所を沖縄県那覇に11月2日にオープンいたしました。現在、国内では7,300軒以上の宿泊施設の予約が可能(2015年10月現在)です。
Booking.com(ブッキング・ドットコム)について
ブッキング・ドットコムは、ホテルをはじめとする様々な宿泊施設のオンライン予約における世界的なリーダーです。独立系の小規模宿泊施設から5つ星の豪華ホテルまで、お客様の旅行スタイルやニーズに合った宿泊施設を、最安値保証かつ予約手数料無料でご提供しています。当社の予約サイトは、40以上の言語に対応しており、パソコン、スマートフォン、タブレットなど様々なデジタル機器からいつでもどこでもアクセス可能で、224の国と地域、8万7,400ヶ所以上の目的地、そして87万3,500軒以上の宿泊施設(うち約40万2,000軒は長期滞在型宿泊施設)の宿泊予約が可能です。また、実際に宿泊施設に泊まったユーザーだけが投稿できるクチコミを8,100万件以上掲載しており、観光・レジャー、ビジネスでのご利用と幅広いお客様のニーズに対応する宿泊予約サイトです。19年を超える経験をもとに、世界各国・174以上のオフィス、1万名以上の社員、日本語を含む多言語で対応する24時間対応のカスタマーサービスが、お客様に最高の宿泊体験を提供するべく日々努力しています。
1996年に設立した、Booking.com B.V.はBooking.com™(http://www.booking.com)の運営会社で、The Priceline Group(NASDAQ: PCLN)グループのメンバーです。
さらに詳しい情報は、http://www.booking.comをご参照ください。また、Twitter、Instagram、Facebookの公式アカウントを開設しています。
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