ウォーターエイドとH&M財団が連携
最貧困地域に水、トイレ、衛生環境を届けるために
H&M財団と途上国で水・衛生支援に取り組む国際NGOウォーターエイドは、長期にわたって変革を起こし、生活環境を改善するという目標のもと、世界の最貧困地域に安全な水と衛生設備、衛生環境を届けるグローバルパートナーシップの第二期を開始しました。このプログラムは、2014年に開始した両組織の連携を継続する形で実施されます。
H&M財団とウォーターエイドのパートナーシップの第二期では、地域や家庭、医療施設、学校において、人々が持続して水と衛生サービスを利用できるようになることを目指し、包括的なアプローチでより広い範囲に支援を届けていきます。
このグローバルプログラムの主な目標は、世界の最貧困層がより良い生活環境で暮らせるようにすることです。持続可能性*に焦点を当て、安全な水や衛生設備、衛生環境へのアクセスが脆弱である根本的な原因に標準を定め、多様な方法でその解決に取り組みます。
活動地は、カンボジア、エチオピア、パキスタン、そしてウガンダの4か国です。4か国すべてで同じ成果が出るよう取り組んでいきますが、一方で、それぞれの国の状況を考慮して、幅広いアプローチをとることが大切です。本プロジェクトから得る成功事例や学びをもって、水・衛生の主要なステークホルダーが、国内または国際的な場で、持続可能な水・衛生サービスについて議論を深めていくことを目指します。
ウォーターエイドジャパン事務局長の高橋郁は、H&M財団との提携についてこう話します。
「現在、1日に900人の5歳未満の子供たちが、不衛生な水や衛生設備の不備による下痢で命を落としています。これが、ウォーターエイドが変えていきたいことです。H&M財団の支援を受けて、長期にわたって、世界で最も貧しい人々の生活を変えていくことができます。グローバル開発目標や『すべての人々が安全な水と衛生を利用できるようにする』というウォーターエイドのビジョンの達成が、すべての人々に安全な水と適切なトイレ、改善された衛生環境をもたらします。このプログラムによって、小さいけれども焦点を絞った取り組みが、より大きな課題の解決にも貢献するということを示せると思います。」
H&M財団のグローバルマネジャー、ダイアナ・アミニ氏は、ウォーターエイドとの提携について次のように話します。
「水や衛生設備、衛生環境が欠如していることは、世界的にも重要な課題であり、H&M財団にとっての優先事項です。しかし、これはひとつの組織や企業が解決できるものではなく、政府、NGO、市民社会、企業によるグローバルな連携が必要です。ウォーターエイドと提携することで、私たちは個人や地域に実質的な違いをもたらしただけでなく、グローバルにおいても国内においても必要とされる組織的な変革に貢献することができました。」
*持続可能な水・衛生サービスとは
すべての人々が安全な水とトイレ、衛生環境を利用し続けるためには、給水設備や衛生設備の設置だけでなく、その設備が持続的に稼働すること、そして持続的に使用されることにも配慮する必要があります。例えばルワンダでは、多様な組織・機関が建設した給水設備・トイレのうち45%が稼働していない、という調査結果が出ています。H&M財団とウォーターエイドは、この「持続可能性」に焦点を充てた活動に取り組んでいきます。
H&M財団とのパートナーシップについて
2014年に始まったウォーターエイドとH&M財団の連携は、世界中で25万人以上の生徒に変革をもたらすため、3年間のプログラムとして始まりました。このプログラムには幅広いパートナーが参加し、国際的には持続可能な開発目標(SDGs)に働きかけたほか、ウォーターエイドが活動していた国の教育政策への働きかけおよび改善の一助となってきました。 H&M財団は、2014-2017年で7億6700万円(6,000万クローネ)を寄付、第二期である2017-2020年のプログラムでもさらに7億6700万円(6,000万クローネ)を寄付する予定です。
H&M財団とは
H&M財団は、H&Mの創業者であり、メインオーナーでもあるステファン・パーソン一族が資金を提供する非営利団体です。
H&M財団のミッションは、人や地域、革新的なアイデアに投資することで、長期的に前向きな変化を生み出し、生活環境を改善することです。世界中の経験豊かな組織とのパートナーシップを通じて、「教育」、「水」、「平等」、「地球」の分野、さらには緊急支援に注力しています。
2013年以降、ステファン・パーソン一族はH&M財団に141億600万円(11億クローネ)を寄付しています。
ウォーターエイドとは
2030年までにすべての人が安全な水とトイレを利用できる世界を目指し、貧困下で生活する人びとの水と衛生状況改善に専門的に取り組む国際NGOです。1981年にロンドンで設立され、2017年現在、38か国で水・衛生支援を実施しています。2013年、日本法人を設立しました。
http://www.wateraid.org/jp
このグローバルプログラムの主な目標は、世界の最貧困層がより良い生活環境で暮らせるようにすることです。持続可能性*に焦点を当て、安全な水や衛生設備、衛生環境へのアクセスが脆弱である根本的な原因に標準を定め、多様な方法でその解決に取り組みます。
活動地は、カンボジア、エチオピア、パキスタン、そしてウガンダの4か国です。4か国すべてで同じ成果が出るよう取り組んでいきますが、一方で、それぞれの国の状況を考慮して、幅広いアプローチをとることが大切です。本プロジェクトから得る成功事例や学びをもって、水・衛生の主要なステークホルダーが、国内または国際的な場で、持続可能な水・衛生サービスについて議論を深めていくことを目指します。
ウォーターエイドジャパン事務局長の高橋郁は、H&M財団との提携についてこう話します。
「現在、1日に900人の5歳未満の子供たちが、不衛生な水や衛生設備の不備による下痢で命を落としています。これが、ウォーターエイドが変えていきたいことです。H&M財団の支援を受けて、長期にわたって、世界で最も貧しい人々の生活を変えていくことができます。グローバル開発目標や『すべての人々が安全な水と衛生を利用できるようにする』というウォーターエイドのビジョンの達成が、すべての人々に安全な水と適切なトイレ、改善された衛生環境をもたらします。このプログラムによって、小さいけれども焦点を絞った取り組みが、より大きな課題の解決にも貢献するということを示せると思います。」
H&M財団のグローバルマネジャー、ダイアナ・アミニ氏は、ウォーターエイドとの提携について次のように話します。
「水や衛生設備、衛生環境が欠如していることは、世界的にも重要な課題であり、H&M財団にとっての優先事項です。しかし、これはひとつの組織や企業が解決できるものではなく、政府、NGO、市民社会、企業によるグローバルな連携が必要です。ウォーターエイドと提携することで、私たちは個人や地域に実質的な違いをもたらしただけでなく、グローバルにおいても国内においても必要とされる組織的な変革に貢献することができました。」
*持続可能な水・衛生サービスとは
すべての人々が安全な水とトイレ、衛生環境を利用し続けるためには、給水設備や衛生設備の設置だけでなく、その設備が持続的に稼働すること、そして持続的に使用されることにも配慮する必要があります。例えばルワンダでは、多様な組織・機関が建設した給水設備・トイレのうち45%が稼働していない、という調査結果が出ています。H&M財団とウォーターエイドは、この「持続可能性」に焦点を充てた活動に取り組んでいきます。
H&M財団とのパートナーシップについて
2014年に始まったウォーターエイドとH&M財団の連携は、世界中で25万人以上の生徒に変革をもたらすため、3年間のプログラムとして始まりました。このプログラムには幅広いパートナーが参加し、国際的には持続可能な開発目標(SDGs)に働きかけたほか、ウォーターエイドが活動していた国の教育政策への働きかけおよび改善の一助となってきました。 H&M財団は、2014-2017年で7億6700万円(6,000万クローネ)を寄付、第二期である2017-2020年のプログラムでもさらに7億6700万円(6,000万クローネ)を寄付する予定です。
H&M財団とは
H&M財団は、H&Mの創業者であり、メインオーナーでもあるステファン・パーソン一族が資金を提供する非営利団体です。
H&M財団のミッションは、人や地域、革新的なアイデアに投資することで、長期的に前向きな変化を生み出し、生活環境を改善することです。世界中の経験豊かな組織とのパートナーシップを通じて、「教育」、「水」、「平等」、「地球」の分野、さらには緊急支援に注力しています。
2013年以降、ステファン・パーソン一族はH&M財団に141億600万円(11億クローネ)を寄付しています。
ウォーターエイドとは
2030年までにすべての人が安全な水とトイレを利用できる世界を目指し、貧困下で生活する人びとの水と衛生状況改善に専門的に取り組む国際NGOです。1981年にロンドンで設立され、2017年現在、38か国で水・衛生支援を実施しています。2013年、日本法人を設立しました。
http://www.wateraid.org/jp
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