会社を見切るのが早いZ世代。本音は長く勤めたい? 5年以上長く働きたいと40%以上が回答
「SDGsネイティブ」の大学生1,129人による最新意識調査。学生たちが企業が重視する定着率と関わる「勤続年数」についてディスカッション。 早期離職を防ぐ鍵は「社会的意義あるサービス」と「労働環境」
SDGsについて学ぶ企業向けeラーニング「SDGsビジネスラーニング」を手掛けるSoZo株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:あつみゆりか)は、SDGsネイティブの現役学生たち1,129人の意識調査結果をまとめたホワイトペーパー「【Z 世代】SDGs シューカツ解体白書」2024年版をリリースしました。
この調査は「法政大学SDGs+(プラス)推進特設部会」の協力のもと、2022年9月に始動。SDGsのリテラシーの高い有志の学生が集まってスタートし、第二期にあたる2023年はさらに関西学院大学の有志学生も参加。「早慶上理GMARCH:34%/関関同立産近甲龍:32%/国公立:9%」と調査対象も充実し、範囲も拡大しました。
<調査概要>
実施方法:インターネット調査
回答者:全国の大学生・大学院生の男女1129人
実施時期:2023年9月4日(月)〜12月3日(日)
■本プロジェクトの企画意図
法政大学SDGs+(プラス)推進特設部会」の協力のもと産学連携で進めてきた【Z世代】SDGsシューカツ解体白書は、今年で2年目となり、新たに関西学院大学の有志学生をプロジェクトメンバーに加え、その規模も大きく広がりました。そして経年比較することにより、共通する部分はより確信に変わり、また深掘りし切れなかった部分に関しても、踏み込んだ仮説が生まれたのが本年度の調査です。
企業は新卒採用において「経営目標としてのSDGsへの取り組みがZ世代にポジティブな影響を与えるのか」「優秀層の企業選びに影響をもたらすのか」など知りたいものの、SDGs教育を受けてきたZ世代の本音や価値観、就活の際の企業選択における有益な調査結果が少ないのが現状です。「世界競争力ランキング」でも過去最低となってしまった日本企業の停滞感を打破するために、企業の求める人物像とのギャップを埋める一助になることを目指しています。
Z世代がイメージする勤続年数「入社した企業で長く勤めたいと思うか?」
■TOPIC1
勤続年数の希望は今年も「3年〜5年」がトップ。男性のほうが保守的な傾向に
大学生・大学院生の勤続年数に対する希望の第1位は「3年~5年」。
男性で29.6%、女性で39.2%でした。
いっぽう5年以上を希望する学生は男性で48.3%、10年以上も31.3%と高くなっています。
女性は5年以上同じところで働きたい人は39.8%と男性よりも低く、男性のほうが保守的な傾向がみられました。
■TOPIC2
長い勤続年数を希望する男性は高い給与を求め、「社会的意義あるサービス」に関わりたい。⼥性は「ライフステージで仕事量を調整したい」
「働き方のイメージに近いもの」に関する問いで、2023年版、2024年版ともに4位にランクインしていたものが「社会的に意義のあるサービスに携わりたい」。全体では4位でしたが、勤続年数の希望とのクロス集計で見てみると、順位の変動が大きい項目の一つであることがうかがえます。5年以上の勤続年数を希望する学生で重視する割合が高くなっており、特に男性では、その傾向が顕著に出ています。
一方女性は、「3年以内に起業したい」と考えている女性たちを除き、どのクラスタも50%以上が「ワークライフバランス」を重視しているという結果が出ました。特に終身雇用を希望している女性では、約70%が「ワークライフバランス」を重視しています。
どんな新卒を採用したいのか、それによって“整えるべき環境”が変わる
Z世代は会社を見切るのが早く、早期退職にもためらいがない──。
本調査からわかるのは、Z世代を大きくとらえて、何でも世の中で良いとされている労働環境を整えればよいわけではないということです。
採用したい学生のペルソナを明確にし、そうした学生はどのようなニーズがあるのかを見極めることが重要です。
社内の勤続年数が長く、ゆっくり育成していく社風なのか。それとも、ある程度の入れ替わりは想定して、早く成長したいと願う学生を採用するのか。
自社の何を、どのような層に向けてアピールしていくのか、本調査結果を、採用戦略立案の際に活かしていただければ幸いです。
★「【Z世代】SDGs シューカツ解体白書」プロジェクトは第三期も始動決定!
東西の学生たちのディスカッションの様子など、SoZo株式会社運営のWEBメディア
「ツヅケル|SDGsビジネスニュース」で発信していきます。
■メディア概要
名称:ツヅケル SDGsビジネスニュース
URL: https://www.tsudukeru.com/
特徴:
◆「企業の取り組み事例」でSDGsへの理解が深まるメディア
◆すべてのビジネスパーソンがターゲット
◆ビジネスに役立つSDGs関連情報だけを発信
【会社概要】
社名:SoZo株式会社
代表:代表取締役社長 あつみゆりか
本社住所:東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス1F
URL:https://www.sozoinc.jp/
設立年:2015年12月14日
事業内容:スクール事業企画運営/eラーニングの企画運営/資格検定の企画運営/コンサルティング事業
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