「SGLT2の分子同定とその阻害剤の開発」により「第3回日本医療研究開発大賞/内閣総理大臣賞」を受賞

田辺三菱製薬株式会社

田辺三菱製薬株式会社は、大阪大学医学系研究科 金井好克教授とともに、「SGLT2の分子同定とその阻害薬の開発」により、第3回日本医療研究開発大賞/内閣総理大臣賞を受賞し、1月10日に開催された表彰式にて授与されましたので、お知らせします。

日本医療研究開発大賞/内閣総理大臣賞は、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関して、功績を称えることにより、国民の関心と理解を深めるとともに、研究者等のインセンティブを高めるための賞です。内閣総理大臣賞は、その中でも、極めて顕著な功績が認められる事例が平成29年度より毎年1件決定されています。

○賞名:            内閣総理大臣賞
○受賞者名:      大阪大学医学系研究科 教授 金井好克
                        田辺三菱製薬株式会社
○タイトル:      SGLT2の分子同定とその阻害薬の開発
○受賞のポイント: 腎臓で糖再吸収を担うタンパク質SGLT2を同定。それを阻害し、糖の再吸収を抑え、血糖値を下げる新たな作用機序の2型糖尿病治療薬のコンセプトを確立し、治療剤として実用化。

金井教授は、腎臓で糖再吸収を担うタンパク質である「SGLT2」を同定し、田辺三菱製薬と共に、SGLT2の機能を抑制することで尿中への糖の排泄が促進され、血糖値が低下する効果が得られることを確認しました。田辺三菱製薬は、SGLT2阻害薬であるカナグリフロジン(国内製品名:カナグル)を2型糖尿病治療剤として完成させました。カナグリフロジンは、「尿中に糖が出る」病気を「尿中に糖を出す」薬剤にて治療する、という逆転の発想から生まれたまったく新しい2型糖尿病治療剤であり、日本、米国、欧州など世界88以上の国と地域で承認され、2型糖尿病の患者さんに使用されています。

今回の受賞は、医薬品の研究開発において大きな励みになるとともに、当社は今後もカナグリフロジンに関する新たなデータを提供していくことで、より多くの患者さんの治療に貢献できるよう努めてまいります。
 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
医薬・製薬
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

田辺三菱製薬株式会社

16フォロワー

RSS
URL
https://www.mt-pharma.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市中央区道修町3-2-10  
電話番号
06-6205-5119
代表者名
辻村明宏 上野裕明
上場
-
資本金
500億円
設立
1933年12月