日米拠点のVC「DNX Ventures」が日本特化の複数ファンドを累計約400億円で組成完了
元Exact Target共同創業者Peter McCormick氏含め6名がアドバイザーに就任し投資先支援を開始
米国シリコンバレーと東京に拠点をおくベンチャーキャピタル「DNX Ventures」(在米国サン・マテオ / 日本代表:倉林 陽)は、当社を無限責任組合員とする「4号日本ファンド」および、フォローオン投資を目的とする「3号日本アネックスファンド」の組成を約365億円にて完了いたしました。既に組成完了していたシードファンドとあわせ、累計395億円の規模となりました。既存ファンドのLP様を含めた国内外機関投資家および金融機関よりご出資頂いております。
本ファンド群の組成を通じ、当社が注力するアーリーステージ投資を主軸に置きながらも、シードからレイターまでスタートアップに継続して伴走できる体制をさらに強化しました。これらのファンドはいずれも「3号ファンド」までと異なり、投資先に米国企業を含まず、日本のスタートアップ(一部アジア地域を含む)への投資に特化したファンドとなります。
引き続き日本国内の革新的な技術に裏打ちされた成長力の高いベンチャー企業への投資を拡充させることで、世界的視野を持ち、日本の産業変革に挑戦する日本のスタートアップの事業成長を全力で支援し、日本そして、その先の世界の変革に貢献して参ります。
※米国・諸外国のスタートアップ投資用の海外向けファンド(4号USファンド)は別途組成予定です
投資先について
すでに同「4号日本ファンド」「3号日本アネックスファンド」からはスタートアップへの投資を実行しているほか、「シードファンド」投資先を含めた複数の投資パイプラインより、順次新規投資を実行しております。
また、投資領域については、これまでの日本を代表するSaaSスタートアップへの投資実績・経験を活かし、SaaSを中心とするB2B領域のスタートアップへ投資を行って参ります。既存投資先及び、新ファンドからの投資済み企業は下記の通りです。
DNX過去投資実績
投資先一覧
シードファンド:airdoor、Check Inn、Cloudbase、CollaboGate、DIGGLE、Facilo、Hiway、immedio、insightX、ランプ、レアラ、miibo、moja、NABLA Mobility、overflow、Quollio Technologies、REASE、Rehasaku、Resilire、ROMS 、SecureNavi、ワークサイド、ヤモリ
メインファンド: Cloudbase、emium、RESTAR、ROMS、シンプルフォーム、ヤモリ
アネックスファンド:アンドパッド、カケハシ、FLUX、MagicMoment、ナレッジワーク、UPSIDER、NOVARCA
※情報公開済企業のみ記載
DNX Valuesを刷新、イメージビデオも公開
DNX Venturesでは、数年前に「アントレプレナーに求めるもの」として、心の底から応援したいと思う起業家・経営者の像について言語化に挑戦しました。日本をアップデートしようと高い視座と志をもち、自身を高め成長させて思い切り挑戦してほしいと、挑戦するアントレプレナーの姿を思い浮かべながら言葉を紡いだものです。
この言葉の対には、「DNX Values」が在ります。アントレプレナーに伴走するDNX メンバーたるもの、自分たち自身が「ホンモノの仕事」をし、応援すると決めたアントレプレナーに対して、寄り添いながらも時に厳しく本質を問う真の伴走の形を追求し、全力で伴走しチームで価値を最大化しようというものです。
今回、これら「アントレプレナーに求めるもの」「DNX Values」それぞれに込めた想いを、マネージングパートナー・日本代表の倉林陽がビデオで語りました。DNX Venturesが日本のスタートアップエコシステムの発展に寄与するべく取り組む、当社の投資・支援スタイルを感じ取っていただけたら幸いです。
「アントレプレナーに求めるもの」
「DNX Values」
新アドバイザー就任|Peter McCormick氏
また、新4号ファンドの組成に合わせて新しく投資先支援を行うアドバイザーとして、Peter McCormick氏をお迎えしました。同氏は、2000年にExact Targetを共同創業。14年間にわたり、企業開発、グローバルオペレーション、パートナー開発、サービス、製品、マーケティングなど、多岐にわたる役職を務めてこられました。Exact Targetはその後、4億ドル以上の収益と2,000人以上の従業員を持つまで成長し、2012年にはNYSEへのIPOを果たし、翌2013年にはSalesforceに25億ドルにて買収され、現在の「Salesforce Marketing Cloud」として世界で最も利用されるMAツールのひとつとなりました。
同氏が積み重ねてきた、幅広いB2B SaaS企業での経験・ネットワークを活用し、DNX Venturesの投資先創業者や経営チームを支援いただく予定です。
なお、Peter McCormick氏以外に、国内外の5名のSaaSやテクノロジーの専門家がアドバイザーに就任しています。
DNX Venturesについて
DNXは、2011年よりシリコンバレーと東京に拠点を構え、日米市場を中心にB2Bスタートアップへの投資を行っているベンチャーキャピタルファンドです。これまでに4つのメインファンドに加えアネックス・シードと合計11つのファンド、累計約990億円を運用し、日米を中心に190社のスタートアップ企業へ投資を実行、23社をエグジットに導いてきました。B2Bスタートアップのうち、主な投資領域はクラウドSaaS、フィンテック、ディープテック、クライメートテック等の領域へ、いずれもアーリーステージで投資しています。
また、DNXはこの数年で投資後の各社の成長支援を強化しています。2020年に品川にインキュベーションオフィス・コミュニティ「SPROUND」を設立、累計35社320名以上の方にご利用いただいております。シード期から各社に伴走し、11社の追加投資に繋げてきました。SaaSコミュニティ「SaaS部」は5年間で全10回開催、本年は沖縄に80名以上の投資先経営者が集まる「SaaShip」も開催し、投資先スタートアップ経営者同士が繋がり学び合える質の高いコミュニティとしてご好評頂いています。
SaaShip開催の様子(2分動画)
■ お問い合わせ
hello@dnx.vc(担当:DNX Ventures 上野)
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