外国につながりを持つ家族への支援活動に医師や医療通訳を目指す学生たちが参加
~ 多文化共生社会における医師・医療通訳の役割を考える ~
順天堂大学医学部医学教育研究室の武田裕子教授と国際教養学部の大野直子講師をはじめ、将来、医師を目指す医学部の学生5名と、医療通訳を目指す国際教養学部の学生1名が、2017年2月4日に三芳町立藤久保公民館(埼玉県)において、外国につながりを持つ子どもなどを対象とした学習支援活動を行うNPO法人「街のひろば(埼玉県三芳町)」と協力し、以下の通り支援活動を行いました。
【活動の概要】
1)日 時 : 2月4日(土) 14:00~16:00
2)場 所 : 三芳町立藤久保公民館(住所:埼玉県入間郡三芳町藤久保185−1)
3)参 加 者 :
順天堂大学医学部医学教育研究室 武田裕子教授、国際教養学部(医療通訳教育担当) 大野直子講師、
医学部の学生5名、国際教養学部の学生1名、
NPO法人「街のひろば」(http://machinohiroba.com/)スタッフ6名、
外国(アジア・南米等)につながりを持つ三芳町在住の親子など16名、
多文化共生ソーシャルワーク委員会に所属する社会福祉士2名
4)活動内容 :
参加家族の健康相談希望者13名に対し、武田裕子教授が健康相談を行いました。
学生たちは、健康相談希望者への事前ヒアリングを行ったほか、参加者親子がわかりやすく学べるよう
栄養や食生活に関するゲームなどを行いました。
5)協力/後援 : 〔協力〕NPO法人 国際活動市民中心(CINGA)、〔後援〕三芳町
① 多文化共生ソーシャルワーク委員会に所属する社会福祉士と連携し、外国人支援の現場で不足している医療分野での支援活動(健康相談)に協力しました。
② 生活が厳しい環境のなかで適切な栄養摂取のままならない家庭も多い中、食生活が健康に大きな影響を与えることから、参加家族が親子で「からだに良い食事」についてわかりやすく学べるよう、学生たちがクイズやゲームなどを交えながら「栄養」の話をしました。
③ 支援活動への参加を通して、学生たちは習慣や言葉の壁による健康格差の存在を実感し、「健康の社会的決定要因(Social determinants of health)」について認識を深めました。外国人支援の現場で求められる「やさしい日本語」で話すことの重要性を感じ、一人ひとりが持つ様々な背景への配慮など多文化共生社会において将来あるべき医師・医療通訳者としての役割を考えるきっかけとなりました。
【活動の背景/目的】
日本には今、外国人だけでなく、「日本に生まれて外国につながりを持つ」子どもたちが数多くいます。
特に日本語が母語ではない保護者の場合には、日本語が十分に理解できないために正しい情報が得られず、生活面、教育面、健康面で困っていても相談することができないことも多く、教育格差、健康格差を広げる一因にもなっています。そのため、支援の現場では、「やさしい日本語(※1)」の活用も求められています。
今回の取り組みは、NPO法人「街のひろば」と協力して実施(全体コーディネート:NPO法人 CINGA)したもので、将来、医師や医療通訳を目指す学生たちが、非日本語圏の患者診療に必要とされる異文化への配慮(※2)に加え、「社会と健康とのかかわり」や「地域(コミュニティ)の役割」を実践的に学ぶことを通して、医師や医療通訳者として今後どのような役割が果たせるかを考えるための機会としています。
※1 難しい言葉を言い換えるなど、日本語に不慣れな外国人にもわかりやすい日本語のことを言います。
※2 本学医学部では、非日本語圏の患者診療に求められる異文化への配慮や、医療人としての適切な態度を修得するため、英語教育の一環として、患者さんとのやり取りを想定した医療面接学習を実施しています。この取り組みはNHK World「Inside Lens」(URL:https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/lens/)の中で「Suturing Cultures」〔監督:イアン・トーマス・アッシュ(Ian Thomas Ash)氏:〕として取り上げられ、2月6日から19日頃までの約2週間にわたり、オンデマンド放送(https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/vod/lens/)されます。
1)日 時 : 2月4日(土) 14:00~16:00
2)場 所 : 三芳町立藤久保公民館(住所:埼玉県入間郡三芳町藤久保185−1)
3)参 加 者 :
順天堂大学医学部医学教育研究室 武田裕子教授、国際教養学部(医療通訳教育担当) 大野直子講師、
医学部の学生5名、国際教養学部の学生1名、
NPO法人「街のひろば」(http://machinohiroba.com/)スタッフ6名、
外国(アジア・南米等)につながりを持つ三芳町在住の親子など16名、
多文化共生ソーシャルワーク委員会に所属する社会福祉士2名
4)活動内容 :
参加家族の健康相談希望者13名に対し、武田裕子教授が健康相談を行いました。
学生たちは、健康相談希望者への事前ヒアリングを行ったほか、参加者親子がわかりやすく学べるよう
栄養や食生活に関するゲームなどを行いました。
5)協力/後援 : 〔協力〕NPO法人 国際活動市民中心(CINGA)、〔後援〕三芳町
【活動のポイント】
① 多文化共生ソーシャルワーク委員会に所属する社会福祉士と連携し、外国人支援の現場で不足している医療分野での支援活動(健康相談)に協力しました。
② 生活が厳しい環境のなかで適切な栄養摂取のままならない家庭も多い中、食生活が健康に大きな影響を与えることから、参加家族が親子で「からだに良い食事」についてわかりやすく学べるよう、学生たちがクイズやゲームなどを交えながら「栄養」の話をしました。
③ 支援活動への参加を通して、学生たちは習慣や言葉の壁による健康格差の存在を実感し、「健康の社会的決定要因(Social determinants of health)」について認識を深めました。外国人支援の現場で求められる「やさしい日本語」で話すことの重要性を感じ、一人ひとりが持つ様々な背景への配慮など多文化共生社会において将来あるべき医師・医療通訳者としての役割を考えるきっかけとなりました。
【活動の背景/目的】
日本には今、外国人だけでなく、「日本に生まれて外国につながりを持つ」子どもたちが数多くいます。
特に日本語が母語ではない保護者の場合には、日本語が十分に理解できないために正しい情報が得られず、生活面、教育面、健康面で困っていても相談することができないことも多く、教育格差、健康格差を広げる一因にもなっています。そのため、支援の現場では、「やさしい日本語(※1)」の活用も求められています。
今回の取り組みは、NPO法人「街のひろば」と協力して実施(全体コーディネート:NPO法人 CINGA)したもので、将来、医師や医療通訳を目指す学生たちが、非日本語圏の患者診療に必要とされる異文化への配慮(※2)に加え、「社会と健康とのかかわり」や「地域(コミュニティ)の役割」を実践的に学ぶことを通して、医師や医療通訳者として今後どのような役割が果たせるかを考えるための機会としています。
※1 難しい言葉を言い換えるなど、日本語に不慣れな外国人にもわかりやすい日本語のことを言います。
※2 本学医学部では、非日本語圏の患者診療に求められる異文化への配慮や、医療人としての適切な態度を修得するため、英語教育の一環として、患者さんとのやり取りを想定した医療面接学習を実施しています。この取り組みはNHK World「Inside Lens」(URL:https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/lens/)の中で「Suturing Cultures」〔監督:イアン・トーマス・アッシュ(Ian Thomas Ash)氏:〕として取り上げられ、2月6日から19日頃までの約2週間にわたり、オンデマンド放送(https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/vod/lens/)されます。
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