立命館大学、世界中の柑橘に関わる「知」が尾道・瀬戸田に集結「Lemon Adventure 5 柑橘UNIVERSITY〜柑橘で世界のひとと知がつながっていく~」開催
日時:2025年3月15日(土)13時30分~17時00分 場所:ベル・カントホール(広島県尾道市)
立命館大学(京都市中京区、学長:仲谷善雄)は、広島県尾道市の瀬戸田レモンを活用した地域発イノベーション創出に向けたEDGE+Rプログラム(※1)「Lemon Adventure 5 柑橘UNIVERSITY〜柑橘で世界のひとと知がつながっていく~」を、3月15日(土)13時30分より、ベル・カントホール(広島県尾道市)で開催いたします。
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本学では、2020年より「GAstroEdu(ガストロエデュ)」と題して、世界の食を通して持続可能な未来を考えるSDGsオンラインワークショップを開催しています。食をテーマに、世界の地域と人をつなぎ、新しい価値共創を目指すGAstroEduでは、これまで広島県尾道市や北海道倶知安町、ローカルTV局などと連携し、地域資源を活用した価値共創の場をデザインする研究と実践を進めてきました。
広島県尾道市瀬戸田町(※2)においては、2021年に実施したGAstroEdu Lemon Adventure2「地域の特性や食・農業・文化を活かした産業のあり方」をテーマに、イタリア・アマルフィとのオンライン産学官交流をきっかけに、地元業者と連携したレモンスイーツ開発を行いました。その後、食の世界的なイベント「テッラ・マードレ」(イタリア・トリノ)でレモンワークショップ開催(2022年9月)、瀬戸田レモンイベント(2023年2月18-19日)、Lemon Adventure3(2023年3月)、Lemon Adventure4(2024年1月)と実施してまいりました。これらの取り組みは、「知的財産推進計画2023〜多様なプレイヤーが世の中の知的財産の利用価値を最大限に引き出す社会に向けて〜」(知的財産戦略本部, 2023)※3に、『日本と海外の食に関わる人々と地域をオンラインでつなぎ、生産者同士の対話や交流から日本の新たな魅力を発掘し、価値共創につながる場づくりを進めている。』先進事例として紹介されました。
今回のイベントは、尾道瀬戸田町との4年目の取り組みとして、「柑橘UNIVERSITY〜柑橘で世界のひとと知がつながっていく」をテーマとしています。瀬戸田が世界へ挑むイノベーションの現状を追いながら、食・地域資源を活用した「グラスルーツ・イノベーション」のあり方、瀬戸田レモンと尾道・瀬戸内の魅力を再発見します。柑橘UNIVERSITY構想では、生産者だけでなく、柑橘を楽しむ生活者、加工業や観光業、行政、教育など柑橘に関わるさまざまな業界の人々を世界中からつなぎ、多様な方々との対話やディスカッションを通じて、未来の豊かな食・地域の価値づくりや産業の可能性を考えます。世界中の柑橘に関わる「知」が尾道・瀬戸田に集まってくる、柑橘シリコンバレー(CITRUS Valley)構想を議論する予定です。トークセッションには、地域の皆さん、尾道市長に加えて、地域外から多様な専門分野の有識者・事業家、大学教員(立命館大学学長、立命館大学副学長、立命館大学食マネジメント学部長・教授、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授、早稲田大学理工学術院先進理工学部長・研究科長)など登壇予定です。
※1:立命館大学 EDGE+Rプログラムは、イノベーションを興せる人材の輩出を目指し、学内外を問わず、新しいことに挑戦する人を求めるプログラムで、2014年から始まりました。起業を目指す人、仲間が欲しい人、企業課題の解決をやってみたい人など、多様な人が混ざる「場」として、学部の垣根を越えた多様なプログラムを用意しています。
EDGE+R プログラムは、文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGE、2014 年
度〜2016 年度)に引き続き、文部科学省次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT、2017 年度〜2021 年度)に採択され、2022年度より立命館大学の独自プログラムとして、イノベーション創出を担い得る次世代の育成を目指してプログラムを展開しています。
https://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/edge/
※2:広島県は、レモン生産量が日本一を誇り、瀬戸内海の島々を中心にレモン栽培が発展してきました。瀬戸田町(尾道市)は、国産レモンの発祥の地域とよばれ、温暖な気候と少ない降水量から柑橘類の生産に恵まれた環境として古くからレモン栽培が行われてきました。安全・安心なレモンとして皮まで食べられる「せとだエコレモン」は、平成20年に広島県認定の特別栽培農産物の認証を取得し、せとだエコレモンを利用した加工食品も多彩に販売されています。「せとだエコレモングループ」は2023年1月には第52回日本農業賞の大賞、2023年11月には「令和5年度(第63回)農林水産祭天皇杯」を受賞しています。
※3:「知的財産推進計画2023」は、内閣府の知的財産戦略本部が策定した計画です。主に、知的財産を活用した持続可能な価値創造、オープンイノベーションを通じた知的財産の活用促進、AI技術の進展に伴う知的財産活動の課題への対応、コンテンツ産業のグローバル展開を支える知的財産戦略の推進などを目指しています。
■イベント概要について
日 時:2025年3月15日(土)13時30分~17時00分(開場:13時00分)
開催方法:対面・オンライン(Zoom)ハイブリッド開催
対面会場 ベル・カントホール(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田535-1)、オンライン Zoom
※申込方法など詳細はこちら参照
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