クウジット、ウェルビーイング・笑顔あふれる街づくりを目指す「スマイルシティプロジェクト」をスタート!

~ 笑顔センサー付き除菌液噴霧装置『エミーウォッシュ(emmyWash)』(最大50台)を無償提供 笑顔を起点にウェルビーイングな街づくりを目指す自治体、共創パートナーを募集します ~

クウジット株式会社

「空と実をつないで社会に貢献」をミッションに笑顔計測や因果情報分析などセンシング&AIデータ解析事業を主とするクウジット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 末吉隆彦、以下「クウジット」)は、「スマイルシティプロジェクト」を通じて、ウェルビーイングで笑顔あふれる街づくりを目指す自治体および企業・団体等の共創パートナーを募集します。本プロジェクトでは、最大50台の笑顔センサー付き除菌液噴霧装置「emmyWash」を無償で提供し、地域コミュニティの活性化と感染症予防を支援します
プロジェクトサイト: https://www.toki-doki.biz/smilecityproject

クウジットは、これまで企業の研究開発や新規事業を支援するため、「原因究明AI」として因果情報分析技術(CALC)を核に潜在的な課題を抽出し、現実への介入施策を提案したり、未来予測などのAIアルゴリズム開発やデータ解析支援をしてまいりました。また、2016年からは主観的ウェルビーイングに関連する要因の構造解析など学術的研究活動(※1)を続けています。


「スマイルシティプロジェクト」は、ウェルビーイングな笑顔あふれる街づくりに寄与するために「エミーウォッシュ(emmyWash:笑顔センサーつき除菌液噴霧装置)」を活用し、ウェルビーイング向上の社会インパクトの効果測定を行い実証するためのプロジェクトです(主催: クウジット株式会社、協力: 一般社団法人エミーバンク協会、合同会社toki-doki)。今回、実証実験パートナーとして、本プロジェクトに共創いただける自治体やエリアオーナー、企業・団体等を募集します。


※1 クウジットのウェルビーイング領域における学術的活動実績:https://www.koozyt.com/research


■ emmyWashと笑顔・ウェルビーイング向上について

emmyWashは、2020年に開発された笑顔センサーつき除菌液噴霧装置です。人が前に立って手指をかざすと、笑顔を判別するセンサーが起動し、目や口の動きから笑顔と判定されると除菌液が自動的に噴霧され、感染症防止対策に寄与します。笑顔とウェルビーイングは相関することで知られており、笑顔は個人にとどまらず伝搬し周囲を明るくします。emmyWashは、この仕組みを通じて、笑顔づくりと感染症予防を両立させることを目指した「ウェルビーイング中心デザイン」(※2)の手法で開発された「社会装置」(※3)です。

emmyWashは、これまで主に企業の健康経営や、公共スペースや店舗等におけるコミュニケーション活性用途で導入されてきました。emmyWash設置普及のために一般社団法人エミーバンク協会が2021年4月に設立され、日本各地の学校等へemmyWash無償貸与活動も行われています。2024年7月末時点において、emmyWashは、日本各地の累計293か所の学校及び事業所に設置され、累計459,385emmy(笑顔数)を検知しました。


笑顔数の集計に関する仕組みとしては、emmyWash利用者の笑顔数は装置内で蓄積され、設置責任者が明示的に報告すること(または近似値として)で、エミー(emmy)と呼ばれる単位 に変換して集計されます。集計されたemmyは、一般社団法人エミーバンク協会を通じて、感染症対策プロジェクトへの支援や除菌液の提供をはじめとする寄付活動にあてられています。


これまでに実施したemmyWash設置者に対する主観的ウェルビーイングに関するアンケート結果等により、emmyWashは、笑顔計測を起点にコミュニケーションを活性化し、個人やコミュニティのウェルビーイング(主観的幸福度)の向上に寄与することが示唆されています。


■ 叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部 保井俊之学部長・教授(一般社団法人エミーバンク協会理事 兼 最幸顧問)メッセージ

「笑顔センサー付き除菌液噴霧装置であるemmyWashは、新型コロナ感染症の流行期にウェルビーイング中心デザインの社会装置として開発及び実装されました。この装置の利用者がemmyWashを感染防止対策に用いることで、笑顔、感謝、ケア及びコミュニケーションなど主観的ウェルビーイング(心身社会の幸せ)と相関する要素を定量的に知覚できることが示されました。さらにこの装置を頻繁に使用した利用者がそうでない利用者に比べ、より高い主観的ウェルビーイングを感じていることが研究成果として明らかになっています。このことは、地方自治体等がemmyWashを設置することにより、主観的ウェルビーイングの代理変数としてemmyWashが記録する笑顔数が、エビデンスベースのウェルビーイング地域政策決定の政策データとして活用し得ることが明らかになったと言えます。」

保井俊之教授らの論文(※4)より抜粋保井俊之教授らの論文(※4)より抜粋

※2 「ウェルビーイング中心デザイン」とは、ウェルビーイングを明示的に考慮したシステムデザインの方法論で、社会のウェルビーイングを実現するために、テクノロジー利用にとどまらず、製品やサービス、組織や地域システムのデザインに、ウェルビーイングの構成要素を明示的に埋め込む設計手法です。

※3 「社会装置」とは、人と人との間、もしくは人とテクノロジーとの間で場を共有したインタラクションを明示的に促進、感知させるための仕掛け、仕組みを装置化したものです。

※4 保井俊之, 末吉隆彦, 本條陽子, 江上広行, 平野治, 前野マドカ, 前野隆司 (2021)「ウェルビーイング中心システムデザインに基づく社会システムのプラットフォーム設計の要件: 社会装置エミー・ウォッシュを事例として」『日本システムデザイン学会第2回研究大会予稿集』2021年9月5日 (日)


■ 自治体・共創パートナーの募集について

地域のウェルビーイング向上を目的として、emmyWashの利点を生かした自治体等におけるウェルビーイング施策の実現、推進のための共創パートナー、コラボレーション事業者を募集します。

今回、地域全体への積極的なemmyWash利活用の展開とその社会インパクト計測の取り組みにご協力いただける自治体、または自治体と連携できる企業・団体を募集します。

応募はメールにて、2024年12月27日(※応募期間を延長しました)までにお申し込みください。設置期間は、選定されたパートナーと相談の上決定いたします。


応募条件: 自治体または自治体と連携できる企業・団体

・30-50か所程度の emmyWash設置場所を企画、調整いただけること。

・ウェルビーイング効果測定に関するアンケート実施・運営にご協力いただけること。


応募期間: 2024年12月27日まで(※延長しました)


費用: 無償(※下記の注意事項をご参照ください)

・利用いただくemmyWash本体は、クウジット株式会社から無償でお貸しします。

 

注意事項:

・emmyWash本体利用に際しては、AC電源が必要で、電気代は別途かかります。

・除菌液は、お手持ちのアルコール液体タイプをご利用いただきます。

・emmyWash本体の現地への送料はクウジットが負担します。返送する場合の送料はご負担ください。

・emmyWashご利用に際してインターネット環境は必要ありません。

・emmyWash本体設置場所は、屋内に限ります。

・具体的な設置方法や笑顔数等のデータ集計分析の詳細は、選定されたパートナーと協議します。

・その他、emmyWash製品仕様については、こちらをご参照ください。 https://www.emmywash.com/pages/3479212/page_202001011100

 

応募方法: メールにて下記の宛先にご連絡ください。

・宛先: info@koozyt.com

・お名前と所属、「スマイルシティプロジェクト」参加希望のメッセージを添えてメールください。

・プロジェクト事務局よりご連絡いたします。

・詳細やご質問がございましたら、本リリース問い合わせ先までご連絡ください。

 

「スマイルシティプロジェクト」共創チーム:

・主催: クウジット株式会社

・協力: 一般社団法人エミーバンク協会(ウェルビーイング効果測定)、合同会社toki-doki(プロジェクト事務局)

ウェルビーイングの向上に貢献する自治体等の皆さまとの共創・協働を楽しみにしております。


以上


【本リリースに関するお問い合わせ】

クウジット株式会社 広報 メールアドレス: pr@koozyt.com


【参考資料】

■ 広島県江田島市での事例

2023年3月-7月、広島県江田島市にて、地域コミュニティ活性事業を手掛ける一般社団法人フウドを起点として、「笑顔で地域を元気に。」をテーマに、江田島市を笑顔あふれる島にというコンセプトのもと、13台のemmyWashが公共スペースや宿泊施設、店舗などに設置され、合計1,810emmy が記録されました。同期間中、emmyWash設置とともに「江田島100人の笑顔写真展」というリアルイベントが併催され、地域コミュニティ活性につながりました。詳しくは、こちらの記事を参照ください。 https://team500.hiroshima.jp/article/detail/612

■ 保井俊之先生プロフィールについて

広島県公立大学法人 叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 学部長 教授 兼 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特別招聘教授

1985 年東京大学卒、財務省及び金融庁等、パリ、インド並びにワシントンDC の国際機関や在外公館等に勤務したのち、地域経済活性化支援機構常務取締役、国際開発金融機関IDBの日本ほか5か国代表理事等を歴任。慶應義塾大学大学院で2008年から教壇に立つ。2011年国際基督教大学から学術博士号。米国PMI 認定Project Management Professional。日本創造学会評議員、地域活性学会副会長、ウェルビーイング学会監事、日本ポジティブサイコロジー医学会評議員、広島県社会教育審議会委員、一般社団法人エミーバンク協会理事兼最幸顧問。


■ emmyWash(エミーウォッシュ) について

emmyWashは、マイネム株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:平野治)が提供するサービスで、クウジットは、マイネムとともにemmyWashを共同企画開発し、販売パートナーとして法人事業者向けの代理店事業を行っています。

https://www.emmywash.com/

emmyWashは、笑顔を感知すると除菌液が噴霧する社会装置です。笑顔の回数を蓄積しており、笑顔数に応じてemmyWash本体が設置希望の学校等へ寄付されます。このようなemmyWashのウェルビーイング中心デザインの考え方は、笑顔の効能に基づき笑顔をウェルビーイングの代理変数とするコンセプトのみならず、幸福学研究の一環で、前野隆司教授(慶應SDM)、保井俊之教授(叡啓大学)、クウジットらが行った「人を幸せにするおカネ(エミー&ゼニー)を創る」共同研究のコンセプトや成果(利益最大化のお金「ゼニー」と感謝最大化のお金「エミー」のバランス、循環によるウェルビーイングの実現)に基づいています。また、emmyWashの社会装置づくりは、「健康経営」という言葉の生みの親でもあるNPO法人健康経営研究会副理事長の平野治氏による「コストを資本に(Cost to Capital)」というコンセプトのもと、新型コロナ感染症の流行期以前に、笑顔の循環と社会課題解決(感染症予防)の両立を目指す社会装置(社会との接点となる機器や場、制度を装置化したもの)という考え方に基づいています。そして、emmyWashのヒューマンマシンインターフェイスやテクノロジーの側面では、ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長 暦本純一氏(兼 東京大学大学院情報学環教授)による笑顔で操作、幸せになる家電インターフェース「ハピネスカウンター(Happiness Counter)」研究(2011)が源流となっています。

emmyWashは、このような背景のもと、2019年6月に横浜で開催された「よんなな会」(47都道府県の地方公務員と中央省庁で働く官僚をつなげることで、日本全体を有機的につなげることを目的とした会)にて、プロトタイプ機が初お披露目され、2020年9月の新型コロナ感染症の流行期に商品化するに至りました。


■ クウジット株式会社について

クウジット株式会社、2007年7月に、ソニーコンピュータサイエンス研究所のメンバーが中心となり、[空]と[実]をつなぐ技術で社会に貢献することを理念に設立されました。因果情報分析技術「CALC」を核にした要因分析や、潜在的な課題抽出、未来予測などのAI機械学習・データ解析ソリューションの提供、および、これまで培ってきた人流計測や笑顔計測などの実世界センシング技術を組み合わせた CPS(Cyber Physical System)アプリケーション開発を提供しています。 URL: https://www.koozyt.com/


※ 「emmyWash」は、マイネム株式会社の商標です。

※ 「CALC」および「Happiness Counter」はソニーグループ株式会社の登録商標です。

※ 「emmyWash」は、クウジット株式会社の IoH(Internet of Happiness)プラットフォーム、およびソニーグループ株式会社が開発した顔画像認識技術を利用しています。

※その他の 社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

クウジット株式会社

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URL
https://www.koozyt.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝2-30-11 芝コトブキビル601
電話番号
-
代表者名
末吉隆彦
上場
未上場
資本金
2億1961万円
設立
2007年07月