異文化アドベンチャーで地域を宝の山に変える地域連携がスタート
リベルタ株式会社が地域インバウンド促進事業に関する連携の第一弾として、地方シンクタンクの株式会社エブリプランと連携協定を締結
リベルタ株式会社(東京都、代表取締役 澤野啓次郎、東京都知事 登録旅行業 第2-7699号、ブランド名:ハートランド・ジャパン)は、地域事業者との連携協定の第1弾として、コンサルタント業の株式会社エブリプラン(島根県、代表取締役 河原八郎)と、地方のインバウンド促進を支援する事業に関して、2019年5月29日付で連携協定を締結しました。
本連携協定締結により、過疎地域等、地方が持つ可能性を「アドベンチャー・ツーリズム」の切り口で編集・発信することで、地域における新しい形態によるインバウンド産業の振興を事業として支援してまいります。
リベルタ株式会社は、今後、各地域のあらゆる事業者とのこうした連携をオープンに加速させることで、世界に開かれた新しい地域像を創ってまいります。
日本各地に埋もれている地域の価値を世界目線で見つめ直し、海外向けに旅行商品としてパッケージング、外国人に伝わりやすいようにブランディングして販売することで、地域に外貨をもたらし、地域住民がふるさとに誇りを持てる社会を創り上げます。
本連携協定締結により、過疎地域等、地方が持つ可能性を「アドベンチャー・ツーリズム」の切り口で編集・発信することで、地域における新しい形態によるインバウンド産業の振興を事業として支援してまいります。
リベルタ株式会社は、今後、各地域のあらゆる事業者とのこうした連携をオープンに加速させることで、世界に開かれた新しい地域像を創ってまいります。
日本各地に埋もれている地域の価値を世界目線で見つめ直し、海外向けに旅行商品としてパッケージング、外国人に伝わりやすいようにブランディングして販売することで、地域に外貨をもたらし、地域住民がふるさとに誇りを持てる社会を創り上げます。
ーー協定の経緯
リベルタ株式会社は、「ハートランド・ジャパン」という旅行サービスのブランド名で、地方周遊型の旅行商品を欧米豪の富裕層向けに企画開発・ブランディング・販売し、ツアー催行までを一気通貫で実施するインバウンド・トラベル事業を展開しています。
一方、株式会社エブリプランは、地方シンクタンクとして地方のイベント支援や魅力発信事業を通じて地方自治体と強いパイプを構築しており、両社は2017年度より、JR三江線廃線後の江の川流域の観光開発事業に取り組み、アドベンチャー・ツーリズムをテーマとするインバウンド向けの旅行商品の開発・販売に実績を重ねてまいりました。
これらの経験を踏まえ、「島根県や地方都市の振興に向け、増加するインバウンド観光客の取り込みは今後、ますます重要になる(河原)」、「欧米豪の観光客を中心に、東京・富士山・京都等ゴールデンルート以外のコンテンツを求める傾向は高まっている。何もない、と言われている田舎にこそ、目の肥えた外国人観光客を惹きつける資源が眠っており、地域活性の重要な手段になり得る(澤野)」との両者の考えが一致し、連携協定を提携するに至りました。なお、当該協定は排他的なものではありません。今後、リベルタ株式会社は、このような地域事業者との連携を各地で推し進め、全国の地域のインバウンド観光開発を支援してまいります。
ーーなぜ今、地方インバウンドなのか?
人口減少、高齢化の進行により、地方の過疎化が進む一方で、これらの地域には、日本の原風景、海・山・川の豊かな自然、文化・歴史、あたたかでたくましい人々の暮らしぶりがあり、これらは、まだ見ぬ日本との出会いを求めるインバウンド観光客にとって一生の思い出となる可能性を秘めています。
その可能性の一つが「authenticity」(本物感)です。旅慣れた本物志向の顧客は、マスツーリズムと言われる一般的な観光体験とは違ったコトを求めています。それは「その国らしさ、その地域でしかできない体験、地域に根ざした人たちとの出会い」などから感じることができます。
この「authenticity」は、東京や京都にあるような誰もが行く定番のスポットからは、感じにくくなっています。誰もが一度は訪れたいと思うような定番の観光スポットは、いつも混んでいる、商業化されている、自分だけの特別感がない…などの要素が、本物感を求める観光客を辟易(へきえき)させてしまうのです。
一方、観光開発されていない、あるいは日本人には知られているが海外の人にはまだ知られていないというようなデスティネーションには、本物志向の観光客を満足させるポテンシャルがあります。
なぜならそこには、リッチな歴史、ご当地ならではのストーリー、地域の伝統を受け継いだ日本人の暮らしぶりなど、商業観光とは一線を画した地域個々の多様性が今も息づいており、本物志向の観光客に「authenticity」=本物の日本らしさを感じさせることができるからです。ゴールデンルートの定番スポットのように激混みすることもありませんので、観光客は人に邪魔されない自分らしいバカンスをゆったりと過ごすこともできます。
本物の日本らしさを求める外国人観光客と、そんな観光客を呼び寄せたい地域とは、このように絶妙なマッチングになるからこそ、今、地方インバウンドなのです。
ーー日本のツーリズムが抱える課題
さらに、日本のインバウンド観光業界は、以下のような課題を抱えています。
1)オーバーツーリズム
2)アジア偏重
3)ゴールデンルート偏重
4)人材不足
5)景観意識の不足
1)オーバーツーリズム
京都の有名スポットは観光客が行列を成して押し寄せるため写真の撮影も十分にできなかったり、地域住民が生活の足であるバスに乗車できないなど、メジャーシティ、メジャースポットへの集中からくる観光公害が起きています。
2)アジア偏重
海外から日本に来る観光客のほとんどは、中国、韓国、台湾、香港などに偏っており、全体の約80%がアジア諸国で占められています。しかしながら、観光消費額が少ないため、受け入れ側の経済効果は限定的とも言われています。また、2020年4000万人、2030年6000万人の観光客招致という日本政府が掲げる数値目標を達成するには、未開拓市場と言える、欧米豪へのアプローチが欠かせませんが、 現状の訪日数を見る限り、ようやく開拓の入り口に立ったばかりと捉えざるを得ません。
3)ゴールデンルート偏重
海外で知られている日本のデスティネーションは、圧倒的に、東京、富士山、京都、広島で、一部の日本好きを外せば、それ以外の地域はほとんど知られていません。宿泊数で見ると約65%がゴールデンルートなどメジャーなデスティネーションで占められています。これまで日本のツーリズムが、ゴールデンルートだけに頼ってきたことで、地方のデスティネーションとしての訴求がなされてこなかったことが要因と考えられます。
4)人材不足
日本の観光はこれまで国内需要を基調としてきた手前、外国人向けの対応が十分になされていません。2018年の外国人観光客数は3,119万人と、5年前の2013年の3倍に増えている一方で、地域に目を向けると、外国語を使って高品質なツアーガイドを行える人は、かなり少ないのが現状です。また外国人向けにツアーを造成して、催行まで行える事業者の数は限定的です。つまり受け入れ側の人材育成が伸び数に間に合っていないのです。
5)景観意識の不足
海外から観光客は意外なところに目を配っています。その一つが景観です。海岸に打ち寄せられているプラスチックの放置ゴミ、川のよどみに溜まった放置ゴミ、思い出用の写真を撮りたいスポットに現れるブルーシートや赤いコーンなどの人工物…こうした景観は、「authenticity」を求めてきた観光客にとって、とても「残念」な印象になりますが、対策は十分にされていません。
これらの日本のインバウンド観光産業の課題解決の一助となるのが地方インバウンドであり、地域はその課題解決の努力を率先して行わなければなりません。今回の連携協定もこれらの課題解決を加速度的に早めることが期待されています。
ーーハートランド・ジャパンが考える未開発地域の可能性
「今あるものでいい。特別なお膳立てはしない。ありのままの日本を体験してもらう。これがハートランド・ジャパンが大切にしているコンセプト。それが本物を求める顧客への回答だと信じている。逆に言うとそこに喜びを感じてくれる顧客こそが我々が大切にしたい顧客ターゲット(澤野)」。
その言葉の通り、ハートランド・ジャパンでは、比較的に時間にもお金にも余裕のある旅慣れた外国人観光客を誘致するにあたり、特別な施設を作ったり、特別な体験でもてなすことはあえてしません。
お膳立てされた観光、つまり、フォトジェニックな場所で写真を撮って終わる観光、三ツ星シェフが特別にふるまう料理や、ヘリコプターでの特別な移動、豪華なクルーザーでのクルージングなどは、一過性の消費観光で終わってしまう危険性をはらんでいます。
対して、ハートランド・ジャパンは、「一生の記憶に残る旅」「ライフチェンジングな体験」をサステナブルに提供することを標榜しています。お祭り事ではなく、持続的にそのサービスを維持できるのかも大事なポイントとしています。受け入れ側(体験の提供側)が無理をしなければならなくなるようでは、サステナブルなツーリズムとは言えませんし、そのような一過性のものは「本物」とは言えないからです。
中でも大切にしている要素は以下の3つです。
1)アウトドア・アクティビティ(自然を体感)
2)異文化体験(非日常体験と、歴史・文化の理解で、知的好奇心を充足)
3)交流(ローカルとのふれあい)
これらの要素を組み合わせて編集して外国人観光客にマーケティングして提供すれば、どんな地域でも世界で戦える可能性があると考えています。観光開発されていないような地域では、「どっぷりと伝統的な日本の田舎に浸かりましょう」「秘境感を楽しみましょう」「日本の過疎化の課題について考えましょう」という旅の楽ませ方がある訳です。大切なのは、どう地域を外国人向けに編集するかです。
なお、こうしたツアープランづくりは地域との協働でこそ、いいコンテンツになり得ると考えています。外国人のことは外国人に聞く、地域のことは地域に聞くのが一番です。ハートランド・ジャパンは、世界10,000社のトラベル会社とのチャネルを活かし、海外事業者向けのカスタムツアーを海外の事業者と協働で作っています。またこれまで阿蘇(熊本)、萩・津和野(山口)、出雲・石見銀山・江の川(島根)などにおいては、国内の各地域の事業者や有志らと協働で現地のツアー造成を行い、集客に成功しています。つまり国内と国外の橋渡し役を果たしているのです。
今回の連携協定を布石とし、今後も地方のインバウンド観光の開発をさらに進め、地域との関係性を全国規模で強め、世界に開かれた日本の地域社会を創ってまいります。
ーーハートランド・ジャパンの地域事業者向け提供サービス
1.ツアー造成
地方に埋もれている資源を活用したツアー商品 *地元有志の方々を巻き込んだ協働型
2.モニターツアー、FAMトリップの実施
造成したツアーを実際に売るための海外バイヤー招致とツアー商品の改善。および国内外のトラベルジャーナリストを現地に招致してのメディア露出機会創出
3.マーケティングとPRの支援
海外におけるデスティネーションとしての認知拡大を図るべく情報発信とパブリシティ獲得活動。SNS・オウンドメディアメディアの運営
4.ガイド育成
通訳案内士などの資格に頼らない実践型のガイド実務教育(トレーニングプログラム)
5.クリエイティブ制作
ネイティブによる多言語WEBコンテンツ、記事、翻訳、映像、パンフレットなどの制作
ーーハートランド・ジャパンの強み
・10,000社の海外チャネルを活用した販売力:
英語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏、フランス語圏、ポルトガル語圏、スペイン語圏、北欧圏・・・のトラベルエージェント、旅行会社の販売チャネル
・海外エージェントへの5,000通のニュースレター配信
・500社以上のメディア会社、トラベルジャーナリストのコンタクトを活用した情報発信力:
1年間で30以上のパブリシティ獲得実績
・Facebookフォロワー数
海外向け:約6,500(英、独、伊、仏、日対応)
日本向け:約1,000(日本語のみ)
・Instagramフォロワー数:約2,300
・各国語に対応する国内外のネイティブ・クリエイター:300人以上の各国語に対応したマルチリンガルコンテンツの制作・翻訳体制
ーー会社概要
株式会社エブリプラン
本社:島根県松江市北陵町46-6 ソフトビジネスパークD地区
代表:河原八郎
HP:https://www.everyplan.co.jp/jp/home/
リベルタ株式会社(東京都知事 登録旅行業 第2-7699号)
本社:東京都新宿区山吹町332 オフィス87 4F
代表:澤野啓次郎
電話:03-6265-3294
メール:info@heartlandjapan.com
HP:
https://heartlandjapan.jp/ja (サービス紹介サイト)
https://heartlandjapan.com/ (ツアー販売サイト・英語のみ)
https://liberta-inc.com/ (コーポレートサイト)
ーー本件に関するお問合せ
リベルタ株式会社(林、澤野)
info@heartlandjapan.com
電話:03-6265-3294
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