創刊10周年記念号『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』 2019年10月号「京都 令和の古都を上ル下ル。」が9/6発売!
株式会社ディスカバー・ジャパン(所在地:東京都港区、代表:代表取締役 齋藤健一)が発行する月刊誌『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』が2019年10月号にて創刊10周年を迎えました。記念すべき今号は「京都」特集。令和という新時代に、京都御所を中心として京都のど真ん中をご紹介いたします。
『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』 2019年10月号 Vol.96
「京都 令和の古都を上ル下ル。」特集号
『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』の定番となった京都特集は、令和のこの秋、10回目を迎えます。
2019年10月22日には天皇陛下の御即位の儀式「即位礼(そくいれい)」も執り行われ、京都もお祝いムードで盛り上がっています。そうした中、今回の京都特集では、天皇ゆかりの場所として「京都御所」に注目します。都の中心である京都御所は、長らく日本の中心でもありました。元号が令和に変わった5月の京都御所には、なんと1日に約1万人もの参観者が訪れたそうです。そして、京都御所といえば、歴代天皇が住まわれていた場所。まさに天皇の巨大なお宅です。御所を歩けば天皇の暮らしぶりがわかる上、京都と日本の歴史をより身近に感じられます。一方、御所周囲の通りには、本物の京都を体感できる食やクラフトが揃っていることに気がつきます。天皇の足跡をたどり、「二条城」、「修学院(しゅうがくいん)離宮」……と足を延ばすと、意外と知らない京都の魅力が見えてきます。
さらに今号には、特集の内容と連動して、2冊の特別付録がついています!時代が変わったいまだからこそ知りたい、ちょっと懐かしい、昔の京都。作家・柏井壽さんの書き下ろし小説。加えて、御所周辺をめぐるときに楽しみたいグルメや、土産物店などの情報を網羅したガイドブック。本誌と付録をセットで読むことで、京都がより深く楽しめます。意外と知らなかった、京都のど真ん中。令和の秋は、京都御所を中心に京の都を歩いてみましょう。
【特集内容】
10月22日は即位礼! いまこそ行きたい「京都御所」
「即位礼(そくいれい)」や「大嘗祭(だいじょうさい)」など、重要な皇室行事が目白押しの今秋。千年の都として皇室とのゆかりが深い京都の中でも、かつて天皇の住まいであった「京都御所」はいわば“歴代天皇の故郷”。改元をきっかけに訪ねてみれば、改めて皇室を知るきっかけになります。この企画では、京都御所を現代的な解釈で分かりやすく大解剖しています。3代の天皇の即位礼をはじめ、国賓を迎えるときにも使われた最も格式の高い御殿であり、多くの史実に残る神聖な場所「紫宸殿(ししんでん)」。天皇が日常を過ごす場所として、平安時代中期から安土桃山時代まで使われていた「清涼殿(せいりょうでん)。後陽成天皇から明治天皇までの16代にわたる天皇が過ごした男子禁制のプライベート空間「御常御殿(おつねごてん)」など、このページを見れば、京都御所の見どころがわかる上、天皇の暮らしぶりがより身近に感じられること間違いなしです!
御所と一緒にめぐって深まる!「二条城」
令和の秋、京都をめぐるなら「京都御所」と並んでおすすめしたいのが、「二条城」です。260年以上続いた江戸幕府がついに終焉を迎え、天皇中心の近代国家が誕生する、新時代幕開けの契機となった「大政奉還(たいせいほうかん)」。その意思表明がなされた場所こそ、この二条城、二の丸御殿の大広間です。
実は、いまに残る二の丸御殿や二の丸庭園は、ある天皇の行幸(ぎょうこう)に合わせて整えられたことをご存知ですか?その天皇こそ、108代・後水尾(ごみずのお)天皇です。修学院離宮を自ら設計するなど、文化面でもセンスを発揮。和歌や華道を好み、この時代に花開いた寛永文化の担い手となっています。かの有名な『洛中洛外図屏風(らいくちゅうらくがいずびょうぶ)』にも、後水尾天皇が、京都御所から二条城に行幸するシーンが描かれています。天皇を切り口に二条城をめぐると、知られざる新たな表情が再発見できるのです。
御所周辺を歩くと本物の京都に出合える!
・公家の食文化・有職料理を味わう。 案内人:松本栄文
・そばに置きたい本物を京都に買いに行く 案内人:矢島里佳
京都御所から二条城へと向かう道中で、御所周辺には実にさまざまな店が軒を連ねていることに気づきます。御所ゆかりの美食をいまに伝える名店、京都ならではの一流クラフトを扱うギャラリーや専門店……御所周辺は、まさに“本物の京都”がまるっと体感できるエリアです。この企画では、京都御所まわりの名店を“食”と“伝統工芸”の切り口でフィーチャー。
“食”では、花冠陽明庵主人・作家・日本食文化会議理事長・日本文化を愛でる会主催の松本栄文(まつもとさかふみ)さんを案内人に、公家の食文化の名残を感じさせる「有職(ゆうそく)料理」を大公開。さらに、京都土産として持ち帰りたい美食として、御所ゆかりの名店「萬亀楼(まんかめろう)」、「西陣魚新(にしじんうおしん)」、「麸嘉(ふうか)」、「本田味噌本店」を紹介しています。
続いて、“伝統工芸品”の案内人は、「和える」代表の矢島里佳さん。日本の伝統を次世代につなぐために活動する矢島さんに、御所周辺で買いに行きたい店舗として、「清課堂」、「辻和金網」、「京都やまほん」、「紙司柿本」、「六々堂」を紹介いただきました。伝統工芸と聞くと、無意識的にハードルが高いと感じてしまう方が多いですが、使い方は自分次第。商品名にとらわれずに生活に取り入れてみると、きっと暮らしを豊かにしてくれるはずです。お店を訪れれば、商品の用途はもちろん、ものづくりの背景までしっかりと教えてくれます。ネットで何でも買える時代だからこそ、モノではなく、ストーリーを買いに行きませんか?
後水尾上皇がプロデュースした夢の庭「修学院離宮」
京都御所や二条城、天皇家ゆかりの旧跡をめぐると浮かび上がってくる、後水尾(ごみずのお)上皇(天皇)。その上皇の精神の発露とされたのが、洛北の山麓に造営された別荘地である「修学院(しゅうがくいん)離宮」です。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)と同様の規模間を誇る修学院離宮は、紅葉の穴場としてもおすすめです。桂離宮・修学院離宮・仙洞(せんとう)御所を管理してきた庭師・宮廷庭園研究所主宰の川瀬昇作さんにその見どころを伺いました。
京都ツウになれる年中行事
綿々と受け継がれる文化や祭り、四季を映し、歴史を物語る伝統や風習が、現代にしっかり残っているのが、京都の魅力です。わたしたちが京都に惹かれてやまないのも、日本人のアイデンティティが京都にあるからではないでしょうか。そんな京都の日々の暮らしに息づく年中行事を知れば、京都の素顔が見えてくる上、京都ツウになる近道になります。本物の京都は暮らしの中にあり。京都三大祭、春秋を彩る花街のをどり、吉例顔見世興行……時代が変わったいまだからこそ知りたい、京の年中行事を大公開。完全保存版の企画です。
民藝のルーツ京都を歩く
「民藝」とは、真面目に答えるといわゆる美術工藝品が評価されていた大正の終わり頃、名もなき工人たちがつくる日用の雑器にこそ美が宿るという柳宗悦が中心となって説いた思想。なんだか難しそうですか?いえ、そんなことはないんです。民藝は鑑賞することはもちろん、日常にも取り入れることができます。購入もでき、美味しい民藝なんていうものもあるんです。それはやはり京都だからこそ味わえるお楽しみ。民藝のルーツは京都にあり、超重要人物の柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司が京都で出合ったからものです。それを念頭において、いつもとは違う視点で京都の町を歩いてみてください。毎月21日に開催される東寺の弘法市は、柳や河井が民藝という言葉を生むきっかけとなった品々に出合った場所。自分が思う民藝をみつけてみてはどうでしょう?十二段家本店でいただく京都牛のしゃぶしゃぶも、店内を見渡せば棟方志向の版画にかこまれています。京都土産の定番、亀屋良永の御池煎餅や平安殿のお菓子なども実は民藝ゆかりの品!京都は民藝のお宝が盛りだくさんなのです。
また、京都特別企画としていま民藝といえばこの方々という、鞍田崇さん(哲学者)・鷺珠江さん(河井寛次郎のお孫さんで、河井寛次郎記念館の学芸員)・四釜尚人さん(京都で民藝を扱うギャラリーのオーナー)のお三方によるMINGEI よもやま話を収録しております。京都と民藝の魅力を存分に語っていただいております!
【目次】
・10月22日は即位礼!いまこそ行きたい京都御所
・御所と一緒にめぐって深まる!二条城
・御所周辺を歩くと本物の京都に出合える!
・公家の食文化 有職料理を味わう。(案内人:松本栄文)
・御所周りだからこそ、最上級が集まる そばに置きたい本物を京都に買いに行く(案内人:矢島里佳)
・後水尾天皇がプロデュースした夢の庭 修学院離宮
・紅葉の穴場は、洛外の門跡寺院にあり!
・ライカで見つける本物のニッポン
・京都ツウになれる年中行事
・民藝のルーツ 京都を歩く
・河井寛次郎開窯100周年間近!特別企画 MINGEIよもやま話
・京都民藝相関図
・京都発の名品
・「鞄を買う」という極上の京都体験。
・日本風土と調和する甘美なる民藝品
・秋の京都はこのバックで紅葉狩り。
・多様性があるからおもしろい!京都宿のススメ
・新しい時代の幕開けをして 今秋必見!京都を彩る特別空間
・秋を満喫できる旅、どこに行く?
・温泉、文化体験、そして変身…?日光で才色兼備を目指す秋
・日本全国、この秋行きたいイベント3選
・特別拝観だからかなう!令和最初の紅葉をゆるりと愛でる京都旅へ
・京都から足を延ばしてー民藝天国鳥取をめぐる旅
【連載】
・隈研吾が暮らす神社の社
・世界も注目! あたらしい仕事をつくる人
ネイキッド 村松亮太郎
・作家 柏井壽の逸宿逸飯「志摩観光ホテル」
・犬養裕美子の新・ニッポンのレストラン名鑑
・EXILE 橘ケンチの今宵のSAKE
・スタイリスト高橋みどり 食卓の匂い
・大熊健郎のR40的 東京名店探訪
・おくだ健太郎の歌舞伎キャラクター名鑑
・HANEDAの未来
・はじまりの奈良
・DJ Meeting Table
・絶景プロジェクト
・丸の内発26時
・写真家・荒木則行 風景を研ぐ
・お菓子研究家 福田里香の民芸お菓子巡礼
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)とは
2008年創刊の『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』は、”ニッポンの魅力、再発見”をコンセプトに、日本のモノ・コト・場所・人を通して、本物かつ上質な日本文化の魅力を、わかりやすく、丁寧に編集・提案する「日本の入門書」メディアです。
株式会社ディスカバー・ジャパン発行
月刊誌『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』最新号の特集はこちらで詳しく見ることができます。
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【POP】
<次号のお知らせ>
『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』 11月号
「あれも発酵。これも発酵。」2019年10月4日発売予定
近年、発酵食が注目されていますが、発酵は「トレンド」でも単なる「食のジャンル」でもありません。発酵とは古来、日本に伝わる食文化であり、全国には多種多様な発酵文化が引き継がれています。ニッポンは世界に名だたる発酵王国。醤油、味噌、みりんなど‥‥、発酵無くして和食は語れないのです。本特集では、発酵という観点から食や調味料、漬けものを掘り上げ、日本の食文化の魅力を再発見します。なぜ調味料は地域によって味わいが異なるのか、なぜ世界で活躍する料理人らが発酵に注目しているのか。小誌を通して、古来伝承される発酵食の魅力、そこから垣間見える日本人の美意識までお届けします。
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