コープ商品の冷凍食品事業が過去最高額の業績に
~2023年度の業績は前年比104.5%とコロナ禍を経て毎年順調に伸長~
日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、代表理事会長:土屋敏夫)は、2023年度の冷凍食品事業の業績および今後の方針について取りまとめましたのでご報告します。
冷凍食品事業 2023年度 供給金額(売上高)が過去最高額の業績に。
冷凍食品事業の2023年度の供給金額(売上高)は前年比104.5%と過去最高額の実績となりました。日本生協連が2023年9月に実施した「家事」への意識についてのアンケート調査※では、タイムパフォーマンスを意識する家事の1位は「調理・食事の支度」となり、手軽に使用できる冷凍食品の需要が増加していると予想されます。2024年度春発売商品の開発数はここ数年より大幅に増加しており、今後も冷凍食品の拡充を進めてまいります。
※2023年12月13日プレスリリース:「家事」への意識についてのアンケート調査
(https://jccu.coop/info/up_item/release_20231213_01_01.pdf)
商品カテゴリ別では、<畜産>は牛丼の具やナゲットなど畜産総菜分類が伸長し、全体をけん引しました。<調理冷食>は麺類・米飯等の主力カテゴリ、たこ焼・お好み焼などのスナック、中華総菜、グラタンなどの洋風総菜が大きく伸長しました。<冷凍野菜>は主力の枝豆やほうれん草が前年ベースとなるなか、ブロッコリー、根菜類が好調に推移しました。子育て世帯向け「きらきらステップ」と「きらきらキッズ」は2023年度もさらに伸長し、前年比108%となりました。業態別では、宅配は前年を超過、店舗も2桁超過と大幅伸長となりました。
商品カテゴリ別の実績
供給金額(売上高)推移
冷凍食品市場が拡大し始める以前の2005年度の供給金額(売上高)と比較すると、2023年度は171.1%に伸長しました。商品カテゴリ別には年々伸長を続ける調理冷食が2005年度比196.5%、冷凍野菜は2005年度比162.5%と大きく拡大しました。
冷凍食品4つの骨子
2024年度に改めて設定した冷凍食品事業骨子をもとに持続可能なコープ商品事業にしていきます。
4つの骨子 | 対応方針 |
1.核商品づくり 商品設計やデザイン、包材資材、組合員にわかりやすい表示の改善等、より組合員目線で商品をブラッシュアップします。 | 主力商品の再開発(リニューアル)に定期的に取り組みます。商品仕様だけでなく、価格体系、デザイン、表示、環境配慮対応等ブラッシュアップを図ります。 |
2.収益構造の改革 原材料や人件費、燃料費など商品を構成する原価が上昇傾向にあります。組合員のくらしに貢献できる商品設計の見直しを図っていきます。 | コープ商品の見直しを図り、商品を統合します。商品仕様の他、物流2024年問題を考慮し、商品調達においての物流最適化を進めるなど収益構造の改善を行います。 |
3.未来への投資 全国生協が冷凍食品強化方針を打ち出しているなか、今後さらにコープ商品での貢献度を高めるべく、5年後10年後を見据えた核商品づくりを進めます。 | 新規開発を積極的に進めます。値上げの影響を受けている商品群について、値ごろを狙った新商品の開発を進めます。プラ削減目標に向けて計画的に取り組んでいきます。 |
4.安定供給及びお取引先から選ばれるための取り組み 事業維持・拡大のために安定的な供給体制の確保と、お取引先から選ばれる組織、コープ商品であり続けます。 | カテゴリーごとに必要と判断される製造ライン・原料産地を確保します。単品政策ではなく、お取引先特性に合わせた政策に転換し、パートナーとして取り組みを進めてまいります。 |
<2024年春発売商品>*一部をご紹介しています。
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