株式会社HARTi、丹青社との資本業務提携を締結。NFT活用によるアート作品のリアル空間への展開を推進

株式会社HARTi

現代アーティストのプロダクション事業を展開する株式会社HARTi(本社:東京都港区/代表取締役社長CEO:吉田 勇也、以下、HARTi)は、商業施設・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹青社(本社:東京都港区/代表取締役社長:高橋貴志、以下、丹青社)を引受先とした第三者割当増資を行いました。また、第三者割当増資にあわせ、アート×DX領域の事業展開及び、NFT(Non-Fungible Token)を活用したアート作品のリアル空間への展開を目指し、業務提携契約を締結いたしました。

左:株式会社丹青社 企画開発センター 事業開発統括部長 吉田清一郎、右:株式会社HARTi 代表取締役社長CEO 吉田勇也

 HARTiと丹青社は、本件提携後さらに両社の事業を拡大し、丹青社がサービスを展開するブロックチェーンを活用した日本のアート・工芸作品の新たなプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」の参画作家とHARTiのデータを活用したアーティストプロダクション機能の連携や、空間の体験価値向上を目指したアートプロジェクトの共同企画など、両社の経営資源の相互活用による推進力の向上を実現し、アーティストが活躍出来る新たなインフラの構築を目指します。

 HARTiは今回の資本業務提携で、丹青社のノウハウ・技術・情報等を活用し、当社パートナーアーティストへの提供サービスを拡充してまいります。


■ HARTiについて

 HARTiは、国内最大級の現代アーティストのプロダクション事業を通じて、国内30種類80名を超える現代アーティストとパートナーシップ契約を締結しております。昨今、国内においてアートへの関心も拡大傾向にありますが、多くの芸術家にとって未だ持続的な収益源を得ることは難しく、特に作家が一人で制作からブランディング・プロモーション・販路拡大まで全方位的に行う必要がある点で、職業として芸術家を選択することが難しい状況にあります。
 当社ではこれらの課題の解決を目指するため、作家の「制作活動」と「経営活動」の分離を行い、データ分析とSNS等のテクノロジーを活用した、個々のビジョンやライフスタイルに合わせたビジネスモデルの構築からマーケティング・プロモーションまでを一気通貫でサポートする事業を展開しております。
 2021年3月にはCryptoGames株式会社と業務提携を行い、NFT領域への参入を発表いたしました。NFT事業により、アーティスト中心の新しい経済圏の創造に取り組んでまいります。



空間におけるアート導入の機能的価値

 これまでの空間づくりにおいて、アート作品は主に空間価値を向上させるために導入されていました。 アート作品の設置そのものが空間をもつ事業者への直接的な収益につながるものではなく、それが、街中へのアート作品の展開を限定的とする要因のひとつでした。

 HARTiでは、全国のさまざまな空間に弊社キュレーションによる現代アーティストの作品を設置し、そのデジタル所有権をNFTとして販売、流通金額の一部が永続的にアーティスト本人・空間を持つ事業者にもロイヤリティの形で収益化できる新しいビジネスモデルを開発いたしました。
 加えて、不動産へのパブリックアート導入についても、NFTと組み合わせることで新たな収益源を生み出す源泉となり、都市におけるさまざまな空間にアート作品が設置される世の中がもっと広まるのではないかと考えています。

 

 



■ 資本業務提携の目的・背景

 丹青社は、「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。今回の資本業務提携により、これまでの丹青社が強みを持つ「空間創造」のノウハウをNFTを活用したアートの体験価値に反映し、アーティストと事業者のこれまでになかった新しいサステナブルなビジネスモデルを生み出します。
 HARTiは2021年3月、NFT事業への参入を国内の現代アーティストプロダクションとして初めて発表を行い、世界初の事例となる、MoMAコレクションアーティスト・土佐尚子氏の新作NFT作品のオークションを実施し、2.2ETH(*注1)で落札されました。当社のNFT領域、アート領域における知見も積極的に共有し、事業展開の加速化と両社の経営資源の最大化を目指し、丹青社との資本業務提携を実施しました。

*注1:2021年3月末時点で約500,000円



<HARTi 代表取締役社長CEO 吉田 勇也 コメント>


 本提携により、創業からの目標の一つである「都市で機能するアート」の実現へ一歩前進します。
創業以来、HARTiはその名の通り「HEART(ハート)」と「ART(アート)」、つまりアートに込められた一人一人の「想い」が経済活動の中で正当に評価され、持続的な収益に変換されていく世界を実現したいと事業展開を進めてまいりました。NFT技術は全てのアーティストが平等に機会を与えられ、正当な対価を得られる経済圏の構築に繋がると確信しております。また、丹青社が持つ空間づくりのノウハウを活用いただくことで、アートコレクターへ向けた体験価値の創造にも取り組んでまいります。丹青社とともに、ウェルビーイングな社会の創造へ向けて歩みを進めてまいります。



<丹青社 企画開発センター 事業開発統括部 統括部長 吉田清一郎 コメント>


 丹青社はこれまで、空間とデジタルを活用したアーティストの活動支援、アート工芸作品の価値向上に取り組んできました。本提携によりこの動きを加速させるとともに、NFTにリアルな体験価値をつくり、持続的に人が集うコンテンツと経済価値を生み出す装置として、空間に新たな可能性を創出したいと考えています。HARTiとともにアート×DXによる空間づくりを展開し、アーティストの活動支援につながる新たなインフラを構築します。そして、サステナブルなアートによるまちづくりと文化が花開く世界を目指してまいります。



<丹青社 企画開発センター 事業開発統括部 B-OWNDプロデューサー  石上賢 コメント>


 2019年よりアート工芸×ブロックチェーンのプラットフォームB-OWNDに取り組んで参りました。HARTiとの連携を通じて、これまで以上に、オンラインとオフラインが融合した空間の創造を推進し、様々な街にアート作品が波及していくエコシステムを構築していきます。その先には、すべての人がアートの当事者として参加できる場が生まれ、個々人の内にある固有の美の開花を可能にする、次代のルネサンスが日本から誕生することを信じています。



【HARTi 会社概要】
名称   :株式会社HARTi
URL   :https://harti.tokyo
設立   :2019年2月
代表者  :代表取締役社長CEO 吉田 勇也
資本金  :3000万円(資本準備金含む)
所在地  :東京都港区六本木7-9-4
事業内容 :NFTプラットフォーム事業、美術品販売事業、アートコンサルティング事業
公式SNS:
【Facebook】https://www.facebook.com/harti.official
【Twitter】 https://twitter.com/hartiofficial
【Instagram】 https://www.instagram.com/harti_tokyo/


【丹青社 会社概要】
名称   :株式会社丹青社
URL   :https://www.tanseisha.co.jp/
創業   :1946年10月
代表者  :代表取締役社長 高橋貴志 
資本金  :40億2,675万657円(2021年1月31日現在)
所在地  :東京都港区港南1丁目2番70号 品川シーズンテラス19F
事業内容 ::総合ディスプレイ業〔商業空間・ホスピタリティ空間・パブリック空間・イベント空間・ビジネス空間・⽂化空間の調査・企画、デザイン・設計、制作・施⼯、運営〕
「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間 等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。

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会社概要

株式会社HARTi

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URL
https://harti.tokyo
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内2丁目3-2 郵船ビルディング1階
電話番号
-
代表者名
吉田勇也
上場
未上場
資本金
7000万円
設立
2019年02月