レイセオン ミサイルズ&ディフェンス、米国ミサイル防衛庁よりSM-3ブロックIIAを提供する契約を8億6700万ドルで受注
今回の契約は、SM-3最新型の2021年と2022年の販売を対象
アリゾナ州ツーソン(2022年6月14日)― レイセオン・テクノロジーズ(NYSE: RTX)の一事業部門であるレイセオン・ミサイルズ&ディフェンス(RMD)は、米ミサイル防衛庁(MDA)より米国およびそのパートナー国向けにSM-3®ブロックIIAを納入するための契約を8億6700万ドルで受注しました。
レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスの戦略ミサイル防衛担当プレジデント、テイ・フィッツジェラルドは次のように述べています。「SM-3ブロックIIA迎撃ミサイルは日本と共同で開発され、より大型のロケットモーターとキネティック弾頭を搭載し、長距離弾道ミサイルの脅威からより広い範囲を防衛することができます。世界中の海上や陸上から迫りくる複雑な脅威を撃破するこの次世代ソリューションの開発には、日本の防衛産業との力強い協力が不可欠でした」
SM-3は米海軍が短・中距離弾道ミサイルを破壊するために使用する防衛用兵器です。大気圏外の目標に対し、弾頭を爆発させ破壊するのではなく、直接衝突させ純粋な運動エネルギーで破壊します。その「キルビークル」は、時速600マイルで走る10トントラック並みの威力で脅威を撃破します。この技術は「ヒット・トゥ・キル」と呼ばれ、弾丸を別の弾丸で撃ち落とすようなものだと、言われています。
SM-3ブロックIIAのキネティック弾頭は、高度に進化する脅威に対処するため、探知、識別、補足、追尾機能を向上させました。このミサイルは、2017年初めに行われた初の実目標を使った試験で、高度な弾道ミサイル脅威の迎撃に成功しました。
SM-3は、欧州におけるミサイル防衛のための段階的適応アプローチ(Phased Adaptive Approach)の重要な構成要素です。欧州沿岸に展開する米海軍の艦艇に搭載されているほか、ルーマニアの陸上基地でも運用され、欧州の防衛力をさらに高めています。
※ この資料はレイセオン・テクノロジーズが 2022年6月14日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・要約し、配信するものです。資料の内容および解釈については英語版が優先されます。
リリース原文はこちら:https://www.raytheonmissilesanddefense.com/news/2022/06/14/mda-awards-rmd-867-million-for-sm-3-block-iia
レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスについて
レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスは、脅威を探知、追跡、迎撃できる革新的なパートナーとして、世界中のお客様に対し、最先端のエンドツーエンドのソリューションを提供します。防空ミサイル防衛システム、精密武器、レーダー、指揮統制システム、先進の防衛技術等、幅広い製品を携え、レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスのソリューションは、世界50カ国以上の市民、軍人、インフラ基盤を守っています。
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