環境移送ベンチャー・イノカが企業のSDGs推進と貢献に寄与する研修プログラム「オフィス型アクティブラーニングアクアリウム」を開始 〜次世代型イノベーションを生み出せる人材開発をサポート〜
環境移送技術(※1)の研究開発および社会実装を推進する株式会社イノカ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高倉 葉太)は、2021年1月31日より、企業のSDGs推進と貢献に寄与する研修プログラム「オフィス型アクティブラーニングアクアリウム(以下:ALA)」を開始することをお知らせいたします。企業はイノカの持つアクアリスト(水棲生物飼育者)の専門知識と、AIやIoTを組み合わせた環境移送技術で海洋の生態系をオフィス空間に再現することで、都市からでもSDGsへ貢献することができるようになります。
サービス開始の背景
昨今、ミレニアル世代の台頭をはじめ、「サステナブル消費」などのトレンドも生まれSDGsの重要性が高まっています。SDGsウェディングケーキモデルでは17の目標の中でも特に自然資本が社会圏・経済圏を支える最も重要な階層であると定義されており、環境対応を重視するESG(環境・社会・企業統治)投資は世界の投資全体の約3分の1を占めるようになりました。(※2)
一方で、国内企業において社員のSDGsリテラシー向上に課題を抱えている企業が増加しています。改善のための企業研修は度々実施されていますが短期的なものが多く、特に環境に関連する内容ついては積極的な取り組み事例の紹介が相対的に少ない状況です。
サービスの概要
ALAは水槽の中に再現したサンゴ礁の生態系を企業のオフィス空間に設置し、海洋生態系を育てていくサービスです。すでに東証一部上場など国内企業の経営層・新規事業開発部門を対象としたSDGs関連事業開発・ESG戦略での導入実績があり、この度正式に事業として展開する運びとなりました。
本サービスでは、生き物を育てる体験や定期的なワークショップを通じて海やSDGsに関する正しい知識を提供するため、次世代型イノベーションを生み出せる人材開発を可能にします。具体的には、社内の水槽を中心としたコミュニティを活性化させるほか、ライフスタイルや食事など身近な話題からサステナブル発想を結びつけられる人材を育成し、日常的にSDGsを実践できる社内風土の確立も促進します。
企業はイノカの持つアクアリスト(水棲生物飼育者)の専門知識と、AIやIoTを組み合わせた「環境移送技術」によって海洋の生態系をオフィス空間に再現することで、都市からでもSDGsへの貢献が可能です。
今後の展開
今後はアクティブラーニング研修の1つとして、様々な企業でSDGsの意識をより高めるため全国規模で展開していく予定です。
また、経営層向けにSDGsの戦略的活用を促すとともに、社員への研修推進でSDGs時代の企業のアップデートを担う事業展開を図ります。
株式会社イノカ 概要
「人と自然が、100年先も共生できる世界を創る」という理念のもと2019年に創業した東大発のベンチャー企業です。IoT・AI技術を活用して生態系を陸上に再現する『環境移送技術』の研究開発および社会実装を推進しています。
日本で有数のサンゴ礁飼育技術を持つアクアリスト(水槽飼育者)と、東京大学でAI研究を行っていたエンジニアが中心となり、特定水域の生態系を陸上の閉鎖環境に再現することに成功。20年からはモーリシャスの環境回復プロジェクトにも参画している。
研究機関と協同して環境DNA分析やプロテオミクス技術などを活用し、海洋環境の健康診断技術の確立に向けた研究を推進。民間企業と連携して、環境保全活動や教育事業に取り組みながら、新たなイノベーションを生む研究プラットフォームとしての活用も目指しています。
会社名 株式会社イノカ
代表者 代表取締役CEO 高倉 葉太
設立 2019年4月
所在地 東京都港区虎ノ門1-4-7 第一誠ビル3・4階
会社HP https://corp.innoqua.jp
※1環境移送技術とは
水質(30以上の微量元素の溶存濃度)をはじめ、水温・水流・照明環境・微生物を含んだ様々な生物の関係など、多岐に渡るパラメータのバランスを取りながら、自社で開発したIoTデバイスを用いて実際の自然環境と同期させ、特定地域の生態系を自然に限りなく近い状態で水槽内に再現するイノカ独自の技術のこと。
※2
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM00005_Q0A221C2000000/
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