株式会社プルータス・コンサルティング、東京証券取引所が公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する上場企業の支援を目的とした『資本コスト分析・PBR改善計画策定支援』の提供開始

株主との対話を見据えた資本コスト分析・PBR改善計画策定支援サービス、資本コストに係る研修・社内体制構築支援サービスの展開

株式会社プルータス・コンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野口 真人、以下「当社」といいます。)は、上場企業向けに株主との対話を見据えた資本コスト分析・PBR改善計画策定支援サービスおよび資本コストに係る研修・社内体制構築支援サービス(以下併せて「本サービス」といいます。)の提供を開始いたします。
  • 1.本サービス提供の背景

2023年3月末日、東京証券取引所から「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」が公表され、上場企業各社はPBR改善に向けた以下の対応を求められることとなりました。


その中でも、現状分析に用いる指標として、資本コストとしてはWACC・株主資本コスト、資本収益性としてはROIC・ROEが例示されているものの、こうした指標の中からどの指標を用いるのか、あるいは実際にどうやって求めるのかといった判断は上場企業各社に委ねられている状況です。

実際に弊社のクライアントである上場企業の実務担当者様からも、東京証券取引所の要請に対して、どのように対応すべきかを苦慮されているケースも多く見受けられ、こうした各社のニーズに応えるべく本サービスの提供を開始いたしました。


  • 2.提供する業務内容

・資本コストに係る研修/社内体制構築支援サービス

資本コスト分析をクライアントの社内で算出できる体制の構築を目的として、以下の業務を提供いたします。

②~④は標準的な内容であり、インタビューを実施の上でクライアント各社のニーズに合わせてカスタマイズして提供します。


業務区分

主な業務内容

①インタビュー/
提供内容のカスタマイズ

実務担当者にインタビューを実施し、これまでに実施した資本コストの算出方法、課題感、講義が必要な対象者や補充すべき知識について把握し、提供する講義やコンサルテーションのカスタマイズを検討します。

②コーポレート・ファイナンスの実務に関する講義

社内関係者/実務担当者向けにコーポレート・ファイナンスの理論からビジネスの現場での実際の活用方法まで幅広に講義をさせていただきます。第1回、第2回は東証要請の内容を正確に理解することを目的とした初学者向け、第3回は実際に資本コストを試算するための実務者向けの内容を想定しています。
– 第1回:ファイナンス理論の基礎知識
– 第2回:コーポレート・ファイナンスの基礎知識
– 第3回:資本コスト(割引率)に関する実務
※第3回は講義形式または③とともに実務に即したコンサルテーション形式で実施することを想定しています。

③資本コストの分析/類似企業との比較

加重平均資本コストの構成要素(β、株主資本コスト、負債資本コスト等)について、指標を時系列推移を含めて多角的に分析し、考え得る類似企業と比較分析を行います。

④資本コストの分析方針検討/
マニュアル化支援

上記③で得られた結果をもとに資本コストの構成要素に関して採用すべき算出方針に関する示唆を提供します。
また、今後継続的且つ安定的に資本コストの更新を行っていくことを見据えて、クライアントの社内人材のみで資本コストの分析ができる体制を構築すべく、社内用のマニュアル化を支援します。


・資本コスト分析・PBR改善計画策定支援サービス

株主との対話を見据えたPBR改善計画の策定支援を目的として、以下の業務を提供いたします。


業務区分

主な業務内容

①資本コストの分析

加重平均資本コストの構成要素(β、株主資本コスト、負債資本コスト等)について時系列推移を含めて多角的な分析を実施し、資本コストの構成要素に関して採用すべき算出方針に関する示唆を提供します。

②本源的価値の試算

クライアントの株式を評価する上で、インカム・アプローチ(DCF法等)、マーケット・アプローチ(類似会社比較法等)等の中から、株式の価値形成要因(バリュードライバー)を考慮し、評価目的に適合した適切な算定手法を選定し、株式の公正価値評価を実施します。

③本源的価値と時価総額の差異分析/ベンチマーク企業との比較

以下の分析を通じて、上記②で試算した本源的価値と実際に市場から評価されているクライアントの企業価値(時価総額)の差を生み出している要因を分析します。
– PBR分析
– マルチプル分析
– 事業計画の精査
さらに、主要財務指標(PBR、PER、ROE等)について、考え得るベンチマーク企業との比較分析を行い、クライアントの抱える課題を抽出します。

④PBR改善計画の策定支援

上記③の分析結果に基づいて、他社の開示事例も参考にしつつ、公表用のPBR改善計画の策定をご支援させていただきます。



  • 3.本サービスの対象となる会社

資本コストに係る研修・社内体制構築支援サービスに関しては、自社の資本コストの水準感を把握されていない会社様や、実際に実務担当者が手を動かして資本コストを算出しているものの、その数値の確からしさについて外部アドバイザーからの助言を必要としている会社様などにご活用頂けるサービスとなっております。

また、今後定期的に自社の資本コストを更新していく必要がある中で、資本コスト分析の一連のプロセスを内製化したいという会社様に対しては、弊社によるマニュアルの作成を通じた社内体制の構築をご支援させていただきます。


資本コスト分析・PBR改善計画策定支援サービスに関しては、資本コスト分析サービスに加えて、株主との対話を意識して自社の本源的価値を把握されたい会社様、実際の株主との対話を想定してどのような改善策が必要か考えたい会社様、さらに踏み込んで公表用のPBR改善計画の策定支援を必要としている会社様などにご活用頂けるサービスとなっております。


【株式会社プルータス・コンサルティングについて】​
当社は、公正価値評価と有価証券の設計を強みとした資本政策の総合コンサルティングファームであり、年間1,000件を超える公正価値評価を実施しております。

資本コストに関連するマーケットリスクプレミアム・β(ベータ)の分析データ(ValuePro)を提供する本邦唯一の評価機関として10年以上に亘って情報提供を続けてまいりました。

これらの実績を通じて培われた知見を活かし、資本コストの分析からPBR改善計画の策定まで幅広くご支援させていただきます。


また、コーポレートファイナンス及び資本コストの分野の研究者として著名な京都大学経営管理大学院の砂川伸幸教授と連携し、ESGサステナビリティ関連データと財務数値の関係性分析など学術的な研究分野の知見を交えて、先進的な資本コスト分析を提供しております。


参考:資本コスト分析を通じたPBR改善計画策定サービス紹介ページ 

   https://www.plutuscon.jp/services/23374

         データ配信サービス ValuePro

   https://www.plutuscon.jp/delivers


U R L    : https://www.plutuscon.jp
所在地   : 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング30階
代表者   : 代表取締役社長 野口 真人
事業内容:■上場会社及び非上場会社の株式、新株予約権、社債などの診断・査定
     ■財務に関する調査(デューデリジェンス)
     ■資本政策に関するコンサルティング

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会社概要

URL
https://www.plutuscon.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング35階
電話番号
03-3591-8123
代表者名
野口 真人
上場
未上場
資本金
-
設立
2005年06月