株式会社電気化学システムズの完全子会社化について

半導体材料関連装置のニッチトップ企業をM&A

日本材料技研株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長 浦田 興優、以下「当社」）は、このたび、株式会社電気化学システムズ（本社：東京都港区、代表取締役社長 小林 義和、以下「電気化学システムズ」）の発行済全株式を譲り受け、完全子会社化いたしました。

電気化学システムズは1988年に設立された、半導体パッケージ基板などの製造に用いられる、様々な溶液自動管理装置を提供するメーカーであり、一部製品はグローバル市場においてもニッチトップ製品となっています。半導体パッケージ基板は、5G(第5世代移動通信システム)やHPC(高性能計算)向けに需要が急拡大しており、その製造を支える装置や材料の重要性も増しています。今回の完全子会社化により、電気化学システムズが保有する装置技術や顧客基盤と当社の経営資源を融合し、半導体パッケージ基板などの製造を支えるオンリーワンソリューションを幅広く提供することで、さらなる顧客価値創出を推進してまいります。

■電気化学システムズの概要（本件株式譲渡前）

(1) 商号 株式会社電気化学システムズ

(2) 事業内容      電気化学的測定装置の開発、製造、販売

(3) 設立年月日   1988年7月15日

(4) 本店所在地   東京都港区

(5) 代表者         代表取締役　　小林　義和

本件は、2021年に完全子会社化した株式会社エムアンドシーに続き、当社として2件目の中小企業の事業承継案件となります。当社グループは、機能材料／精密部品／特殊装置を事業領域として、オンリーワン・ニッチトップ製品事業のM&A、大企業・大学が保有する未活用特許の事業化、ベンチャーキャピタルとしてのスタートアップ投資など多面的な取り組みを進めています。これらの取り組みを通じて当社グループは、オンリーワン技術の集積により未来を拓く、ニッチ製品群で先端産業を支える企業グループへの成長を目指してまいります。

【日本材料技研株式会社 概要】
■会社名 ：日本材料技研株式会社
■設立 ：2015年8月
■資本金 ：1億円 ※資本準備金を含む
■代表者 ：代表取締役 浦田 興優
■事業内容 ：機能材料事業
■企業ホームページ ：https://www.jmtc.co.jp