《文理・男子は伊藤忠商事、文理・女子は丸紅が1位に》「2025年【春】(26卒就活後半戦調査)大学生が選んだ就職人気企業ランキング」結果発表

〜総合商社・大手金融機関に人気が集まる〜

株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース(本社:東京都文京区、代表取締役社長:筒井智之)は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「就職人気企業ランキング調査」を実施しました。当社の調査する「大学生が選んだ就職人気企業ランキング」は1978年の調査開始以来48年度目を数えます。

改正された「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(3省合意)により、一定の基準を満たしたインターンシップで得た学生情報を、企業が広報活動や採用選考活動に使用できるようになりました。こうした中で学生の意識はどう変わっているのか。2024年夏(26卒就活前半戦)調査に続き、2025年春(26卒就活後半戦)ランキングをお届けします。

◆調査結果トピックス

上場企業の4〜12月期の純利益合計は2年連続で過去最高となり、好調な業績に加え少子高齢化による若年層の労働力不足を背景に、2026年新卒採用においても企業の採用意欲は高く、売り手市場の環境は継続。学生獲得競争はますます激化しています。インターンシップルールの変更により、参加者を対象にした早期選考をはじめ就職・採用活動の早期化が加速する中、前半戦調査に続いて業績の好調な大手企業、中でも働き方改革や若手の待遇改善を進め、早期から積極的に学生との接点を提供した業界トップ企業に人気が集中する結果となりました。

◆文系男子ランキング

総合商社がトップ5独占

伊藤忠商事がV6

文系男子【2026卒就活後半戦・2025春調査】

伊藤忠商事が6年連続で後半戦調査1位となったほか、三井物産(2位)、住友商事(3位)、丸紅(4位)、三菱商事(5位)と総合商社がトップ5を独占しました。

総合商社は、事業領域の広さや世界を舞台に活躍する商社パーソンのイメージに対する憧れも根強く、就職マーケットにおいて不動の人気を誇ります。中国経済の不調に伴う資源価格下落の影響を受けながらも、24年4~12月期連結決算(国際会計基準)の当期利益は大手7社中6社が前年同期比で増益。幅広い事業領域で着実に収益機会を捉えていることに加え、成長分野へのシフトに向けた低採算事業の売却益や円安が支えとなり、好業績を維持しています。

大手金融機関は三井住友銀行(6位)、三菱UFJ信託銀行(7位)、大和証券グループ(8位)、三菱UFJ銀行(9位)とトップ10に4社がランクインしました。

メガバンクは、日本銀行の追加利上げにより調達金利と貸出金利の差である利ざやが改善しており、24年4〜12月期決算は最終利益がいずれも過去最高となりました。また、新NISA(少額投資非課税制度)の普及を背景とした堅調な個人向け運用ビジネスや、国内M&A(合併・買収)の増加などで、大手証券も好調な業績を維持しています。長年据え置いていた初任給の大幅な引き上げを発表したことに加え、基本給を底上げするベースアップなど若手社員の待遇改善が進んでいることも、大手金融機関人気の追い風となっています。また初期配属を確約するコース採用の拡充は「配属ガチャ」を避けたい学生の人気を集めているようです。

このほか10位には不動産デベロッパーの森ビルがランクインしました。

◆理系男子ランキング

総合商社上位、トヨタ復権

伊藤忠商事が1位に

理系男子【2026卒就活後半戦・2025春調査】

1位の伊藤忠商事をはじめ、三菱商事(2位)、丸紅(3位)、住友商事(4位)、三井物産(5位)と理系男子においても総合商社がトップ5を独占しました。

メーカーと比べれば多くありませんが、総合商社は毎年一定数の理系学生を採用しています。理系の素養を生かしてどのように活躍しているのか積極的に発信し、幅広い事業領域で、理系出身者の活躍舞台が多数あることが学生に浸透してきており、事業のプロデューサーとして活躍したいと考える学生も増加しています。

理系男子ランキングは、近年非メーカーが上位を独占していましたが、トヨタ自動車(9位)が、20年夏調査以来のトップ10に返り咲きました。

このほか不動産デベロッパーでは「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」や、「麻布台ヒルズ森JPタワー」が収益に貢献し、4〜9月の営業利益は2.9倍と業績好調な森ビル(6位)、IT企業では人気俳優を起用したCMなどで年々学生の認知度が高まっているSky(7位)、金融機関ではデジタル分野でイノベーションエコシステム構築を目指す三井住友銀行(8位)、コンサルティング企業では戦略立案から改革の定着までワンストップで手掛けるアビームコンサルティング(10位)がトップ10に入りました。

文系女子ランキング

総合商社・航空・大手金融に人気

丸紅が初の首位に

文系女子【2026卒就活後半戦・2025春調査】

丸紅が文系女子で初の1位となったほか、伊藤忠商事(2位)、住友商事(3位)、三井物産(4位)、三菱商事(6位)と文系女子においても総合商社が上位に並び、人気の高さを見せつけています。

文系女子は女性が安心して長く働ける制度や環境が整っていることや、実際に活用できるのかを重視する傾向があります。伝統的に女性の採用数が多く、制度の活用実績も豊富な大手金融機関は、三井住友銀行(5位)、三菱UFJ銀行(7位)、大和証券グループ(9位)とトップ10に3社がランクインしました。

文系女子で圧倒的人気を誇ってきた航空業界は、全日本空輸(ANA)が8位、日本航空(JAL)が10位と揃ってトップ10に入りました。

理系女子ランキング

総合商社、不動産人気継続

丸紅が1位に

理系女子【2026卒就活後半戦・2025春調査】

丸紅が前半戦調査に続き1位となったほか、三井物産が3位、伊藤忠商事が4位、三菱商事が5位、住友商事が6位となり総合商社5社がトップ10に入りました。

内需型で好業績の続く不動産デベロッパーの人気も継続しています。森ビル(2位)をはじめ、NTT都市開発(7位)、三菱地所(8位)、東京建物(10位)、と4社がトップ10に入りました。

このほか、文系女子でトップ10入りを果たした航空大手2社からは全日本空輸(ANA・9位)がトップ10に入りました。

【調査概要】

2025年【春】(2026卒就活後半戦調査)

大学生が選んだ就職人気企業ランキング

◆調査対象:

ダイヤモンド就活ナビ2026に会員登録している、就職活動中の大学3年生と大学院1年生。

文系:国公立大学89大学 私立大学24大学とその大学院生

理系:国公立大学92大学 私立大学20大学とその大学院生

◆有効回答   5,344名

◆調査期間   2024年10月3日~2025年2月27日

◆調査方法:メールと手渡しによるアンケート方式

回答方法はインターネット、イベントでの回収を併用

就職希望企業先を志望順に8社まで記入

1位企業=5ポイント、2位企業=4ポイント、3位企業=3ポイント、4位企業=2ポイント、

5位以下は1ポイントで加重集計し、ポイントの多い順にランキングを作成。

【会社概要】
会社名:株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース
所在地:〒112-0002 東京都文京区小石川5-5-5 プライム茗荷谷ビル
代表者:代表取締役社長 筒井 智之
設立:1997年8月
URL:https://www.diamondhr.co.jp/

【事業内容】
・HD(人材開発)事業
 ダイヤモンドHD関連商品(テスト・教育テキスト・研修等)の販売
・新卒メディア事業
 ダイヤモンド就活ナビ・ダイヤモンドLIVEセミナー等の運営、
 個別セミナー・個別制作物の受託 他
・人材紹介事業
 新卒者紹介 他
・大学支援サービス
 学内説明会・セミナー講演・制作物の受託 他

【お問い合わせ先】

https://www.diamondhr.co.jp/contact/

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会社概要

URL
https://www.diamondhr.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区小石川5-5-5 プライム茗荷谷ビル
電話番号
-
代表者名
筒井智之
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年08月