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EDGECORTIX株式会社
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エッジコーティックス、追加で約30億円を調達

国内外トップVCや世界大手半導体メーカーが出資、エッジ向けAIアクセラレータの革新的ソリューションを高く評価

EdgeCortix株式会社

日本発祥のエッジAI向けファブレス半導体開発・設計を手掛けるEdgeCortix株式会社(本社: 東京都中央区、創設者兼CEO:サキャシンガ・ダスグプタ、以下、エッジコーティックスおよび当社)は、本日、国内ベンチャーキャピタル(VC)のSBI インベストメント株式会社ならびに半導体投資で実績のある日米協業型VCのグローバル・ハンズオンVC(Global Hands-On VC)等から2,000 万ドル(約 30億円)を調達しましたのでお知らせします。加えて、最先端半導体ソリューションのリーディングサプライヤーであるルネサス エレクトロニクス株式会社からも出資を受け、AI/ML(機械学習)開発における戦略的協業を強化いたします。さらに従来から投資いただいているサイクル・グループ(Cycle Group)やモノづくり・ベンチャーズ(Monozukuri Ventures)からも継続して投資いただきました。

エッジコーティックス主力製品SAKURA-I AI Processorボードを持つ、創設者兼CEOサキャシンガ・ダスグプタ


エッジコーティックス( https://www.edgecortix.com/ja/ )は、高速でありながら低消費電力で柔軟なエッジAIに特化したプロセッサを、ソフトウェア・ファーストのアプローチで一から設計するという斬新な考えのもとスタートしました。当社が独自に開発したソフトウェアおよびAIチップ製品群は、コンピュータビジョン、自然言語処理、生成AIアプリケーションのためのAI推論タスクを、データセンター外の複雑なシステムで、超低消費電力、低レイテンシかつ高速で実現することを可能にします。


エッジコーティックスの最大のミッションは、エッジにおいてクラウドレベルに近いAI性能を実現するという課題を解決することで、既存のCPU、GPUその他の汎用プロセッサの10倍以上も高いパフォーマンスとエネルギー効率を達成しながら、機械学習などのソリューションへのアクセスを高め汎用化を実現してきました。


当社では、独自の特許技術である「協調探索エンジン」を駆使し、AIに特化した斬新なランタイムで再構成可能なプロセッサを一から設計しています。これは過去数十年間、プロセッサ設計が、新しいハードウェアチップを最初に市場に投入することに注力し、コンパイラを含むソフトウェアを後回しにしてきた考え方とは対照的です。CPUやGPUのような汎用プロセッサの能力が、ニューラルネットワーク、特に生成AIアプリケーションの展開に見られるワークロードのニーズに急速に追いつかれつつある昨今、当社の統合ソリューションの需要は急速に高まっています。


当社は今回の資金調達により、次世代のSAKURAハードウェア製品の市場投入を目指し、グローバル市場における販売・マーケティングを強化することで事業を拡大してまいります。また、日本におけるエンジニアリングを強化するとともに、インドに新たな開発センターを開設する予定です。さらには、AIに特化した新世代の半導体製品のリリースを視野に入れた技術人材の獲得や、エッジデバイスに低消費電力のマルチモーダル生成AI、自動生成AIや最適言語モデル機能を提供するなど、革新的なエネルギー効率の実現を目指します。


当社が注力するエッジAI推論市場は、グローバルベースで急成長を遂げています。2025年までには、企業が管理するデータの75%以上がデータセンター外かクラウド外(総称してエッジ)で作成・処理され[1]、その想定市場規模(TAM)は840億ドル(約12.5兆円)に達すると予測されています[2]。特に、APAC地域では、商業、防衛、航空宇宙アプリケーションにおけるエネルギー効率に優れたAI処理への大きな需要に後押しされ、2022年から2027年までのAI市場の年平均成長率が40%超と、世界平均を超えると予想されています[3]。


エッジコーティックス 創設者兼CEO サキャシンガ・ダスグプタのコメント
「AIアクセラレーション機能を、既存の複雑なヘテロジニアス・コンピューティング・システムで起動させ、省電力・低レイテンシ・低コストでの運用を実現することが当社のミッションであり、それは、当社製品・技術のバリュー・プロポジションとなっています。今回、多数のVCや戦略的パートナーに、当社が注力しているエッジAI市場の潜在成長力を評価いただけたことは大変光栄なことです。当社の技術を投資家の皆さまからご評価いただくことができたのは、当社の優秀なチーム、パートナー企業、そしてお客さまのおかげです。エッジコーティックスは、エッジ・エコシステム全体で低消費電力AIを実現することに注力し、引き続き市場の拡大をリードしてまいります。」


SBIインベストメント 執行役員 投資部長 松本祐典氏、投資部 次長 山田昌平氏、 投資部アシスタントマネジャ 芦澤幸四郎氏のコメント
「SBIインベストメントは、『新産業クリエーター』として21世紀の中核的産業の創造および育成を担うリーディング・カンパニーになるという経営理念のもと、将来有望な企業を支援しています。半導体は「産業界のコメ」と呼ばれる重要な産業です。今般、急成長を遂げるAI市場を中心に調査を行い、エッジコーティックスが競合他社との差別化を図り、革新的な製品やサービスを提供できる企業であると確信しています。業界を牽引できる必要なスキル、意欲、ビジネス感覚が備わっているエッジコーティックスの経営陣/チームを出来る限り支援し、エッジAIの未来を一緒に開拓していきます。」


ルネサス エレクトロニクス グローバルビジネス開拓&エコシステム担当ヴァイスプレジデント モハメド・ドガー氏のコメント
「当社では、エッジコーティックスの経営陣や開発チームと過去2年間にわたり協業し、MERAコンパイラ、ソフトウェア、ツールセットとルネサス独自のAL/MLチップセットとの統合を進めてきました。エッジコーティックスは、革新的かつ高いスケーラビリティを誇るソリューションを提供しています。今後も引き続き両社の連携をAIに注力したエッジ製品群に広げてまいります。」


グローバル・ハンズオンVC 創設者兼マネージング・パートナー シュリ・ドダニ氏のコメント
「東京を拠点に、エッジAI分野における革新的なハードウェアとソフトウェアの開発に注力し、グローバルに事業を展開するエッジコーティックスが、当社のビジネス・モデルと共鳴することはすぐに理解できました。今後、当社では、エッジコーティックスのチームが、同社のソリューションで業界をリードし、成長させ、グローバルに展開していくことを支援していきます。」


エッジコーティックスは、マルチハードウェアプラットフォーム対応のコンパイラソフトウェアフレームワークであるMERA、スケーラブルでランタイム再構成可能なニューラルネットワークプロセッサの知的財産(IP)であるDynamic Neural Accelerator(DNA)、電力効率の高いTSMC 12nm技術ベースのSAKURA AIコプロセッサデバイスの3製品を展開しています。これら3つの製品を組み合わせることで、高解像度カメラやセンサー、自律制御ロボットシステム、信号処理、言語モデル、マルチモデル生成AIベースのシステムなどストリーミングデータを使用するリアルタイムAIアプリケーションにとりわけ適した統合プラットフォームを形成することができます。当社では、エッジAIプラットフォームを通じ、空中、水中、または地上ベースの有人および自律運行型プラットフォーム、スマートシティ、スマートマニュファクチャリング、視覚および知覚、および5Gシステムのような消費電力や携帯性に制約のあるエッジデバイスにおいて業界をリードする AI 推論能力を提供しています。


今回の資金調達ラウンドの完了に伴い、ルネサスとグローバル・ハンズオンVCのシニアリーダーが当社の取締役として加わる予定です。


[1] Gartner estimates. https://d2iq.com/blog/ai-edge-ushers-hyperconnected-era

[2] https://www.businesswire.com/news/home/20221129005577/en/405-Billion-Artificial-Intelligence-Markets-Hardware-Software-Services-Machine-Learning-Natural-Language-Processing-Big-Data---Global-forecast-to-2027-ResearchAndMarkets.com

[3] https://www.businesswire.com/news/home/20221129005577/en/405-Billion-Artificial-Intelligence-Markets-Hardware-Software-Services-Machine-Learning-Natural-Language-Processing-Big-Data---Global-forecast-to-2027-ResearchAndMarkets.com


エッジコーティックスについて

エッジコーティックスは、2019年7月にファブレス半導体設計会社としてシンガポールで設立され、同年9月に東京研究開発本部を設立した。ソフトウェア・ファーストのアプローチをとり、「ハードウェアとソフトウェアの協調設計」と呼ばれる独自特許技術を使ってAI専用の再構成可能なプロセッサを一から設計し、エッジ向け AIプラットフォームを提供することで、コネクテッド・インテリジェント・エッジ市場のパイオニアとしてイノベーションを推進している。主に、防衛、セキュリティ、航空宇宙、スマートシティ、5G/通信、インダストリー4.0、自動運転、自律走行、ロボティクス分野向けAI半導体分野を積極的に開拓している。

 https://www.edgecortix.com/ja/

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種類
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URL
https://www.edgecortix.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
電話番号
03-6417-9661
代表者名
ダスグプタ サキャシンガ
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2019年09月
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