IFS、AI機能への需要急増で前年同期比38%の増収を達成
クラウド収益は前年同期比55%増、ARR(Annual Recurring Revenue)は55%増となり、業績は堅調に推移
ソフトウェア収益は前年同期比44%増となり、IFSは引き続きERP、EAM、FSM、ESM分野をリード
2023年8月17日、東京- 世界的なクラウドエンタープライズソフトウェア企業であるIFSは、6月30日に終了した2023年上半期の決算を発表しました。ARRは前年同期比55%増と大幅に増加し、クラウド収益は55%増、ソフトウェア収益は44%増で総売上高に占める割合は79%に増加しました。
高インフレと金融政策の引き締めが継続している中でも、当社は技術への投資をさらに強化しています。クラウド、VR、RPA、IoTといった技術は今や基本機能と見なされており、IFSがネイティブに組み込んで提供するAI機能は、大きな差別化要因になりつつあります。これは、最近のIDC Info brief※1でも確認されており、従業員と資産の生産性を向上させ、ビジネスレジリエンスを構築します。そして価値実現までの時間を短縮する機能により、CFOは余裕のある予算配分が可能になります。
IFSのロードマップは、インテリジェントな洞察と自動化を加速し、人材と資産を最適配分する技術によって、こうしたトレンドを確実に捉えています。AIにおける自動化、予測、最適化の各機能が構築されたことで、IFSは上半期の需要が既存と新規の両顧客層とも急増しているのを確認しています。新世代のAIが成熟するにつれて、この分野のイノベーションを加速させ、新規リリースのたびにこれらの機能を提供し続けていきます。
上半期の好業績に加え、IFSは6月にPokaを買収して、そのコネクテッドワーカー技術により機能を拡張し、工場やフィールドワーク担当の従業員がよりスマートかつ安全に作業をすることで、生産性と効率の向上を実現可能にしました。Pokaの顧客基盤には、Nestlé、Tetra Pak、Mars、Bosch、RioTintoなどが含まれています。今回の買収により、ERP、EAM(企業資産管理)、FSM(フィールドサービス管理)の主要な機能で業界をリードするIFSは、主要な業種におけるエンドツーエンドのバリューチェーン全体のデジタル情報に従業員をアクセス可能にする、唯一のベンダーとなりました。
IFS CEOのDarren Roosは、IFSでの5年間の在職期間中、お客様の要求に応えることを最優先事項に掲げ、エコシステムを飛躍的に成長させてお客様に選択肢を提供し、複数の買収を成功裏に統合して新たな機能を追加することに尽力しました。この期間、当社は自社の変革も成し遂げ、製品とサービスのビジネスモデルをサブスクリプションベースに完全移行しました。この上半期決算は、製品とサービス全体で一貫して高い更新率を示し、新規に獲得した顧客の著しい増加と相まって、この集中した取り組みの成果が現われています。
IFSのCEOであるDarren Roosは、次のように述べています。「上半期の業績は、ソートリーダーとして、またお客様のニーズに機敏に応えるパートナーとして、当社のビジネスを確立するために費やした5年間の努力の集大成です。当社は一貫して、はるかに規模が大きい競合他社よりもいち早く市場の動きに対応することができました。過去5年間のARRの年平均成長率が37%に達したことは、お客様との親密な関係の構築に集中した証です。当社の従業員とパートナーの皆様からの継続的なコミットメントと、お客様から示された信頼を誇りに思います。オーガニックおよびノンオーガニックな成長戦略の成功は、当社の業績と、お客様やアナリストによる評価で毎年上位にランキングされていることでも証明されています。」
IFSのCFOであるMatthias Heidenは、次のように述べています。「マクロ経済の課題が継続しているため、企業は技術への投資を慎重に検討せざるを得なくなり、ビジネスレジリエンスを構築することに役立つ技術に注力しています。これは、IFSクラウドに移行するお客様の数や、お客様がIFSの導入範囲を拡大する時期や場所の優先順位の付け方に反映されています。ARRは前年同期比55%増、ソフトウェア収益は前年同期比44%増、Successサービスは68%増となり、上半期の業績は堅調な見通しを表しています。今年上半期に米国市場で見られた牽引力は、IFSが市場へ確実に浸透していることと、当社が提供する価値が共感を呼んでいることを示しています。」
IFSは、ソフトウェアとSuccessサービスを通じて、お客様が最大の価値を創造するテクノロジーを調達し、利用できるよう支援しているため、素晴らしいMoments of Service(TM)(サービスの瞬間)を実現することができます。
※1: 製造業の将来の見通しについては、こちらのIDC info briefをご覧ください。
2023年度上半期の財務※2・業績ハイライト:
2023年度上半期のソフトウェア売上高は3億9,200万ユーロで、2022年度上半期と比較して44%増加
2023年度上半期の経常収益は3億7,300万ユーロで、同49%増加
2023年上半期のクラウド売上高は、同55%増加
2023年上半期の総売上高は4億9,300万ユーロで、同38%増加
※2:すべての数値はユーロベースで、為替変動の影響を除いて報告されています。
WorkWaveが2021年第2四半期末に独立企業としての地位を確立したことに伴い、上記の業績報告にはIFSグループに含まれていません。
その他のハイライト:
IFSは、Havfram、Bang & Bonsomer、Felker Brothers、Behlen Mfg、Apex Clean Energyなどを含め、すべての主要業界で多数の新規顧客を獲得しました。
IFSは、Nucleus Researchの2023年エンタープライズERPのテクノロジー・バリュー・マトリクスでリーダーに選出されました。
IFSは、ガートナーのレポート「2022 Global EAM Market Share By Revenue」で2年連続第1位に選出されました。
詳細については、www.ifs.com/ja をご覧ください。
※本プレスリリースは、2023年7月25日に英国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。
IFSについて:
IFSは、エンタープライズ・クラウド・ソフトウェアのプロバイダーとして、「ものづくり」、「設備の維持管理」、「サービス中心のビジネス」を支援するためのソリューションを開発し、世界各地の企業に提供しています。IFSの業界固有の要件に対応した製品は、1つのプラットフォーム上で、本質的に単一のデータモデルに結び付けられており、組み込み型のデジタルイノベーションを使用しています。これにより、お客様は、顧客にとって本当に重要なとき、すなわち「サービスの瞬間」に最善を尽くすことができます。各産業に深く精通したIFSのコンサルタントと広がり続けるエコシステムによって、IFSは業界のリーダーとして認められ、お客様に高く評価されています。現在、IFSは5,500人以上の従業員を擁し、IFSのソリューションは全世界で6,500社を超えるお客様に導入されています。IFSは世界各地の直営拠点やパートナーとともに、これらのお客様を支援しています。さらに詳しくはifs.com をご覧ください。
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