能登と東北・丸森を“漆器”で繋ぐ特別授業を開催

〜のと熱中授業第10回目：「蘇生する輪島塗」〜災害被災地同士が学び合い、応援し合う新たな地域連携の形

一般社団法人熱中学園

2025年12月17日 17時09分

一般社団法人熱中学園（所在地：東京都墨田区、代表理事：堀田一芙）が運営する大人の社会塾「熱中小学校」は、能登半島地震への支援活動として、能登復興のために関心を繋ぐ活動「のと熱中授業」を開催しております。熱中小学校の先生とともに、能登で発見した情報をさらに学び、能登の方々と共に授業の授業の形で発信することで、｢能登についての関心を持ち続けてほしい」という現地のニーズに応えている活動です。なお、この活動は株式会社内田洋行の協賛で実現しました。

この度、第10回となる授業を2025年12月20日(土)に実施いたします。今回のテーマは「輪島塗の今とこれから」。能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市にて、輪島塗の修復・再生（レスキュー活動）を続ける「輪島キリモト」代表・桐本泰一氏、そして熱中小学校講師であり東京大学大学院准教授の開沼博氏のお二人を講師として迎えます。授業会場は、東日本台風（2019年）で甚大な被害を受け、復興の過程で誕生した熱中小学校丸森復興分校（宮城県丸森町）。能登と丸森—被災地同士が学びを通じてつながり合う特別な機会となります。

■ 能登から丸森へ── 「輪島塗レスキュー」された器が東北へ渡る特別企画授業当日の夜には、今回の象徴的な取り組みとなる輪島塗を使った食事会を開催します。 • 桐本泰一氏らによってレスキュー・再生された輪島塗の器を、丸森町へ特別に搬入 • 会場は、歴史的建造物「蔵の郷土館斎理屋敷」 • 斎理屋敷では「歳迎え展」が開催中。所蔵する漆器とも響き合う“漆の共演” • お膳に使う「折敷」は丸森町民のご家庭からお借りする由緒ある品 • 料理は、地元・和食処「まんま亭・武藤」武藤重樹氏が、丸森食材を中心に特別献立を担当地震と水害——異なる災害を経験した2つの地域が、漆器を介して互いに想いを寄せ合う場となります。

■ 「のと熱中授業」とは「能登の未来が日本の未来になる」を掲げ、2025年4月よりスタートしたオンライン授業シリーズ。能登半島の現状を“学び続ける場”として、熱中小学校の先生たちと現地で見つけた課題・文化・価値を全国へ発信しています。・オンラインで誰でも参加可能（無料）・これまでに9回開催、全国各地から延べ500人以上が参加

・授業一覧:https://www.korobocl.com/keen_class/

■ 第10回「のと熱中授業」開催概要

テーマ：輪島塗の今とこれから

日時：2025年12月20日(土) 13:30〜15:00

方法：現地参加、ZOOMによるオンライン配信のハイブリット型

会場：蔵の郷土館斎理屋敷新館1階（〒981-2165 宮城県伊具郡丸森町町西25）

講師：・桐本泰一氏（輪島キリモト代表）・開沼博氏（東京大学大学院情報学環准教授／熱中小学校講師）

参加費：無料（どなたでも参加可能）

◆視聴申込み仕込み