KOLC+、BIM/CIM属性からの数量算出に対応。集計表をクラウドで作成可能に
BIM/CIMモデルの「データベース」としての活用を強化
株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、BIM/CIM共有クラウド「KOLC+(コルクプラス)」にて、BIM/CIMモデルの属性情報から数量算出が可能となる「BIM属性集計ツール」の提供を開始しました。
開発の背景について
昨年3月に、KOLC+では「BIM属性検索ツール」をリリースしましたが、この時点では集計に対応しておらず、検索条件に一致した部材一覧を出力するまでに留まっていました。集計したい場合はCSV形式でダウンロードし、Excelで集計すれば数量を算出できますが、BIM/CIMモデルとの連携が切れてしまうため、算出した数量がどこの部材を拾っているのかを確認するのは困難な状況でした。
今回のアップデートで集計メソッド(グループ化、合計、件数)に対応したことで、部材の検索から集計までをクラウド上で一気通貫に実施できるようになりました。さらに、BIM/CIMモデルと連動した集計表を出力できるようになったため、集計表の数量がどこの部材を拾っているのかを3Dビューアで瞬時に確認できるようになりました。また、これまで属性の集計作業はハイスペックPCでBIM/CIMソフトウェア(Windows版)を起動して実施するのが一般的でしたが、クラウド完結になったことで、現場のiPadや低スペックPCだけで高速に数量を確認できるようになりました。
BIM属性集計ツールの特長
属性名称のサジェスト入力で集計条件を簡単設定
BIM/CIMモデルの属性名称(カテゴリ名、プロパティ名)を自動的にリスト化して選択できるようになりました。これにより、検索および集計条件を誰でも直感的な操作で作成することが可能です。また、集計条件はURLで共有したり、クリップボードにコピーしてメールなどでシェアすることも可能です。
BIM/CIMモデルと連動した集計表
出力される集計表は3Dビューアと連動しています。集計表をクリックすれば、どこの部材を集計しているのかを瞬時に確認することができ、集計ミスを防止することができます。また、集計表はCSV形式でダウンロードして帳票などに流用することも可能です。
複数プロパティのグループ化に対応
集計処理では、2つ以上のプロパティを組み合わせたグループ化にも対応しました。さらに、条件式を追加してフィルタしたり、「合計」メソッドで数値プロパティの合計値を算出することも可能になりました。
対応モデル
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Autodesk Navisworks
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Autodesk Revit
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Autodesk Civil3D
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IFCフォーマット など
追加費用なしの標準プランで提供
BIM属性集計ツールは、KOLC+の標準プラン(3Dプラン)にて提供します。そのため、追加費用は一切かかりません。
月額 3万円(3Dプラン:50GB/100ユーザー/税別)
※ 初期費用は不要
■ KOLC+(コルクプラス)について
「KOLC+」は、BIM/CIMモデルや点群データをクラウド上で統合・共有・活用できるクラウドサービスです。国土交通省の情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:https://kolcx.com
■ 会社概要
社名 :株式会社コルク
所在地 :東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者 :代表取締役 堤 正雄
事業内容:建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP :https://kolg.co.jp
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