株式会社Scrumy、「サステナブルテックカオスマップ 2023」を公開
サステナブルファイナンスの定義
サステナブルファイナンスには、主に以下の3種類の定義があり[1]、企業や投資家が長期的な視点でリスクと機会を評価し、より持続可能な経済活動を促進することで、環境問題や社会問題の解決に向けた取り組みをサポートすることを目指す新領域です。
最広義の定義:持続可能な雇用、退職後の資金調達、技術革新、インフラ建設、気候変動緩和など、長期的な教育、経済、社会、環境問題に取り組む安定した金融システム
広義の定義:持続可能な経済・社会・環境開発を促進する金融
狭義の定義:金融の意思決定にESG要素を統合すること
※[1]:High-Level Expert Group on Sustainable Finance, "Interim Report" (July 2017), "Final Report 2018" (January 2018).
サステナブルファイナンスの背景
サステナブルファイナンスの急速な発展には、次の背景があります。
ESG情報の投資意思決定への活用:より多くの投資家や金融機関が、投資戦略、リスク管理、意思決定プロセスにESG要素を組み込んでいます。この変化は、ESG要素が財務パフォーマンスや長期的な価値創造に影響を与えうるという期待があります。
規制当局や取引所による制度構築:世界中の政府や規制当局が、サステナブル・ファイナンスを推進するための政策や枠組みの導入を始めています[2]。これには、開示義務の導入、サステナビリティ目標の設定、責任投資に関するガイドラインの提供などが含まれます。
ESGデータ分析への需要の高まり:サステナブルファイナンスの重要性が高まるにつれ、投資家がより多くの情報に基づいた意思決定を行うためのデータ自体やデータ分析に対する需要が高まっています。このような需要は、ESG格付け機関、リサーチ会社、データプロバイダーなどの成長を加速させています。
気候変動と移行リスクへの注目:気候変動と低炭素経済への移行は、サステナブルファイナンスの主要テーマの一つであり、ポートフォリオにおける気候関連のリスクと機会をより評価する投資家が増加しています。
社会課題とガバナンスへの注目:環境への配慮に加え、多様性と包摂、労働慣行、企業倫理など、社会課題とガバナンスの側面を重視する投資家が増加しています。
※[2]:金融庁は、2020年に「サステナブルファイナンス有識者会議」を設置し、サステナブルファイナンスを推進しています。
2つのお願い
皆様に、本カオスマップに関するお願いが2つございます。
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