ドール、埋め立て廃棄フルーツゼロ宣言 SDGsの取り組み『もったいないフルーツ』プロジェクト 初のファッションコラボが実現
パイナップルの葉で作るヴィ―ガンレザー『Piñatex(ピニャテックス)』を使用したファッションブランド『BASE MARK』とのサステナブルなコラボファッションを発表
株式会社ドール(本社:東京都中央区、代表取締役社長 渡辺 陽介、以下 ドール)は、「もったいないフルーツプロジェクト」の取り組みの一環として、パイナップルの葉で作る繊維『Piñatex(ピニャテックス)』を使用した、ファッションブランド『BASE MARK』とのコラボレーションアパレルを発表いたします。
ドールは、高品質なフルーツとフルーツ加工食品をお届けし、人と地球と豊かさに良い影響を与えることを使命としています。この大きな使命を全うするため、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に向けて、Dole Purpose及びThe Dole Promiseを表明し、今日の世界を未来の世代のためにより良いものに変えるべく取り組んできました。
そのような中、ドールは2021年 9月開始の『もったいないバナナ』プロジェクトを皮切りに、まだ美味しく食べられるにもかかわらず、流通過程における様々な要因により捨てざるを得ない規格外フルーツの廃棄削減を目指す『もったいないフルーツ』プロジェクトに取り組んでいます。
最近では、不可食部であったパイナップルの芯を加工した商品の展開など取り組みの幅を広げております。
その中でドールは、フィリピンで毎年250万トン以上のパイナップルが生産されるなか、出荷量1トンにつきその3倍である3トンの葉が捨てられ、それらの不要な葉は放置され腐敗していくとメタンガスが発生し地球環境に害を及ぼしていることに着目。そこでAnanas Anam社とパートナーシップを結び、ヴィーガンレザーPiñatexの原料として、パイナップルの葉を活用することとしました。
今回、このPiñatexを使用しファッションブランド『BASE MARK』とコラボレーションアパレルを発表いたします。
■『もったいないフルーツ』プロジェクトとは
ドールは、フルーツの廃棄ゼロに向けて取り組んでおり、まだ美味しく食べられるにもかかわらず、流通過程における様々な要因により、捨てざるを得ない規格外フルーツを「もったいないフルーツ」と名付け、廃棄削減を目指す『もったいないフルーツ』プロジェクトを『もったいないバナナ』を皮切りに2021年9月から開始しています。
もったいないバナナプロジェクトサイト
URL:https://dolesunshine.com/lp/jp/mottainaibanana/
Dole「一本のおいしいが、世界を救う。」もったいないバナナプロジェクトムービー
URL:https://www.youtube.com/watch?v=_QEKCorc3ro
■『BASE MARK』コラボレーション概要
今回、発売されるコーディネートは5ルックあり、BASEMARK23FWコレクションの実際のデザインやディテールをそれぞれのアイテムに落とし込んでおります。
・パンツ/シャツ
「貼り付ける」ディテールとして、BASEMARKの今期のパンツやシャツにPinatexの素材を貼り付けています。貼り付ける箇所に部分的にハリが出る事で生まれるシルエットやPinatexの綺麗なカラーとの配色もお楽しみ頂けます。
・Gジャン(ショート丈のGジャンとコルセットの2ピースに分かれる)
実際のデニムで登場するGジャンをPinatexの素材に落とし込み作成しています。今期の特徴でもあるドットボタンのディテールを活かしGジャンを上下に分解する事でショート丈のGジャンとコルセットの2ピースにトランスフォームさせます。BASEMARKの定番のパンツはボリュームアップさせセットアップでの提案となっています。
・ダッフルコート
BASEMARKのダッフル型コートは後身頃にBASEMARKの素材を使用し大胆にも前身頃は全面Pinatexを採用し、前後で異なるハリ感の絶妙なバランス感と迫力のボリューム感をお楽しみ下さい。
・スウェットのセットアップ
リアルに着用出来るスウェットのセットアップもPinatexを貼り付ける事でモード感のあるアイテムに仕上がっています。
・トートバッグ(配布あり)
洋服で表現した「貼り付ける」のディテールを落とし込んだトートBAGとなっています。
■BASE MARKについて
ベースマーク(BASE MARK)は、日本のウィメンズファッションブランド。デザイナーは金木志穂。
ブランドコンセプトは“スタンダードをモードに遊ぶ普遍的なアイテムをモードに昇華することでファッションの進化を創造する。”
テーラードアイテムのパターンアレンジを得意とし、スタンダードなアイテムにテクニックを駆使して遊びを加え、モードに着用できるアイテムに昇華。ウール素材を軸に、レイヤードや異素材ミックスなどによって本来のウールのイメージを一変。新たなウールの価値を表現する。
■BASE MARKコメント
今回のコラボでブランドとしてもサステナブルな取り組みを表現出来るのは非常に良い機会となると考えております。ものづくりの過程で出来る限り環境や社会に対する配慮はしながらも進めていましたし、形になる様に過去に色々と挑戦しましたが、それが1つの形や結果として表現できることが今まで出来ていませんでした。
今回DoleさんのPinatexという実態のある素材で実際にコレクションを発表出来ることはブランドのサステナブルな取り組みとして1つの大きなステップになると感じています。また、Pinatexの素材はレザーの様なハリ感もあるが、天然素材特有の柔らかさやぬくもり感が同時に感じられ、洋服の部分使いやBAGや小物類など実際に手に触れる部分で使用するのに非常に良い素材だと感じております。またカラーパレットの色出しが非常に綺麗な色味で、日本の素材にはなかなか無くカラーだけでも一線を画する素材だと思いました。
■株式会社ドールコメント
Doleは2021年に立ち上げた「もったいないフルーツプロジェクト」を通し、規格外のフルーツを活用した食品の数々を展開して参りました。そして、Dole Promise実現に向けた更なるチャレンジとして、Dole Specialty Ingredients(DSI)という新事業を立ち上げました。DSIは、科学的イノベーションと農場直結の加工を通じ、フルーツの有機性廃棄物/非可食部からエッセンス(抽出物)、オイル、酵素、繊維などを作り出すと共に、お客様のビジネスとサステナビリティへの課題を一緒に取り組んでいくための高品質な原料をお届けする事を目指しています。また、フルーツ非可食部のアップサイクリング、グリーンテクノロジーによる二酸化炭素の排出削減、産地への還元をテーマに商品開発に注力しており、今回のパイナップル繊維はまさにDSIを象徴する製品のひとつです。
この度、日本発のファッションブランドであり、素材を大切にするBASE MARKとのコラボレーションが実現し、日本における同製品のお披露目ができることを非常に嬉しく思います。本取り組みを通し、パイナップル繊維の可能性が一人でも多くの皆様に伝わり、非可食部も含めた食品ロス削減に向けた一歩となることを願っております。
■「もったいないパイナップル」のその他取り組み
・ドール 『フルーツカップ 198g パイナップル味 食物繊維入り』
パイナップルの芯を活用した、からだにも地球にも優しい一品。加工する際に廃棄してしまいがちなパイナップル・コアを使用することで、フードロスの削減に貢献しています。ひと手間かけてパイナップル・コアをおいしく食べられるよう加工したことで、通常の果肉よりジューシーな味わいを楽しんでいただくことが可能になりました。
・プランドゥシー・メディカル株式会社『アナナス美容水』
パイナップルのカットで生じた加工残渣を発酵や低温蒸留等の技術を用いた高機能美容水。研究の結果、植物プラセンタに値するパイナップル乳酸桿菌培養液は、動物プラセンタを上回る働きがあることが分かりました。
未利用部位を原料にした人にも環境にも優しいサステナブルな化粧品。
URL:https://pdsm.co.jp/1
■株式会社ドールとは
会社名 :株式会社ドール/Dole Japan, Inc.
創業 :1965年
設立 :1982年12月28日
資本金 :8000万円
代表者 :代表取締役社長 渡辺 陽介
社員数 :188名(2022年4月現在)
事業内容:青果物の生産、加工、販売及びマーケティング活動 他
営業収益:563億円(2022年3月期)
■The Dole Purposeについて
170年近く前に小規模ながら使命に駆られて創業したドールは、栄養のある健康的な食物は日光のように誰にでも平等に与えられるべきだと考えています。
私たちのスローガンである「Sunshine For All」が、私たち自身だけでなく、世界中のすべての人々にとって重要なのはそのためです。
私たちは年齢や収入、住んでいる場所、人種、性別を問わず、すべての人が健康的な栄養にアクセスでき、このアクセスが地球を犠牲にすることなく実現する、公平な世界を支持したいと考えています。
■The Dole Promiseについて
明るい世界のために、ドールが守る約束
ドールは、日本の「三方よし」の考え方に基づく「The Dole Promise」 明るい世界の実現のために、ドールが守る約束を策定し、これに基づいた企業活動を行っています。
① 10億人の人々に栄養へのアクセスを
② 精製糖ゼロ
③ フルーツの埋め立て廃棄ゼロ
④ 化石資源由来のプラスチック包装の廃止
⑤ 事業活動による温室効果ガスの排出実質ゼロ
⑥ すべてのステークホルダーにとっての共有価値
URL:https://dolesunshine.com
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