キアゲン、新キットQIAseq Targeted cfDNA Ultra Panelsの国内販売を開始

がんの再発や変異をリキッドバイオプシーから測定。高精度で簡便性が高く、リキッドバイオプシー研究の普及に貢献。

株式会社キアゲン

株式会社キアゲン(東京都中央区、代表取締役社長サカシタ・ショーン、以下キアゲン)は、血液でがんの遺伝子変異を検出する「リキッドバイオプシー」に対応した次世代シークエンス用解析試薬「QIAseq Targeted cfDNA Ultra Panels」を、6月1日より発売します。あわせて、6月1日15時より、日本語での製品説明ウェビナーを行います。(URL:https://go.qiagen.com/GN_Webinar_0601/

「リキッドバイオプシー」を使用した遺伝子解析は、侵襲性が低く、がんの変異や再発をより早期に発見できる検査へ応用ができるとして期待されていますが、がん組織を採取する手法に比べると感度に差があることが課題となっていました。「QIAseq Targeted cfDNA Ultra Panels」は、きわめて高い感度で遺伝子の変異を検出するという特徴があり、さらに、解析作業の簡便性が高いことから、「リキッドバイオプシー」の本格的普及、ひいては、がん研究に貢献することが期待されます。


【リキッドバイオプシーを使用した遺伝子変異検出】

現在、がんゲノム異常の解析手法は、がん組織を採取しての検査が主流です。しかし、患者の体の負担になり、ゆえに、高頻度で行うことは難しいという実情があります。また、採取が上手くいかない、採取に時間がかかることで解析までの期間が必要になり治療決定が遅れてしまう、といったリスクがあります。

一方で、リキッドバイオプシーは、血漿中に含まれているcfDNAというDNAを検査する手法です。cfDNAは破壊・死滅した細胞に由来するDNAで、その解析を行うことで原発ガンや転移がんなどの遺伝子変異解析が可能です。血液採取のみで検査ができるため、体に負担が少ない検査方法として、診断、予後予測、治療モニタリングなどにおける活用が期待されています*1。


【QIAseq Targeted cfDNA Ultra Panels】

cfDNAから8時間未満で次世代シークエンサー(NGS)に適したライブラリー作製できる研究用試薬です。体細胞遺伝子の変異を低濃度のcfDNAから迅速、かつ正確に検出。ケミストリーの強化、酵素エラー率の低減、最適化されたバイオインフォマティクスパイプライン*2により、0.1%のバリアント*3アレル頻度(VAF)体細胞遺伝子のバリアント検出を達成することができるなど、リキッドバイオプシー研究が求める検出感度の要件に対応しています。


■脚注

*1:国立研究開発法人 国立がん研究センター掲載「消火器がんのがんゲノム医療のさらなる発展 
リキッドバイオプシーによるゲノム解析の有用性を証明へ(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2020/1006/index.html)」より 

*2:研究開発段階にある医薬品や再生医療等製品の候補品のこと

*3:遺伝子の変化を指す


■詳細情報:

Ÿ   QIAseq Targeted cfDNA Ultra Panelsについては ➡ https://www.qiagen.com/ja-jp/products/discovery-and-translational-research/next-generation-sequencing/dna-sequencing/somatic-panels/qiaseq-targeted-cfdna-ultra


製品のお問い合わせ先 :

株式会社キアゲン マーケティング・コミュニケーション 
Email: info-jp@qiagen.com


【イベント概要】

名 称: cfDNAのレアバリアント検出に最適化されたNGSパネル(新製品)のご紹介 

主 催: 株式会社キアゲン

日 時: 2023年6月1日(木)15:00~15:30 ※14:45より入室可能

会 場: オンライン(Zoom)

演 者: 中村 翔太(株式会社キアゲン Application Specialist, Genomics)

参加費: 無料

申込み: https://go.qiagen.com/GN_Webinar_0601/


  • 株式会社キアゲンについて

QIAGENグループの日本法人である株式会社キアゲンは、QIAGEN本社の企業戦略および経営方針との連携を通して、日本国内の幅広いライフサイエンス研究、分子診断分野においてSample to Insightソリューションを提供しています。1997年設立で、120名の社員が所属しています。(2022年12月31日時点)

詳細はこちら http://www.qiagen.com/jp/


  • QIAGENについて

QIAGEN N.V(本社:オランダ)は、Sample to Insight ソリューションを提供するリーディング・グローバル・プロバイダーとして、研究者のみなさまが生体試料サンプル(Sample)から価値ある生物学的知見(Insight)を得ることに貢献しています。
QIAGENのサンプル調製テクノロジーは、血液、組織その他の物質からDNA、RNAやタンパク質を単離処理し、バイオ分子を可視化、分析可能な状態で検出します。そのサンプルを、バイオインフォマティクスソフトウェアやその知識ベースを用いて分析することで、関連したデータを実用可能な価値ある知見として解釈することができます。また、QIAGENの持つ自動化ソリューションにより、一貫したワークフローとして効率的かつ 効果的な研究プロセスを実現します。
QIAGENは分子診断(ヒューマン・ヘルスケア)やライフサイエンス(アカデミア、創薬研究開発、産業アプリケーション、法医学など)に従事されている世界中500,000名以上の顧客のみなさまにこれらのソリューションを提供しています。
売上高は約18億7千万ドルでフランクフルト証券取引所およびニューヨーク証券取引所に上場。35ヵ国、6,200名以上の社員が所属しています。(2022年12月31日の時点)

詳細はこちら http://www.qiagen.com

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会社概要

株式会社キアゲン

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京語中央区勝どき3-13-1 Forefront Tower2
電話番号
03-6890-7300
代表者名
サカシタ・ショーン
上場
海外市場
資本金
1300万円
設立
1997年11月